土壌を構成する砂と粘土の割合による分類を土性という。以下のように分類される。
砂土(さど):土壌に含まれる粘土が12.5%未満のもの。
砂壌土(さじょうど):土壌に含まれる粘土が12.5?25%のもの
壌土(じょうど):土壌に含まれる粘土が25?37.5%のもの
埴壌土(しょくじょうど):土壌に含まれる粘土が37.5?50%のもの。
埴土(しょくど):土壌に含まれる粘土が50%を超えるもの
上に記したものほど排水がよいが、保水力・保肥力が弱い。
土壌は、気候やそれによる植生の影響を強く受けたものを成帯土壌、母岩や地形などの影響を強く受け、局地的に見られるものを間帯土壌と呼ぶ。
成帯土壌は、主に以下のように分類される。
熱帯のラテライト(ラトソル)
熱帯から温帯にかけての酸化物を多く含んだ紅色土や黄色土
温帯から冷帯にかけての落葉広葉樹を育む褐色森林土
冷帯から寒帯にかけてのポドゾル
寒帯で下層が永久凍土層になっているツンドラ土
ほか、プレーリー土や中央ユーラシアの黒土(黒色土、チェルノーゼム)など
間帯土壌には、地中海沿岸のテラロッサやブラジル高原のテラローシャ、デカン高原のレグール、ほかに泥炭土などがある。元になる岩石が、特殊な成分を含んでいる場合などには、土壌の性質により、異なる植生を生じる場合がある。
土壌中には、多数の生物が住んでいる。その多くは土壌中にのみ生活しているものである。
動物の場合、これを土壌動物という。大きいものではモグラやミミズ等が穴を掘って生活しており、中型?小型のものには落ち葉や土の間に生活する昆虫やダニなど、小さなものでは落ち葉表面の水に生活する原生動物などが含まれる。
微生物も重要である。カビやキノコなどの菌類、細菌類といった土壌微生物もきわめて多数生活している。土壌中の従属栄養性の微生物は、生物遺体や排泄物あるいは有害な有機化合物等を分解して、二酸化炭素や水などに変換し、大気や地下水などへ放出する。土壌には、植物の根と共生して養分を供給する菌根菌や根粒菌などが生息し、植物の生育を支えている一方、動植物の生育を阻害する多くの病原微生物も生息している。
これらの生物は堆積する植物遺体の分解や、土壌の撹拌をすることで、土壌の形成に大いにかかわっている。
広義の土壌は、以下の機能を持っている。以下のうち自然機能については、土壌の環境機能と呼ばれている。
自然機能
生物の生存空間
自然界の構成要素
地下水の媒体
利用の機能
天然資源の存在
居住地・保養地の存在
農業・林業用地の存在
その他の経済的・公用的利用地の存在
自然・文化遺産の存在場所
外部リンク
⇒日本土壌肥料学会
⇒土壌物理学会
⇒日本土壌微生物学会
ウィキメディア・コモンズには、 ⇒土壌 に関連するカテゴリがあります。 カテゴリ: 土壌
更新日時:2008年10月5日(日)22:14
取得日時:2008/10/14 12:33