ちなみに「中華人民共和国(大陸中国)は国定教科書制度である」という意見がしばしば見られるが、すでに1980年代後半から教科用図書を多様化する改革が行われ、現在では教科用図書検定制度を導入している。
国定教科書の制度はすべての学校における学習者に対して同一教材を配布することをなど目的としているが、教科用図書に関して決定を行う行政機関の意志が反映され、それが、教科「社会」、特に歴史教育に現れると極端なナショナリズムの増長に繋がり易いといわれている。その結果、自由な歴史研究や議論を封殺し偏った歴史観を学習してしまうおそれも可能性も指摘されている。
国定教科書を採用している国は「学問の自由が制限される傾向がある」ともいえる。反面、学校ごとの教育内容の差異を最小限に抑えることができ、入学者選抜における学力検査の際にも「どこまで学べばばよいか」という明確な基準があるため、受験生の負担が減るなどの利点もある。以上より、一概に国定・検定・認定・認可・完全自由採択その他の優劣を判断することは難しい。
教科用図書検定の制度が「記述の誤りを正す」立場ではなく「行政機関が児童・生徒に配布したい図書に対する記述のあり方を強く示唆する」とする検定を行うと国定教科書の制度に近づくと考えられる。
学校教育法施行規則によって、初等教育の課程(小学校の課程、特別支援学校の小学部の課程)において英語が必須化されたときを踏まえて日本全国において共通教材を使用することが検討されている。
文部科学省は全国共通教材英語ノート試作板を公表し心のノートのような副読本としての扱いになるのかどうかは未定である。公立の小学校、公立の特別支援学校においては英語ノートを使用することが文部科学省から都道府県および市町村の教育委員会を通じて強く指導される可能性が高い。
脚注^ 初等学校のすべての教科、中学校の国語・国史・道徳、高等学校の国語・国史で国定教科書が使用されている(高等学校の近代史・現代史は検定済教科用図書が使用されている)。
関連項目
教科用図書
検定済教科書 - 教科用図書検定
文部科学省著作教科書
教科書以外の教科用図書
検定外教科書
国語読本
歴史教科書問題
外部リンク
⇒広島大学図書館所蔵 教科書コレクション
⇒韓国国定教科書全文
この「国定教科書」は、教育に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆、訂正などして下さる協力者を求めています(P:教育)。
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更新日時:2008年8月27日(水)07:43
取得日時:2008/09/08 19:31