固体(こたい、Solid)は物質の状態の一つで、変形したり体積が変わったりしない。微視的には、固体は次のような特性を持つ。
固体を構成する原子または分子は、熱振動(格子振動)よりも強い力で結合し、密に詰まっている。
原子や分子は相対的な位置関係が空間的に固定されている。これが固い性質の原因となる。鉱物学や結晶学的には、固体の中で独特の原子配列を持ったものが結晶構造と呼ばれる。結晶構造は三次元のユニット単位の周期的な繰り返しである。結晶の構造や対称性は、へき開や電子的、光学的な性質を決定する。
十分に大きな力が加わると、これらの特徴は失われる。
固体は熱エネルギーを持つため、原子は振動している。しかし、この動きはとても小さく、通常の状態では観測できない。しかし、熱振動が原子間の結合に打ち勝つようになると、液体、気体へと相転移していく。
固体を扱う物理学は固体物理学と呼ばれ、物性物理学の一分野である。また物質科学はそもそも、強度や相変化といった固体の性質を扱う学問であり、固体物理学と重なる部分が多い。さらに固体化学の領域もこれらの学問と重なるが、特に新しい物質の開発に重点が置かれている。
今まで知られている最も軽い固体はエアロゲルであり、そのうち最も軽いものでは密度は約1.9mg/cm3と水の密度の530分の1程度である。
関連項目ウィクショナリーに ⇒固体の項目があります。
結晶 - ガラス - アモルファス
相 - 液体 - 気体 - 蒸気
相転移 - 凝固点 - 融点 - 沸点 - 臨界点 - 昇華
融解熱 - 気化熱
化学 - 物理学 - 物性物理 - 流体力学
カテゴリ: 固体 | 相転移
更新日時:2008年9月27日(土)20:52
取得日時:2008/10/08 04:01