本場所における正規の取組を本割(ほんわり)と呼び、本割は番付・成績などを加味して審判部により決められる。幕内は昼過ぎ(初日のみ前々日、千秋楽は前日17時ごろ)、十両は17時ごろ、幕下以下は18時以降に翌日の取組が発表される。嘗ては東西対抗戦、一門系統別総当たり制等で行われていたが、現在は部屋別総当たり制[1]で行われる。
十両以上は期間中毎日取組があるが、幕下以下の各段力士の取組は、1場所のうち7番取組があり[2]1番相撲(初日か2日目のどちらか片方に割が組まれる)は最も番付が近い力士同士の対戦となり、以降の取組は原則成績が同じ者の中で最も番付が近い力士同士の対戦となる[3]。12日目までに6番目の相撲を取り終え、7番目の相撲に関しては、全勝力士の取組[4]は必ず13日目に行われる[5]。従って、幕下以下の各段優勝は同点者が無い限り、概ね13日目に決まることになる。同点者が複数居る場合は千秋楽の中入り時に優勝決定戦が行われる[6]。^ 優勝決定戦を除いて、同じ部屋に所属する力士同士の対戦は組まれない。他にも不文律として同じ部屋に所属していなくても兄弟等の血縁者同士の取組は組まれない。つまり北桜 - 豊桜、露鵬 - 白露山の取組は本割では組まれないのである。
^ 1番相撲…初日か2日目、2番相撲…3日目か4日目、3番相撲…5日目か6日目、4番相撲…7日目か中日、5番相撲…9日目か10日目、6番相撲…11日目か12日目、7番相撲…13日目か14日目か千秋楽−となっているが、休場力士が出た場合(特に十両以上で)は幕下上位(若しくは序ノ口下位)では番数が1番前倒しになる(例・2日目に2番相撲、6日目に4番相撲)。全勝力士は全勝同士の割が優先となる為に、幕下上位の力士を十両の土俵に番数を繰り上げて取らせる際には既に1敗以上している力士が選ばれる場合が多い(勿論、1番相撲の場合を除く)。
又、場所終盤で十両−幕下の入れ替え戦が組まれる際にも、幕下上位で割の前倒しが見られる(例・11日目迄に6番を取り終え3勝3敗、7番相撲は12日目に十両力士との入れ替え戦でその場所の全取組が終了)。
^ スイス式トーナメント方式を参照。
^ 但し、
? 三段目(東西各100枚)や序二段(同120枚程度)より枚数が遥かに少ない幕下(同60枚)や序ノ口(同35枚程度)では、偶に6戦全勝の力士が2人残らず1人だけになる
? 全勝力士の地位が離れ過ぎている(三段目最下位の6戦全勝−序二段最上位の6戦全勝の力士同士、若しくは序二段最下位の6戦全勝−序ノ口唯一の6戦全勝の力士同士の地位を比較した場合等)
? 全勝力士の数が合わない(奇数になる)
等のケースがあり、これらを理由に星違い(全勝−1敗)の対戦もしばしば見られる。
^ 全勝力士の割が13日目に組まれずに14日目若しくは千秋楽に組まれた前例も稀に存在するが、千秋楽の中入りの時間に行われる表彰式の段取りを整える為に、基本的には13日目に組まれることになっている。
^ 但し、十両力士の同点対象者が幕内力士との取組が組まれた場合は体力の消耗等を考慮し、幕内の取組が数番取られた後に優勝決定戦が行われる。
本場所の名称は、一月場所、五月場所などのように開催月を付けて呼ぶのが正式で1958年に規定された。日本相撲協会の番付・取組・星取表には「○月場所」と表記されており、季節や地名を用いた呼び名も新聞やテレビなどではよく使われる(特にNHKのテレビ中継は通称が番組のタイトルになっている)。これは通称であるが、現在ではこの名称で呼ばれることが多い。
開催月正式名称通 称開催場所初 日
1月一月場所初場所両国国技館1月の第1または第2日曜日
3月三月場所春場所(大阪場所)大阪府立体育会館3月の第2日曜日
5月五月場所夏場所両国国技館5月の第2日曜日
7月七月場所名古屋場所愛知県体育館7月の第1または第2日曜日
9月九月場所秋場所両国国技館9月の第2日曜日
11月十一月場所九州場所福岡国際センター11月の第2日曜日
本場所は毎日連続で15日間開催されるが、日によって進行時間は多少異なったりする。前相撲に関しては、3月場所では人数が多いため2日目から開始されるが他の場所では3日目から開始され、前相撲終了後に序ノ口取組が開始される。幕下の取組を残り5番を残して十両の土俵入りが行われるのは、昭和40年代末のオイルショックの際に光熱費節減のため、それまであった幕下-十両間の休憩時間が省かれるようになったからである。十両力士は幕下上位五番の取組中の時間を利用して、化粧廻しから取り廻し(締め込み)に締め換える。
時間内 容
8:00寄せ太鼓
8:30序ノ口取組
序二段取組
三段目取組
幕下取組(幕下上位五番を除く)
14:40十両土俵入り
幕下取組(幕下上位五番)
十両取組
協会御挨拶(初日と千秋楽のみ)
十両取組(残り3番)
15:50中入り
幕内土俵入り
横綱土俵入り
顔触れ言上(ごんじょう)
幕内取組
17:55弓取式
18:00打ち出し(撥ね太鼓)
かつて使われていた会場
東京 - 蔵前国技館(1984年まで)
大阪 - 大阪市中央体育館(旧): 1986年に大阪府立体育会館の全面改修工事のために1度だけ開催された。
名古屋 - 名古屋市金山体育館: (1958年〜1964年)、会場は飛行機の格納庫を改造して建設されたが、空調がなかったため室内でも猛暑の中で開かれ、支度部屋には氷柱がおかれ、中入りの時には場内に酸素の放出が行われたと記録にある。
福岡 - 福岡スポーツセンター(1957年〜1973年)、九州電力記念体育館(1974年〜1980年)
戦前は、戦時戦後の一時期を除き旧両国国技館が使われ、昭和2年から7年までの地方本場所は、大阪市・京都市・福岡市・広島市で開催の実績がある。