吉展ちゃん誘拐殺人事件
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死刑確定後、ある僧侶に短歌を勧められ、同人誌『土偶』に福島誠一というペンネームで投稿。1980年に出版された歌集『昭和万葉集(講談社)』に彼の短歌が掲載され、3年後の1983年、『氷歌―吉展ちゃん事件から20年 犯人小原保の獄中歌集(中央出版)』が出版。


事件の反響など

この事件の捜査に当たって犯人を取り逃がすという失敗を犯してしまった。直後に狭山事件も発生し、ここでも捜査陣が犯人を取り逃がしてしまうという失態を再び演じたことで警察に対する批判が沸き起こり、狭山事件においてその後の捜査の強引さに結びついたと言われている。

またこの事件を一つのきっかけとして、1964年に刑法の営利誘拐に「身の代金目的略取」という条項が追加され、通常の営利誘拐よりも重い刑罰を課すように改められた。

この事件に題材をとり本田靖春小説『誘拐』を執筆、第39回文藝春秋読者賞と第9回講談社出版文化賞を受賞し、テレビドラマ化(1979年、『戦後最大の誘拐事件 吉展ちゃん事件』。小原役は泉谷しげる)もされた。

なお刑事ドラマなどでの容疑者取調べの際、カツ丼が定番メニューとなったのはこの事件がきっかけという説があり、小原が幼いころから貧しかったためにカツ丼の様な高級品は食べたことがなく食べさせた途端に自供したという。しかしながら、小原を自供に追い込んだ刑事平塚八兵衛の回想にもそうした話は一切出てこない(小原が拘置所の食事の準備を物音から察知して「食事の時間だから房に戻せ」と言ったという話が出てくる)ことから、他の事件の話を擬したものか都市伝説である可能性が高い。現在は供応行為として自白の任意性が否定されるため、このような事は絶対に行われない。

小原が逮捕された翌朝の1965年7月5日にNHKが放送した「ついに帰らなかった吉展ちゃん」は、ビデオリサーチ・関東地区調べで59.0%の視聴率を記録した。これは2007年現在もワイドニュースの視聴率日本記録である。


1965年3月、この事件を主題とした楽曲『かえしておくれ今すぐに』(作詞:藤田敏雄、作曲:いずみたく)がフランク永井ザ・ピーナッツボニージャックス、市川染五郎(現・松本幸四郎)の競作で発売された。事件の犯人に訴えかけたこの楽曲は、日本の音楽史上、おそらく空前絶後の「たったひとりの人物に聴かせるために作られ、発売された歌」であり(小原は留置場ラジオで、この歌を聴いていたという)、小原の逮捕・犯行自供後はラジオ等で流れることもなくなった(ザ・ピーナッツのバージョンのみ、CD化されている)。


関連項目

天国と地獄 (映画) - 小原が犯行に当たってヒントにしたといわれる。

鈴木隆雄 - 元科警研副所長。警察で当時、声紋鑑定をしていなかった事を説明している。

金田一春彦


外部リンク

「無限回廊」吉展ちゃん誘拐殺人事件

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カテゴリ: 昭和時代の殺人事件 (戦後) | 日本の誘拐事件 | 台東区 | 1963年 | スタブ

更新日時:2008年8月16日(土)08:04
取得日時:2008/08/17 22:35


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki