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台湾の歴史(たいわんのれきし)では、台湾地域の歴史区分と主要な歴史的内容の概略を述べる。詳細については各時代ごとの項目を参照のこと。なお、台湾地域の地域範囲については台湾の地域範囲を参照のこと。
目次
1 概略
1.1 先史時代 (1624年以前)
1.2 オランダ植民統治時代(1624年 - 1662年)
1.3 鄭氏政権時代(1662年 - 1683年)
1.4 清朝統治時代(1683年 - 1895年)
1.5 日本統治時代(1895年 - 1945年)
1.6 南京国民政府統治時代(1945年 -1949年)
1.7 台湾国民政府統治時代(1949年 - 1996年)
1.8 台湾総統選挙時代(1996年 - 現在)
2 関連項目
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先史時代 (1624年以前)
地質学の研究によれば今から300万年から1万年前の更新世氷河期の時代、台湾は中国大陸と地続きであり、大陸から人類が台湾に移住し、居住していたと考えられている。現在台湾で確認されているもっとも古い人類は台南県左鎮郷一体で発見された左鎮人であるが、その生活文化がどのようなものであったのかについては具体的な考古学の成果が上がっていない。
また考古学により旧石器時代晩期(5万年 - 1万年前)には人類の居住が開始されていたことが確認されている。現在確認されている台湾最初の文化は長浜文化(台東県長浜郷の八仙洞遺跡などが代表例)であり、大量の打製石器及び骨角器が発掘されている。長浜文化は中国南部の文化とある程度の類似性を有しているが、現在の考古学の成果からは台湾の旧石器時代の民族系統については確定するに至っていない。
台湾での新石器時代及び金属器時代の文化は旧石器時代の文化との関連性は高くない。この時期は発掘された遺跡により台北県八里郷の大?坑文化及び十三行文化、台北盆地の円山文化及び植物園文化、台東県の卑南文化等が存在しているが、出土品の中に中国大陸からの貨幣なども含まれており、台湾以外との外部交渉が行われていた傍証となっている。現在定説となっているのは新石器時代以降の先史文化は台湾南島語系民族によるものであり、現在の原住民が台湾に定住する以前に、別の族群が台湾に居住していた可能性を示している。卑南遺跡。鳥居龍蔵撮影
日本人学者移川子之蔵は台湾の先史時代より20以上の先住民族が居住していた可能性を指摘し、また一部は現在の原住民の祖先(十三行文化人のガダガラン族祖先説)であるとも考えられている。しかし考古学の発掘は未だ新石器文化と台湾原住民との間を具体的な継承関係を確定できていない。
台湾原住民はオーストロネシア語族に属し、古くは中国大陸南部に居住していたと考えられている。その後北方漢民族などの圧力を受けて台湾に押し出され、そこから南太平洋一帯に進出していったという説が有力である。しかし一度台湾から出て行った種族が、再び台湾に戻ってくるなど、その移動は複雑で未だ不明な点が多い。
台湾は、東海(東シナ海)上にある島として古くから中国人にその存在を認識されていた。『三国志・呉志』、『隋書・流求伝』及び『文献通考』などに台湾を記録したとも考えられる記録があり、『隋書・流求伝』では「流求国在海中、当建安郡東、水行五日而至(流求国は海中に在り、建安群の東に当たり、水行こと五日にして至る)」と記載され、中国の歴史学者は中国と台湾との間の交渉の論拠としている[1]、しかしこの記述が台湾を記録したものか不明であるとし[2]、流求とは琉球群島であるという反論もなされている[3]。