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古文経伝

古文学では六経の順序を『』『』『』『』『』『春秋』とする。漢代の古文経伝には次のようなものがある。

「古文易」 - 今文易と大差はないが、前漢末、劉向が今文三家易を宮中の古文易で校合したところ今文易経には「無咎悔亡」が脱去しており、民間の費直が伝えた「費氏易」だけが古文易と同じであったという。現行本『易経』のテキストは、費氏本をもとにしたの王弼の『周易注』である。

古文尚書」57篇 - 孔子旧宅の壁中から発見され孔安国が伝えたものなどをいう。「今文尚書」より16篇多い「逸書」が存在した。代、永嘉の乱で散佚。現行本『書経』のテキストは、東晋の梅?(ばいさく)が献上した「偽古文尚書」である。

「毛詩」29巻 - 前漢の毛亨・毛萇が伝えた。現行本『詩経』のテキスト。

「周官」6篇 - 現行本『周礼』のテキスト。

「礼古経」56篇 - 『儀礼』の古文経。現行本『儀礼』のテキストは、鄭玄今文の高堂本と礼古経を校合してできたものという。ただし、礼古経は56篇であり、高堂生が伝えた今文経17編より39篇多いが、この39篇は散佚し『逸礼』といわれる。

「春秋古経」12篇 - 単独では現在に伝えられておらず、『春秋左氏伝』に付随して伝えられている。「春秋古経」と「春秋左氏伝」を配合したのは西晋杜預とされる。他の二伝が伝える『春秋』よりも2年分多い哀公十四年まで記載されている。

「春秋左氏伝」30巻 - 現行本『春秋左氏伝』のテキスト。

「古論」21篇 - 古文の『論語』。孔子旧宅の壁中から発見された。現存しない。現行本『論語』のテキストは、後漢張禹今文の「魯論」を中心に同じく今文の「斉論」と校合して作った「張侯論」をもとに、鄭玄が「古論」と校合して作ったという『論語注』である。

「古文孝経」1篇 - 孔子の旧宅壁中から古文尚書とともに発見され、孔安国が伝を作った。代に散佚。代に再発見されたものは偽書の疑いが高いという。これも中国では代に散佚した。日本代に輸入されたものがあるが偽書とされる。
カテゴリ: 経書 | 漢字書体

更新日時:2007年11月14日(水)00:21
取得日時:2008/08/13 20:13


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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