緯度0度から北緯23度付近まで広がっている熱帯・亜熱帯の海域である。南西部のマレーシア東方付近は大陸棚が広く発達しており、水深200m以下となっている。東部は深く、特にルソン島北西沖にはマニラ海溝があって、ユーラシアプレートがフィリピン海プレートの下に潜り込んでいるともいわれる。太平洋とは主に台湾、フィリピン諸島、カリマンタン島などで区切られており、バシー海峡など限られた海峡で結ばれているに過ぎない。海域内における大きな島は海南島程度であるが、サンゴ礁も含めて中小の島嶼は多く、南海諸島(南沙諸島、中沙諸島、西沙諸島、東沙諸島)、南ナトゥナ諸島、アナンバス諸島がある。ベトナム南東海域やブルネイ沖では石油も採掘されている。
200以上の島と礁が知られており、大部分は南沙諸島にある。同諸島は810kmと900kmの広さに及び、最大の島はタイピン島(イトゥアバ)で、長さ1.3km、最高海抜3.8mである。また、フィリピンのパラワン諸島とはパラワン海溝を挟んでリード礁と呼ばれる長さ100kmの海山があり、面積8,866平方kmは環礁として世界最大。いまや水深20mに沈んでいるが7千年前に氷期が終わり海面が上昇するまでは島であった。
スプラトリー諸島(南沙諸島)などをめぐっては7カ国が領有権を主張し合っているが、各国が資源開発を独自に行う姿勢を示したり、共同で資源開発を行うなど様相は複雑化している。
南部にあるスプラトリー諸島については、中国は全体の領有を主張し、対するベトナム、マレーシア、台湾、フィリピン、ブルネイの5カ国は一部分の領有を主張している。
西部にある西沙諸島(パラセル諸島)については、中華人民共和国、中華民国(台湾)、ベトナムの3ヵ国が領有権を主張している。
中国とベトナムはトンキン湾、マレーシアとベトナムはタイ湾、マレーシアとフィリピンは東ボルネオ沖を巡って排他的経済水域を主張している。 カテゴリ: 東アジアの地形 | 東南アジアの地形 | 南シナ海
更新日時:2008年8月1日(金)09:14
取得日時:2008/08/14 21:38