オーストリアやアイルランドの大統領は、憲法上フランスの大統領よりも強大な権限を与えられている。しかしこれらの国家では政治的慣習として、大統領はその権限の多くを行使しようとしないため、実質的には一元主義型議院内閣制と同等の政治体制となっている。また、フィンランドはフランスの第五共和国憲法を模した制度を利用してきたが、2000年の新憲法により大統領権限は縮小され、大統領の専権事項とされたいくつかの事項は議会及び政府と協力して行なうこととされた。よって今のフィンランドは議院内閣制に近い体制となっている。
主な国家
ウクライナ - 大統領は議会解散権を持たず、首相指名には議会の承認が必要
エジプト - 実質的には大統領の強権政治
スリランカ
台湾(中華民国)
総統(大統領)が行政院長(首相)を任命。立法院(国会)の承認は不要。総統による立法院の解散は、立法院が行政院長不信任決議を採択した場合のみ、行政院長の要請を受けた上で実施できる。
韓国 - ただし大統領は議会解散権をもたない
ニジェール
パキスタン - 1998年以降、実質的にはパルヴェーズ・ムシャラフによる軍事独裁政権が続いている
フランス - 典型的な半大統領制
モンゴル国 - ただし大統領は議会解散権をもたない
リトアニア
ルーマニア
レバノン - ただし首相の権限が徐々に強まっている
ロシア - 首相は内政のみに責任を負う形式であり、外交及び国防関連省庁の所轄権限を持たない
参考文献
モーリス・デュヴェルジェ著、時本義昭訳 『フランス憲法史』 みすず書房。
Maurice Duverger, Les r?gimes semi-pr?sidentiels, PUF(1 avril 1986)
関連項目
国家元首
大統領制
議院内閣制
コアビタシオン
フランス第五共和政
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更新日時:2008年8月4日(月)17:33
取得日時:2008/08/18 17:49