刀剣のうち、片刃のものを刀と呼び、両刃のものをさして剣と呼ぶのが中国語の漢字の字義からは正しい。ただし日本語およびその文化では、広義の「剣」は刀も含めた刀剣類全般を指す言葉として用いられる。
特殊な物を除き一般的な刀剣は、突いたり斬ったりするのに一番重要なのは、切先から10〜30cm辺りで(日本では物打ちと言う)それ以外の刃は悪く言えば不必要な飾りで、大量生産された物の中には最低限の刃しか付いていない物も多い。
木刀や刃引きされた刀(刃をなくし切れない)に対して、「木剣」や、実際に刃を有する刀を「真剣」と称し、また「刀」を用いる武術・武道のことを、刀術(『本朝武藝小傳』など極少数の文献にのみ使用される)ではなく剣術、剣道と言うことからも「刀」と「剣」という語の関係が透けて見える。これは、日本では、剣から日本刀へ、ほぼ完全に変化した事が大きく影響されていると思われる。
中国では両手に同じ大きさの剣を持つ双剣術と日本刀と同じように一本の剣を持つ単剣術があるが、基本的に片手だけで扱う。両手で扱うものは双手剣として分けられる。
刀剣の歴史は長いが、旧石器時代以前から狩猟に用いられてきた槍ほどに古いものではない。
新石器時代にはアジアやラテンアメリカなどは、鋭利に磨かれた黒曜石の“刃”を木で作った刀身に並べて付けた細石刃を用いた剣などが存在する。同様に、金属の加工や入手が困難であった太平洋地域では、木製の平たい棍棒にサメの歯を並べて植えた剣が作られた。なお、純然たる木製の剣もアフリカ地方には存在している。これらも使いようによっては十分に致命的な威力をもつ武器であった。
青銅器時代から金属加工技術の冶金技術の発達により、刃の長い武器、すなわち剣が制作可能になり、使用されるようになった。材料は銅や青銅が用いられていたが、鉄器時代を経て鉄が用いられるようになり、やがて鉄を高温の炉で精錬した鋼が用いられるようになった。
銃器が発明された頃には、銃が先込め式で一発撃ったら再装填に時間がかかって外すとほとんど無防備となるなど信頼性に欠くことから、先込め銃と複合させた剣も一時期製造された。
剣は、王位の象徴とされることが多く、神話や伝説中では魔法の力を持つなどとされて、名を残している剣も数多い。中でも、アーサー王伝説に登場するエクスカリバーや中世叙事詩『ローランの歌』に登場するデュランダルは有名である。
ここでは、狭義の剣の種類を述べる。片刃のものに関しては刀、両刃のものであっても日本のものに関しては日本刀を参照。
短剣
ジャマダハル(カタール)
ソードブレイカー
ダガー
マインゴーシュ
スティレット
ククリ
長剣
エストック
グラディウス
クレイモア
グレートソード
ショートソード
ツーハンデッドソード
バスタードソード
パタ
フランベルジェ
ブロードソード
レイピア、エペ、エスパダ・ロペラ
ロングソード
スクラマサクス
ショーテル
有名な剣
シュチェルビェツ( ⇒Szczerbiec) ぎざぎざのある剣という意味で、ポーランド王国において、国王の戴冠式で使われた剣。
ティソナ(Tizona) スペインの英雄エル・シドの使用した剣
日本の剣については、日本刀一覧を参照。
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