この時代には、何度かの氷期があった痕跡が認められる。現在分かっている最古の氷期は、約24億年前から約22億年前の頃のヒューロニアン氷期である。また、8億年前から6億年前にかけては2度の氷期が訪れ、スターティアン (Sturtian) 氷期、ヴァランガー (Varangian) 氷期と言われている。最近では、これらの氷期において、地球が赤道まで氷河に覆われるスノーボールアース(全球凍結)と呼ばれる状態になった可能性が指摘されている。
初期の大気は地球が形成された約46億年ごろからすでにあったとされているが、その他の初期の大気についてはほとんど分かっていない。現在、2つのモデルが考えられている。1つは、最初に、太陽の周りにあった星間ガスから、水素やヘリウムを主体とする大気ができたが、太陽が初期に明るく輝く時期があり、その時に吹き飛ばされ、その後に隕石に由来する二酸化炭素や水蒸気を主成分とする大気ができたとする説。もう1つは、最初から二酸化炭素や水蒸気を主成分とする大気ができたとする説である。地球上での酸素の存在が確認されたのは約35億年前であるが、いずれにしろ当時における酸素成分は非常に少なかった。
初期の大気は、水蒸気がおよそ300気圧、二酸化炭素や一酸化炭素が50気圧から100気圧、窒素が1気圧ほどだったと考えられている。しばらくすると水蒸気が凝縮して海が形成され、二酸化炭素が主成分となった。初期の太陽は光度が現在の70%ほどしか無かったが、大量の二酸化炭素の温室効果のため、現在よりもかなり気温は高かった。地表の気温が60℃を超えていたと考えられる痕跡も残っている。二酸化炭素は海に吸収されたり、炭酸カルシウムとなって沈殿したりして徐々に減少していった。
27億年前にはシアノバクテリアによる光合成が始まり、酸素が大量に作り出されるようになる。生じた酸素は主に海水中の鉄イオンなどと化学反応を起こし、大量の酸化鉄を沈殿させた。現在使われている鉄鉱石やマンガンなどの大部分は、この時沈殿した酸化物が隆起して地上に現れたものを掘り出して生産されている。古い岩石には、この時に鉄と酸素が結合して沈殿した証拠である縞状鉄鉱層が大量に含まれている。海水中のイオンをほとんど沈殿させると、酸素は大気中へと放出され、蓄積していった。こうして、現在のように、酸素が大気の主成分の1つとなっていった。
ただし、この当時の酸素の割合は、1%程度にすぎなかったとする説もある。最近では、8億年前から6億年前にかけて、全球凍結が起こり、その終了とともに爆発的に光合成を行う微生物が増殖したため、酸素濃度が1%から20%ほどに一気に増えたとする仮説が提出されている。
先カンブリア時代は地質学的証拠に乏しい時代であるため、先カンブリア時代に属する地質年代に関しての用語はまだ定まっていない。一般には、冥王代、始生代(太古代)、原生代に区分されることが多い。さらに細かい時代に分けられることもある。
詳細は地質時代を参照
先カンブリア時代
冥王代
始生代
原生代
顕生代
古生代
カンブリア紀
オルドビス紀
シルル紀
デボン紀
石炭紀
ペルム紀
中生代
トリアス紀
ジュラ紀
白亜紀
新生代
第三紀
古第三紀
暁新世
始新世
漸新世
新第三紀
中新世
鮮新世
第四紀
更新世
完新世
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地球史年表
外部リンク
PALEOMAP Project : ⇒Late Precambrian Supercontinent and Ice House World (英語)
⇒地質年代表(仲田崇志)
カテゴリ: 地質時代 | 先カンブリア時代
更新日時:2008年8月17日(日)07:24
取得日時:2008/10/14 16:06