九龍
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旺角には整備されたバスターミナルなどはないが、大手バス会社の路線が集約されている他、多くのミニバスの発着点になっているなど、交通の要衝である。2007年12月1日まではMTRと九広東鉄に同じ名前の旺角駅があった。両駅は多少離れており、この駅での乗り換えには多少の時間を要するので、注意が必要である。このため2007年12月2日に九広東鉄がMTR東鉄線となったのを機に東鉄線の旺角駅が旺角東駅へと改称された(両路線とも、九龍塘駅が正式な乗り換え駅となっている)。


紅?香港體育館

紅?ハチソン・ワンポア(和記黄埔)などの企業が開発した広大な住宅群と、九広鉄路のターミナル駅である紅?駅がある場所である。

九広鉄路の紅?駅は、以前尖沙咀にあった九龍駅の代替として建設され九龍駅と名乗っていたが、機場快綫や東涌線の九龍駅との混同を避けるため1998年に紅?駅と改称された。また2004年までは九広東鉄の終着駅であったが、尖東駅の開業により中途駅となった。また今後は2003年開通した西鉄線と接続される予定である。広州や仏山など、中国本土の都市への直通越境列車は、九廣東鐵延伸後も紅?駅を発着駅としている。

東側は住宅地があり高層アパートが立ち並んでいる。紅?駅上の前には香港体育館があり、各種スポーツ競技やイベントが行われている。


九龍城・九龍塘九龍城の街区

九龍城は、閉鎖された啓徳空港が隣接していた場所として知られる。九龍半島の東部分が香港の行政区分としての九龍城区に含まれるが、狭義には九龍寨城に近接する下町地域を指す。

この地にはかつて清朝の軍事施設であった九龍寨城があったことでも知られる。スラム化していた九龍寨城跡地は1994年に取り壊され、九龍寨城公園として再開発された。

また九龍城は飲食店が多く集まる地域としても知られている。中華料理の他、特にタイ料理の店舗が多くを占め、加えて甜品を供する店が多数出店している。

一方、九龍城の西部に隣接する九龍塘は高級住宅地として知られ、アパートメントや学校が整然と立ち並ぶなど落ち着いた様相を呈しており、雑然とした下町という感のある九龍城とは対照的である。かつてはブルース・リーの邸宅も九龍塘にあった。


九龍湾・観塘

九龍湾から観塘にかけては、古くから開発されてきた住宅地である。超高層アパートが地下鉄路線沿いに軒を連ね、周囲に広がる山の中腹にまで及んでいる。

海岸地域には閉鎖された啓徳空港が近かった事もあり、巨大な倉庫街が広がる。付近には香港会議展覧中心が出来るまで香港でも最大級の展示施設であった、香港国際展貿中心がある。

啓徳空港跡地は、閉鎖後暫くは空港ターミナルビルを有効利用し、ゴーカートやボウリング場と言ったアミューズメント施設や自動車展示場、香港政府の合同庁舎などで使用されていた。ターミナルビルは現在既に取り壊されている。他に旧滑走路跡にセメント工場が建設されるのみで今の所目立った工事は行われていないが、最近になって旧空港用地への開発計画案も出されるなど、近い将来何らかの建設が始まるものと見られる。


深水?深水?電気街の様子

深水?は、かつて古くからこの地で生活を営んでいた蛋民などと呼ばれる水上生活者がひしめいていたものの、近年の急速な開発に伴う沿岸地区の埋立てが進んだ事や、香港社会の近代化によって現在ではその姿を見る事はない。

深水?は、アジアでも有数の電気街がある事でも知られる。世界で最も大きいとされ、日本の代表的な電気街である東京秋葉原や、それに次ぐ大阪日本橋程の規模ではないものの、それに匹敵する。

深水?電気街は、鴨寮街(Apliu St)などで新品や中古を問わず電気器具を扱う店が中心となって形成され、近年ではコンピュータやそれらのパーツ、携帯電話などの先端機器を扱う店が台頭するようになった。深水?高登電腦中心(Sham Shui Po Golden Computer Centre)や黄金電脳商場(Golden Computer Arcade)など、それらコンピュータ機器を専門に扱う雑居ビルも存在する。更に、最近では旺角同様にアニメやゲーム、漫画などの関連商品を売る店も出始めている。最近は減ってきているが、ヘビ料理の店が多いことでも有名である。

またショッピングセンターを備えた大規模な室内型の遊園地、西九龍中心がある。


西九龍・大角咀建設中のユニオンスクエア大角咀の奥運駅と奥海城(Olympian City)

西九龍では大規模開発が進められており、敷地の殆どが埋め立て地と言っても過言ではない。埋め立てが始まる前までは、船舶を台風などの荒天から避難させる避風塘 (Typhoon Shelter) と言う波止場が多く設置されていた。凱旋門 (The Arch) やフ天半島 (Sorento) などの、高級な高層住宅があり、域内にある九龍駅からエアポートエキスプレスで香港国際空港に直結し、また、MTR東涌線でビジネス街中環へ1駅であることから、近年これらの高級高層住宅は、日本人や韓国人ビジネスマンが多くすんでいる。また西九龍には、「シティゴルフ」と呼ばれるうちっぱなしのゴルフ場があり、中国へ接待ゴルフに行く日本人駐在員の間で、ゴルフの練習場としてよく利用されている。

香港国際空港へ直通する機場快線を利用するには、MTRの九龍駅が利用できる。かつて九龍駅と呼ばれた、紅?にあるMTRの紅?駅はとは異なるので注意が必要である。

九龍駅上には複合施設のユニオンスクエアが建設中である。この施設にはオフィス棟とホテル棟とを主とする、高さ484.0メートルで地上108階建ての超高層建築、環球貿易廣場が、アメリカ合衆国の設計事務所KPFの設計により2010年竣工に向け建設中で、完成すれば香港で最も高いビルとなる予定である。このビルをはじめ、周囲にはその他十数棟の高級超高層アパートメントが建設中である。

この他に西九龍埋立地では2010年頃の完成を目論み、イギリスを代表する建築家であるノーマン・フォスターや、日本の丹下健三・都市・建築設計研究所などの手により、文化施設群・西九龍博物館群計画が計画されている。ここには現代美術館、劇場、映画館、ホール、会議場、展示場、スタジアムなどが建設される見込みで、香港の芸術都市の立地を目指して建設される見込みである。

大角咀はMTR東涌線の奥運駅を挟んで東西に分かれ、東側は油麻地地区や旺角地区と隣接する古くからある下町地域である。また西側は西九龍と同じく、その殆どが埋立てによって得られた土地であり、香港上海銀行中国銀行などが入居する数棟のオフィスビルがある他、多くが超高層アパートを中心とした住宅区域で占められている。

また奥運駅の駅名は当初大角咀駅となる予定だったが、長洲島出身のヨット選手であるリー・ライ・シャンが、1996年アトランタオリンピックにおけるヨット競技のミストラル級にて、香港(当時はイギリス領)代表の選手として初めて金メダルを獲得した事にちなみ、奥運(Olympic)と名付けられた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki