中国の中原地方の料理が外部文化の料理に影響されたために地域差が大きく、地方ごとに食材・調理法が違う。さらに、仏教徒向けの精進料理として素菜が、イスラム教徒向けの豚肉とその加工製品、ラードを用いない清真菜がある。日本料理や西洋料理に比べて強い火力を用いる炒め物が目立ち、油(ラード、ゴマ油など)を多用する料理が多いという傾向がある。また、現在の中国では、火を加えない食品をとることは忌避されることがあり、温かい食事をとることが重視されるため、生野菜の使用や冷たい料理は少ない(外来料理、杏仁豆腐程度)
中華料理と呼ぶ場合は、日本人向けに味付けや調理法が工夫、創作された大衆料理を指し、中国料理と呼ぶ場合は、中国本来の料理を指す、といった使い分けがなされる場合もある[要出典]。いずれの呼称も戦後になってから作られたもので、昭和20年代までは支那料理という呼び方が一般的であった。なお、NTTのタウンページのジャンルでは「中華料理」と「中国料理」を分別している。
海外の料理や食材を積極的に取り入れ、消化・応用していくことが中華料理の特徴である。麻婆豆腐の唐辛子や、青椒肉絲のピーマンなどは中華料理に欠かせない食材となっているが、中国に伝わったのは16世紀以降と、歴史的な背景からすればつい最近導入された食材にすぎない。また、広東料理には欠かせないオイスターソースは19世紀末に開発され20世紀に入ってから普及したものである。
現在の中華料理で頻用される炒め物の技法は、北宋の時代に炉やかまどでふいごなどによって強い火力を用いることが可能となり、それが磁器の製作のほか料理にも利用されたことによるもので、以後南宋から元代にかけて普及した。しかし、古代の中華料理は現在とはかなり異なっていた。煮込み・直火焼き・羹(あつもの)が多く、今日ではすたれた膾(刺身のような生肉・生魚の料理)もよく食べられており、「羹に懲りて膾を吹く」「人口に膾炙(かいしゃ)する(「炙」は直火焼きの焼き肉)」など、古代中国由来のことわざ・慣用句にも窺うことができる。
また、中華料理の手法も、海外の料理に大きな影響を受け、独自の発展を遂げる例も珍しくない。 大皿に盛られた料理を取り分けるスタイルから、フランス料理のように一人前ずつ盛った料理をコース順に出し、素材や料理法も現代的に洗練されたヌーベルシノワなどはその一例である。
広東料理の一つである飲茶の場合、お茶をつがれる際に、中指と人差し指(もしくは人差し指1本)でテーブルをトントンと叩く。これは注いでくれる相手に対してのお礼である。 これは、中華料理を食する場合、通常は会話を楽しみながら食するので、お茶を注いでくれる人に対して礼を言うと他の人との話の腰を折ってしまうので、それを防ぐ為である。
多くにおいての中華料理を食す際には、皿は手で持たない。 スープ類には蓮華がついてくるのはその為である。 この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。
欧米など諸外国でもチャイナタウンを中心に中華料理は人気があるが、広東料理が多い。ちなみに、日本の中華街のほとんどは広東系といわれており、唯一、長崎新地中華街のみが福建系とされる。また日本では四川省出身の料理人陳健民氏がNHK「きょうの料理」に出演していた事もあり、エビチリ、麻婆豆腐、担々麺などの四川料理が広く浸透している。(もっとも後述のように日本人向けのアレンジが大きく施されている)
味付けは、現地の外国人にあわせて変えるケースもある。例えばアメリカではケチャップがたっぷり加えられるなど中国よりもずっと濃く味付けされる。こうした料理は中国人の舌にはあわないため、同じ料理でもアメリカ人向けと中国人向けの2種類用意されるケースがある[1]。
沖縄料理も、沖縄地方の歴史的背景から中国との関わりが深く、ラフテー(東坡肉(トンポーヨ)が元祖か)のような豚肉料理やチャンプルーといった庶民的な豆腐と野菜の炒め物など、「沖縄化」された中華料理が多くある。
欧米や日本においては中国には存在しない「オリジナル」の中華料理が存在する。例えば日本のラーメンや冷やし中華、アメリカのチャプスイやインドネシア等のナシゴレン、韓国のチャジャン麺等である。日本でおなじみのエビチリや酢豚も、中国のものとは異なる場合が多い。
特にしゃぶしゃぶは、明治時代以降に入った中華料理としては珍しく完全に和食化した。この原型は?刷羊肉(シュアンヤンロウ)と呼ばれる羊肉の鍋である。その一方で、アメリカにおいては、大きな鉄板で羊肉を炒めてもらい、自分で調味して食べる「モンゴリアン・バーベキュー」というものもあり、これは拷羊肉と呼ばれる羊肉の鉄板焼きが原型である。これら二つはいずれも中国において羊肉の食べ方として最上の料理法を起源にしているが、原型を留めない。
俗に「広東人は二足なら親以外、四足なら机以外、泳ぐものなら潜水艦以外、空を飛ぶものなら飛行機以外なんでも食ってしまう」と言われるように、その食材は多岐多様にわたる。この為その種類は極めて多く、人間も食材に含まれる。 調理法についても同様で、炒め方ひとつとっても干炒、滑炒、清炒、生炒、爆炒など技法や時間の長短により10種類近くあり、それぞれの炒め方を冠した料理ができあがる。さらにこれに用いる調味料で変化を加えると、青菜の炒め物だけでも100種類を超える料理ができあがってしまう。こうしたことから1人の中華料理人が作れる料理の数は、何万種類にも及ぶと言われる。
中華料理の調理方法
炒(チャオ)
油の量が少なめで炒める。ただし少なめといっても中華料理の基準であり、日本料理の感覚からするとかなり油は多い。