レコード
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この項目では音響情報の記録メディアについて記述しています。その他の用法についてはレコード (曖昧さ回避)をご覧ください。 レコード盤はこの項目へ転送されています。道路に施された通称「レコード盤」についてはグルービング工法をご覧ください。

レコード(record)とは、円盤状の樹脂等に凹凸を刻むことで音楽などの音響情報を記録したメディアの一種であり、また実際に音の情報が集録された物を指す。

音の再生にはレコードプレーヤーを用いる。レコードの回転とともに、そのレコードに刻まれた溝の凹凸が針に振動を与え、それが電気信号に変換されてスピーカーからが発せられることになる。レコードプレーヤーの登場以前は蓄音機で再生された。

近年では、針ではなくレーザーを用いて非接触再生するプレーヤー( ⇒レーザーターンテーブル)もあり、割れた盤や傷の酷い盤でも高忠実再生できるのが売りであるが、ほとんどが日本円換算で100万円を超える極めて高価な機器である為、レコード趣味が高じている者でも簡単に手を出せるという物ではない。

語源記録という意味の英語"record"である。「記録」の意味と混同されないよう、アナログレコード、アナログディスクなどとも呼ぶ。また、SP(SPレコード、SP盤とも。以下同様)・LP・EPと規格で呼んだり、シェラック、バイナル(ビニール、vinyl)と材料で呼んだり、78回転、45回転、33回転、16回転と回転数で呼んだりもする。なお、1950年代以降バイナルがレコードの主力となったが、ボイジャーに搭載されたレコード(銅製)に代表されるように、レコード全てがバイナルではない。
目次

1 略史

2 レコードの生産

3 レコードの諸形態

3.1 レコード盤の形状

3.2 溝の形状

3.3 A面/B面

3.4 ソノシート

3.5 外観上のバリエーション


4 記録特性

5 他の類似媒体との比較

6 その他

7 CD時代のレコード

8 レコード製作に携わる人々

9 脚注

10 関連項目

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略史

世界初のレコード(音声記録)は、1857年フランスのレオン・スコットが発明した「フォノトグラフ」である。スコットは、振動板にの毛をつけ煤を塗り、音声を紙の上に記録させた。再生装置が無かったため、フォノトグラフは実用にはつながらなかったが、1876年グレアム・ベル電話機を発明したことにより再生の目処がつき、複数の研究者が再生可能なレコードの発明に取り掛かった。

世界で初めて実際に稼動した、再生可能なレコードは、エジソン1877年12月6日(のちの「音の日」)に発明した「フォノグラフ」である。直径 8 cm の、箔を貼った真鍮円筒に針で音溝を記録するという、基本原理は後のレコードと同じものである。フォノグラフは、日本では蘇言機、蓄音機と訳された。ただしこの当時はまだ、音楽用途はほとんど想定されておらず、エジソンも盲人を補助する為の機器として考案している。

これに対し 1887年には、エミール・ベルリナーが「グラモフォン」を発明した。最大の特徴は円盤式であることで、発端はエジソンの円筒式レコード特許の回避の為であったが、結果として、円筒式より収納しやすく複製が容易になった。中央の部分にレーベルを印刷できることも、円筒式にない特長だった。CD や DVD につながる円盤型メディアの歴史は、このとき始まったと言える。さらにベルリナーは、記録面に対し針が振動する向きを、従来の垂直から水平に変更した。これにより音溝の深さが一定になり、音質が向上した。

エジソンもこれに対抗し、円筒の素材を蝋でコーティングした蝋管に変更し音質を向上させた。蝋が固まるときに収縮することを利用した、鋳造による複製方法も発明したが、量産性は円盤式には及ばなかった。当初、アメリカではエジソンが、ヨーロッパではベルリナーが市場を支配した。しかし、両面レコードの発明などもあり、最終的にベルリナーの円盤式レコードが市場を制した。なお、円筒式は音楽レコードとしては姿を消したが、後に、初期のコンピュータの補助記憶装置磁気ドラム)に使われたことがある。

初期の円盤式レコードは回転数が製品により異なったが、電気式蓄音機の発明により、後に SP レコードと呼ばれる 78 回転盤(毎分 78 回転)がデファクトスタンダードとなった。また、初期の円盤式レコードは、ゴムエボナイトなどが原料であったといわれているが、やがて酸化アルミニウム硫酸バリウムなどの粉末をシェラックカイガラムシの分泌する天然樹脂)で固めた混合物がレコードの主原料となり、シェラック盤と呼ばれた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki