主要な産業は精密機械、牧畜と医療。ほかに観光、国際金融、切手発行もよく知られている。スイスとの関税同盟があり、郵便や電話の制度はスイスと共通となっている。
タックスヘイブンとしても知られ、税金免除を目的とした外国企業のペーパーカンパニーも集中(人口より法人企業数が多いと言われる)。これら法人税が税収の40%に及び、この結果、一般の国民には直接税(所得税、相続税、贈与税)がない。
近年はEUとの課税に関する条約に調印し、EU市民の預金については利子課税がなされることになった。これらの預金者の情報は、相手国に通知しないで一括して課税分がリヒテンシュタインから支払われることになっており、「銀行守秘義務」は維持されている(同様の銀行守秘義務を維持している国は、欧州ではスイス、モナコ、サンマリノがある)。
OECDが指名する「非協力的タックス・ヘイブン・リスト」(租税回避地)に掲載されている7カ国の一つである[1]。
この国に拠点を持つ会社としては半導体・光ディスク用製造装置で有名なユナクシス社、電動工具・鋲打機・墨出し機などで建設業界において有名なヒルティ社、歯科材料のイボクラー社などが有名。労働者の約半数はスイス、オーストリアから毎日越境している。
住民はドイツ系でゲルマン系のドイツ・アレマン人が86%、その他イタリア人、トルコ人などが14%である。
言語は公用語がドイツ語である。
宗教はローマ・カトリックが76%、プロテスタントが7%などとなっている(2002年6月時点)。
文化
チェコの作家カレル・チャペックの『山椒魚戦争』ではサンショウウオによる世界水没に対処するため、ファドゥーツで各国による国際会議が開かれた。
宮崎駿監督の『ルパン三世 カリオストロの城』の舞台・カリオストロ公国のモデルとなったことでも知られている。
交通
国内の主要な交通は路線バスであり、各所を結ぶ路線が頻繁に運転されている。黄色い車体のリヒテンシュタインバスをよく目にすることができる。主なバス停は郵便局の前であることが多い。バスはライン川対岸のスイスの鉄道駅のほか、オーストリアのフェルトキルヒ駅への路線もある。この路線は国境でパスポートコントロールを受けることもある。また、ユーロで運賃を支払うこともできる。
国内を鉄道が走っているが、運行をしているのはオーストリア国鉄である。オーストリアとスイスを結ぶ国際急行列車も通過するが、リヒテンシュタイン国内にはローカル駅しか存在しないため多くは全駅を通過する。
空港は存在しない。もっとも近い主要国際空港はスイスのチューリヒ国際空港である。
脚注^ 外務省 - OECD有害税制プロジェクト(非協力的タックス・ヘイブン・リストの公表) - 3.上記2.の国・地域のうち、2005年末までの透明性の確保及び実効的税務情報交換の実施を約束せず、2002年4月18日に発表された「非協力的タックス・ヘイブン・リスト」には掲載された国である。 ⇒[1]
出身者
ヨーゼフ・ラインベルガー - 作曲家・オルガン奏者
オットマール・ハスラー - 政治家、現首相
ヴィリー・フロンメルト - アルペンスキー選手
パウル・フロンメルト - アルペンスキー選手
アンドレアス・ヴェンツェル - アルペンスキー選手
ウルズラ・コンツェット - アルペンスキー選手
ペーター・イェール - サッカー選手
エリス - バンド
関連項目
リヒテンシュタイン関係記事の一覧
リヒテンシュタイン家
欧州自由貿易連合
ドイツ人
若きライン川上流に - リヒテンシュタインの国歌(作成者:ヤーコプ・ヤウホ)
水曜どうでしょう - この番組の企画「ヨーロッパ21カ国完全制覇」で立ち寄り、日本のテレビでリヒテンシュタインを取り上げた数少ない番組。北海道のHTB制作のローカル番組。
外部リンクウィキメディア・コモンズには、リヒテンシュタインに関連する ⇒マルチメディアおよび ⇒カテゴリがあります。
政府
⇒リヒテンシュタイン侯国政府 (ドイツ語)(英語)
日本政府
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⇒在スイス日本国大使館 - 在リヒテンシュタイン大使館を兼轄する (日本語)
観光
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