ヨモギ
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名の由来

学名はペルシャの王妃アルテミスの名に由来、あるいはギリシャ神話の女神アルテミス(元元は古代アジアの同名の女神、ローマ神話ではディアナ、英語名ダイアナ)。英語で蓬類を指す「アルテミシア」(Artemisia)とは、潔癖の処女神アルテミスからとられたものである。


利用

特有の香りがあり、につんだ新芽を茹で、おひたしや汁物の具、また草もちにして食べる。また、天ぷらにして食べることもできる。香りの主成分はシネオールツヨン、β-カリオフィレン、ボルネオール、カンファー、脂肪油のパルミチン酸オレイン酸リノール酸ビタミンAビタミンB1ビタミンB2などである。

につかうもぐさ(艾)は、葉を乾燥させ、裏側の綿毛を採取したものである。 葉は、艾葉(がいよう)という生薬止血作用がある。(なお、艾、艾葉には、ヨモギの他にヤマヨモギ(学名A. montana)も使われる。)

若い芽や、育ち始めた若い株は、干しておいたのちに煎じて飲むと、健胃、腹痛、下痢、貧血、冷え性などに効果がある。また、もう少し育ったものは、これも干しておき、風呂に入れると良い。腰痛をはじめ、痔にとても良い。

沖縄に生えるヨモギは、正式にはニシヨモギ(A. indica Willd.)と言い、「フーチバー」の名で沖縄料理では沖縄そばの具やヤギ肉の臭み消しとして用いられる。この語は長崎弁など九州方言に見られる「フツ」、「フツッパ(フツの葉の意)」と同根であると考えられる。雑炊に入れた「ふーちばーじゅーしー」も著名な調理法である。ヨモギの花

道路工事にヨモギを使用する例としては、山や斜面を切り崩して道路を作った際に、雨水などで法面(のりめん)の表土が流出しないように成長の早い低木のアカシア(一般に見られるアカシアおよび、ハチミツのアカシアはニセアカシアのこと)や、草の種などを混ぜた土を吹きつける。ヨモギは成長が早く、多年草であるため地上部が枯れても残った株が生きており土壌の固定に適している。ただ、ヨモギはブタクサと同様に秋の花粉症のアレルゲンでもあり、人工的に多様するには問題点もある。


ヨモギの同属植物

ヨモギ属は世界に250種あり、日本にも約30種が知られる。ただし分類学的には難しい部分も多い。平地から高山、海岸や砂漠からも知られ、高山の種は白い綿毛を持つことから観葉植物的に栽培されることもある。また、特殊な香りを持つものはそれを利用されているものもある。

ニガヨモギ

タラゴン


日本産の種

エトロフヨモギ A. insularis Kitam.

オニオトコヨモギ A. congesta Kitam.

カワラヨモギ A. capillaris Thunb.

オトコヨモギ A. japonica Thunb.

フクド(ハマヨモギ) A. fukudo Makino

カワラニンジン A. apiacea Hance

クソニンジン A. annua L.

イヌヨモギ A. keiskeana Miq.

ミヤマオトコヨモギ A. pedunculosa Miq.

エゾハハコヨモギ A. trifucata var. pediculosa

サマニヨモギ A. arctica subsp. sachaliensis

タカネヨモギ A. sinanensis Yabe

ハハコヨモギ A. glomerata Ledeb.

シコタンヨモギ A. lacinata Willd.

シロヨモギ A. stelleriana Besser

イワヨモギ A. iwayomogi Kitam.

ヒメヨモギ A. feddei Leveil. et Vaniot

ワタヨモギ A. gilvescens Miq.

ケショウヨモギ A. dubia Wall. ex DC.

ヒトツバヨモギ A. monophylla Kitam.

チシマヨモギ A.unalaskensis Rydberg

ヒロハウラジロヨモギ A. koidzumii Nakai

ヒロハヤマヨモギ A. stolonifera (Maxim.) Komarv

ユキヨモギ A. momiyamae Kitam.

ヤブヨモギ A. ruburipes Nakai

オオヨモギ A. montana (Nakai) Pamp.

ニシヨモギ A. indica Willd.

ミブヨモギ A. martima L.

アサギリソウ A. schmidtiana Maxim.

キタダケヨモギ A. kitadakensis Hara et KLitam.


関連項目ウィキメディア・コモンズには、 ⇒ヨモギ に関連するマルチメディアがあります。

草の一覧

山正


外部リンク

ヨモギ(カズザキヨモギ/モチグサ、マグワート/オウシュウヨモギ) - 「健康食品」の安全性・有効性情報国立健康・栄養研究所
カテゴリ: 生物分類表使用 | キク科 | | 生薬

更新日時:2008年8月12日(火)12:37
取得日時:2008/08/19 19:42


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki