1997年にメリーランド州議会は、メリーランド大学システムの最重要機関であるメリーランド大学カレッジパーク校を、シンプルに"メリーランド大学"として認知する為の立法を通過させた。本件に関する詳細情報は右記に示す同大の公表を参照のこと ⇒"Identity Guide" (PDF format)。
University of Marylandの名を冠するメリーランド大学システムの他機関は、メリーランド大学カレッジパーク校のサテライトキャンパスではなく、そういった位置付けでは扱われない。こうした理由から、メリーランド大学ボルチモア校(UMB)も時に"University of Maryland"と称されることがあるが、UMBは専門大学院教育にその対象範囲が限られることから、特に混乱を招いてはいない。
学部構成
⇒College of Agriculture and Natural Resources
⇒School of Architecture, Planning, and Preservation
⇒College of Arts and Humanities
⇒College of Behavioral and Social Sciences
⇒Robert H. Smith School of Business
⇒College of Computer, Mathematical and Physical Sciences
⇒College of Education
⇒A. James Clark School of Engineering
⇒College of Health and Human Performance
⇒College of Information Studies
⇒Philip Merrill College of Journalism
⇒College of Life Sciences
⇒School of Public Policy
メリーランド大学は通常のクラスルーム内における交流の他にも、学術的活動・社会奉仕活動・リサーチ等の機会に富んだ特別プログラムを提供している。学生は学業成績やコミュニティ活動への参加実績、人種/民族上の考慮等に基づいて、こういった特別プログラムへの参加を許可される。現在提供されているプログラムは下記の通り:
⇒Civicus ? 広範囲におけるコミュニティーサービスに重きを置くプログラム
⇒College Park Scholars - 特定の分野における学業とコミュニティー・サービスに対する厳格な基準を設けたプログラム
⇒Gemstone - 特定分野における研究に基づいた難易度の高い学業プログラム
⇒Global Communities - 多くの留学生を受け入れ、異文化コミュニケーションに重点を置いたプログラム。
⇒Language House ? 外国語を学ぶ学生が共同生活と文化活動を通して外国語・文化理解を深めるプログラム。アラビア語、中国語、フランス語、ドイツ語、ヘブライ語、イタリア語、日本語、ペルシャ語、ロシア語、スペイン語の10クラスターから成る。
⇒Hinman CEOs - 企業家の観点に立った経営方法を学ぶプログラム
⇒Honors Humanities - とくに芸術・人文学科における難易度の高いセミナー
⇒University Honors Program - 広範囲の分野における難易度の高いセミナー
2004年10月4日、メリーランド大学はワシントンD.C.を中心とする首都環状高速キャピタル・ベルトウェイの内側で最大のリサーチパークを創造するという意欲的な試みのもと、新たに150エーカー(607,000 m?)の敷地を拡張した。 ⇒"M Square"と呼ばれるこのリサーチパークは、画期的な研究と優れた大学教育を一体化するという同大の目標を具現化するものである。また、現在キャンパス内に新たに生命科学研究所を建設中であるが、これもまた同大のライフサイエンス分野の研究を強化し、既に定評のある州内バイオテクノロジー業界を更に促進せしめるものである。
メリーランド大学はワシントンD.C.にほど近く、この立地の良さを活かして各分野のリサーチ・研究において政府機関と強いパートナーシップを育んでいる。これら良好な関係により、同大学は下記の事例を含む数多くのリサーチの機会に恵まれている。
1994年にアメリカ国立公文書記録管理局(NARA)がキャンパスに隣接して新館を建設して以来、とくに図書館学、歴史学、政策科学といった公文書の保存・修復・利用に関わる部門におけるNARAとの協力研究
占領下の日本における出版物を保管したプランゲ文庫
全米における鳥インフルエンザの感染と予防に関する研究の主導
米国土安全保障省からの助成の下、テロリズムの行動的・社会的基盤を研究するリサーチセンターを創設
2005年1月初、NASAと共同で宇宙探査機ディープ・インパクトを打上げ。2005年7月4日、当機はテンペル第1彗星に衝撃弾を撃ち込んで生じたクレーターと塵を観測し、彗星の核を本機及び衝撃弾に搭載されたカメラで撮影
競技画像:P 630729 661123.jpgAthletics logo containing the Terrapin mascot
メリーランド大学は学問レベルもトップクラスである一方、スポーツの強豪としても有名。同大学のスポーツチームはTerrapins(テラピンズ。メリーランド州の爬虫類が、diamondback terrapinという亀であることに由来している)、または略して"Terps"(タープス。こちらの方が一般的)と呼ばれていて、学生もコミュニティもその戦績に一喜一憂する。 Terpsは全米大学体育協会のディビジョン-Iカンファレンスのひとつであるアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)に参加している。チームカラーは黒・金・赤・白の四色。 メリーランド州旗にも同じ四つの色が使われているのだが、チームカラーとしては少々異なった由来がある。1940年代後期、フットボールチームのコーチとしてクラーク・ショーネシーをスタンフォード大学より招聘した当時、"Terps"は既に数十年に渡って黒と金をチームカラーにしていた。ショーネシーは就任と共にスタンフォードの赤と白のユニフォームを持ち込み、大学側はすぐにこれら四色をチームユニフォームで使用することを認めた。
2000年以降、メリーランド大のアスレチックプログラムは全米で名を馳せており、大学収益の向上に一役買っている。フットボールチームは、2000年11月に同校1970年の 卒業生であるRalph Friedgenがヘッドコーチに就任して以来、幾つかの成功を収めてきている。