マンゴー
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マンゴーとかぶれ

マンゴーは、ウルシと同様、ウルシオールという接触性皮膚炎(かぶれ)の原因となる物質が含まれており、高率にかぶれを引き起こすため注意が必要である。痒みを伴う湿疹などのかぶれ症状は食べてから数日経って発症・悪化する場合があり、ヘルペスなどと誤診されることもある。


食材としてのマンゴーアーウィン種の果実

熟した実を、中心にある種に沿って切り、生のまま食用にするのが一般的だが、ジュースピューレー缶詰、乾果(ドライマンゴー)などにも加工される。果肉またはピューレーを使い、ゼラチン、砂糖、生クリームなど他の材料を合わせたゼリー(香港マンゴープリンが有名)、ムースケーキシャーベットスムージーグミなどの洋生菓子も盛んに作られている。また、未熟果を塩漬け、甘酢漬け、チャツネにする。東南アジアでは未熟果に唐辛子入りの砂糖塩につけ食したり、炒め物などの料理に使用したりする。栄養面では、特にビタミンAやβ-カロテンが多い。

地域によってはパパイヤのようにマンゴーの未熟果実を野菜として、おやつとして食する文化が珍しくない。タイベトナムでは緑色の未熟果実が庶民のおやつとして食べられている。これには塩をつけて食べる。ほとんど甘みはなく、未熟な果実の鮮烈な酸味と歯ごたえを楽しむ。台湾では小ぶりのマンゴーの未熟果実を丸ごとシロップ漬けにしたオヤツが食べられている。インドではマンゴーの未熟果実を乾燥させ粉末にしたものはアムチュールと呼ばれ、酸味付けのスパイスとして使用される。ガラムマサラにアムチュールを加えた複合スパイスはチャットマサラ( ⇒Chaat masala、??? ?????)と呼ばれ、インド料理では広く使用される。


ペリカンマンゴー

日本で売られるペリカンマンゴーは主にフィリピン産である。外観は黄色く、他の品種と比べると酸味がやや強い。ペリカンという名は、実が扁平であり、ペリカンのクチバシに形が似ているためである。


アップルマンゴー

アップルマンゴーとは、アーウィン種の俗称。日本での栽培の96%がこの品種である。この品種と比較するとキーツやキンコウは一本の木に沢山実がならない。また熟する時期が確認しづらい上に大きくて買い手が少なく、流通ルートに乗りにくい。JA宮崎は、アーウィン種で、糖度15度以上、重さ350g以上の特秀・赤秀の完熟マンゴーに「太陽のタマゴ」というブランドを付けて販売している。小売価格が通常ひとつ5,000円以上する高級品である。


日本のマンゴー花切りにしたマンゴー

日本では植物防疫法によってマンゴーの生果実の輸入は原則として禁止されているが、果実の中心温度を47.5℃以上で20分間加温する蒸熱処理という工程で農害虫のミバエ類の完全殺虫が可能になったため、各国より申請された品種について日本側(農林水産省)が検討し、問題無いとの結論に至ったものは日本への輸入が認可されるようになった。そのため2006年ごろから全国のスーパー等の小売店でフィリピン産などのマンゴー果実が安価で売られ、また菓子などの加工物の原材料としても幅広く用いられるようになり、一気に代表的な果物の一種として日本の社会に浸透した。さらに2007年に宮崎県知事に当選した東国原知事による、マスメディアを通じた売り込みによって宮崎県産の高級ブランドである「太陽のタマゴ」がブームになり、また同年からはインド産のAlphonso種マンゴーの輸入が開始されることとなり、マンゴーに対する社会的な注目が高まっている。

日本では写真の花切りがマンゴーの切り方として定着している。切り方は中央の平たい種をさけ、魚を3枚におろすように包丁を入れ、切った面にさいの目状に切り目を入れる。そして両手で皮を押して果肉を反り返すと花のような形になる。


タイのマンゴー

タイでは60種類以上の品種が栽培されているが、条件付で輸入が解禁されたのが1987年で、現在日本へ輸入できるマンゴーはナムドクマイ種、ナンカンワン種、ピムセンダン種、ラッド種、マハチャノ種の計5種類のみである。

日本人には糖度の高さと極め細かな食感が特徴のナムドクマイ種が最も好まれ、日本に輸入されているタイ産マンゴーのほとんどを占めている。ナムドクマイとはタイ語で「花のしずく」という意味で、しずく状のマンゴーの形が名前の由来である。

タイ産のマンゴーは雨季があける11月〜6月が美味しく、日本にもこの時期に多く輸入されている。外国産のマンゴーではメキシコ、フィリピンについで3番目の輸入量である。


インドのマンゴー

マンゴーの王と呼ばれるアルフォンソ・マンゴーは、3月から5月にかけて実り始め7月頃に終わる。甘く特有の香りがある。雨期の数ヵ月前に数日間雨が降り、その雨により一気に熟する。この雨をマンゴー・レインと呼び、デカン高原では4月中旬から5月初旬に降る。雨期が始まる6月中旬で、アルフォンソ・マンゴーの季節は終わる。デーヴガル産のアルフォンソ・マンゴーが最高だと言われ、実が大きく味が濃い。最近は化学肥料を使い、果実を大きく育てた物が他の地方でも作られるが、大きいだけで味は薄くデーヴガル産の物にはかなわない。デーヴガル産でない場合は、小ぶりな化学肥料を使わないものの方が味が濃くおいしい。


外部リンク

所さんの目がテン番組HP マンゴー
ウィキメディア・コモンズには、 ⇒マンゴー に関連するマルチメディアがあります。ウィキスピーシーズに ⇒マンゴーに関する情報があります。 カテゴリ: ウルシ科 | 果物

更新日時:2008年8月21日(木)10:54
取得日時:2008/08/22 09:56


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki