マレー系(約65%)、華人(中華)系(約25%)、インド系(印僑)(約7%)の順で多い。マレー系の中にはサラワク州のイバン族、ビダユ族、サバ州のカダザン族、西マレーシアのオラン・アスリ(orang asli)、などの原住民族も含む。各民族がそれぞれの文化、風習、宗教を生かしたまま暮らしていることが近年諸外国の注目を集めている。しかし、マレーシア政府は、民族融和のため少数民族のイスラム化を進め、彼らにイスラム以外の布教をすることを認めていない。
国語・公用語はマレー語である。この「マレー語」または「マレイ語」の呼び方はオランダ語のMaleisch、英語のMalayを日本語に音訳したもので、原語ではBahasa Melayu(バハサ・ムラユ)という。即ち「ムラユ語」である。現代のマレー語は、ラテン文字・ローマ字表記が主だが、数世紀に亙ってアラビア文字を改良したジャウィ文字もごく一部で使用されている。多民族社会を成す国民の母語は多種多様である。マレー人はマレー語を母語にしているが、他にサバ州・サラワク州ではイバン語、ビダユ語、カダザン語などを母語とする先住民もいる。
華人は広東語(台山語も)、福建語(?南語、潮州語を主に福州語、海南語なども)、客家語など中国語の各方言、インド系はタミル語などを母語としている。なお、華人の間では華語(標準中国語)が共通語で、漢字は繁体字も簡体字も使用されているが、学校教育では簡体字、商店や商品の包装では繁体字が主に使用されている。
また、イギリスの植民地時代の公用語である英語も広く使用されており、マレー語とともに各民族間の共通語の役割を担い、英字紙も広く読まれている。華人の中には英語を母語とする英語系華人もいる。
イスラム教が国教であり、マレー系を中心に広く信仰されている。中国系は仏教、インド系はヒンドゥー教徒が多い。また、イギリス植民地時代の影響でキリスト教徒もいる。東アジアの非イスラム教国に住むムスリム(イスラム教徒)は、一般にマレーシアの見解に従うことが多い。
マレーシアの公用語はマレー語であるが、タミル語と中国語、英語も使用されている。小中学校では、民族別にマレー語、中国語、タミル語が教える学校によって異なって使用されており、いずれの学校でもマレー語と英語が必修科目になっている。教育制度はかつてイギリスの植民地であったことからイギリスとよく似ている。教育制度は小学校6年(primary school,またはSekolah Rendah Kebangsaan・Standard 1?6)、中等学校3年と高等学校2年(secondary school,またはSekolah Menengah Kebangsaan・Form1?5)、大学進学過程2年(Lower 6とUpper 6)、大学3年?6年。マレーシア教育省は学問修了の国家的な試験を実施しており、小学校修了時はUPSR、中等学校Form 3でPMR、高等学校Form 5でSPM、その後の高等教育過程学年のLower 6にてSTPM、Upper 6にてSTTPMなどの試験受ける。複雑なのは、マレー系の小学校を修了しUPSRを受験したものは、試験の結果に関わらずそのまま中等学校のForm 1に進級できるのだが、中国系またはインド系の小学校の修了試験でマレー語の科目で成績が悪い場合はForm 1に進級することはできず、1年の予備学年(Peralihan/Remove Class)を履修してからでないと、Form 1には進級できない。Form 5終了時のSPM試験の成績優秀者は、新聞の全国版に大々的に発表される。
参照:マレーシアの大学
マレーシア国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された自然遺産が2件ある。詳細は、マレーシアの世界遺産を参照。
日付日本語表記現地語表記備考
旧暦1月1日・1月2日中華新年Tahun Baru Cina
ヒジュラ暦第12月10日メッカ巡礼祭(犠牲祭)Hari Raya Haji(Eid Al-Adha)
ヒジュラ暦第1月1日イスラム新年Awal Muharam(Maal Hijrah)
5月1日メーデーHari Pekerja
ヒジュラ暦第3月12日ムハンマド誕生日Maulidur Rasul
旧暦4月8日釈迦誕生日Hari Wesak
6月第1土曜日国王誕生日Hari Keputeraan Agong
8月31日国家記念日Hari Kebangsaan
ヒンドゥー暦6月ディーパバリDeepavali
ヒジュラ暦第10月1日・2日イスラム断食明けHari Raya Puasa(Eid Al-Fitr)
12月25日キリスト誕生日Christmas
上記祝日以外に、州毎にスルタンの誕生日を祝う祝日や、2月1日は連邦領記念日(連邦領のみ)となっている。
イスラム国家ではあるが、ハラールだけではなく飲酒や豚肉なども食べたりと非常に食の自由度が高い。特に中華系移民の間から発祥したマレーシアでしか味わえない食べ物もある。中でも肉骨茶(バクテー)は人気が高い。南国なのでフルーツは非常に多彩であるが、多くが国外からの輸入である。マレーシアの食料自給率は高いとはいえない。有名なドリアンは最もポピュラーな果物であり、屋台も多い。
西欧の現代音楽シーンとは係わり合いがなさそうに思えるが、21世紀以降、タズル・イザン・タジュッディン、キー・ヨン・チョン、アエノン・ジャエン・ルー、などの新世代は海外で積極的に評価され、国際的にトップレベルの水準に達していることで知られる。
脚注^ (財)自治体国際化協会(編)『ASEAN諸国の地方行政』( ⇒PDF版)、2004年。
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