ポートアイランド
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この項目では、神戸市の島について説明しています。愛知県の島については「ポートアイランド (愛知県)」をご覧ください。
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ポートアイランド
衛星画像(2003年)。中央の陸地がポートアイランド。その南の人工島は建設途中の神戸空港島
所在地日本兵庫県
所在海域神戸港大阪湾
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度39分54秒 東経135度12分45秒 / 北緯34.66500度 東経135.21250度 / 34.66500; 135.21250座標: 北緯34度39分54秒 東経135度12分45秒 / 北緯34.66500度 東経135.21250度 / 34.66500; 135.21250
面積約 8.33 km²
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市章山からのポートアイランド遠景

ポートアイランド(英語: Port Island)は、神戸市中央区神戸港内に作られた人工島である。略称は「ポーアイ」「PI」。

神戸大橋及び港島トンネルによって神戸市中心部と結ばれ都市機能を一通り備えた、日本で最先発のウォーターフロント都市とされる。完成当時は世界最大の人工島であった。

キャッチコピー「山、海へ行く」のもとに、六甲山地の土砂で瀬戸内海の一部を埋め立てるという方法で、2期に分けて造成された。第1期工事が竣工した1981年には街びらきに合わせ、神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア'81)が開催された。
概要神戸ポートピアホテルより三宮・六甲山方面を望む

「蓋然性と緑あふれる国際色ゆたかなまち」をテーマに1966年より着工、1981年に「21世紀の海上都市」と銘打って街びらきが行われた。神戸市中心部三宮の南、神戸空港の北に位置し、「神戸海上新都心地区」として、港湾機能だけでなく住宅や商業等の総合的機能を持たせた海上文化都市として開発が進められた。計画・設計は建築家・都市計画家の水谷頴介が担当。今後の都市開発に先駆的な役割を果たしたとして、1980年度に日本都市計画学会石川賞[1]および土木学会技術賞[2]、2005年度と2008年度に全日本建設技術協会全建賞[3][4]などを受賞した。

埋立工法やその後の街区開発などでは先進的な技術が用いられ、世界初の試みのものも少なくない。当地区の整備は、あらかじめ決められた基本的方針によって計画的に行われており、メインストリートである「ポートピア大通り」は「新・日本街路樹100景」に、ポートアイランド内3か所が「神戸らしい眺望景観50選」に、ポートアイランド西公園(ポーアイしおさい公園)が「神戸らしい眺望景観10選」に選ばれた。

1987年には南側の第2期地区の建設が開始され、東沖の六甲アイランドを超え再び日本最大の人工島となった。1998年には第2期地区が「神戸医療産業都市 (KBIC)」に指定、国内最大級の医療クラスターとしての一面も持つ。次世代スーパーコンピュータ」および富岳の誘致に成功するなど、研究ゾーンとしての注目も浴びている。港湾機能では「スーパー中枢港湾/ハイパー中枢港湾」の「次世代高規格コンテナターミナル」に指定され、阪神・淡路大震災により一時は取扱量が減少していたものの、震災前の水準を超えて年々取扱量が増加している。

商業面での発展だけでなく、教育面でも先進的な取り組みが行われており、2002年には三宮地域と神戸空港を結ぶ重要な都市軸上に位置する西側の区域が「神戸ポートアイランド西地域」として政令による都市再生緊急整備地域に指定され[5]、ポーアイ4大学のキャンパスの開園[6]へと再開発が行われたことをきっかけに大学および高等学校が増加、神戸市内有数のキャンパスゾーンを形成している。2016年にはこれまでの小中一貫教育の取り組みが制度面で認められ、日本初となる義務教育学校が設立された。

1995年に発生した阪神・淡路大震災では液状化現象などにより甚大な被害を受けたが、迅速な復旧により震災を乗り越え、街びらきから40年が経ち、新たな街づくりが始められている。
工期

着工竣工総面積町名
第1期(北部)
1966年(昭和41年)1981年(昭和56年)4.43 km2 (443ha)[7]港島中町港島
第2期(南部)1987年(昭和62年)2010年(平成22年)3.90 km2 (390ha)[7]港島南町・港島

町名
港島(みなとじま)
海岸沿い(南岸を除く)
港島中町
北部(海岸沿いを除く)
港島南町
南部(東岸を除く)
歴史
構想と建設建設中のポートアイランドの航空写真

戦後の高度経済成長期に、神戸港の港湾貨物の取扱量は予想以上の伸びを示し、これにより入港船の滞船が慢性化していた。神戸市は新港第7突堤・第8突堤や兵庫突堤、摩耶埠頭などの建設により、港湾施設の増強に努めるものの滞船は減少するきざしがなく、それをさらに上回る勢いで貨物量は増加する一方であった。また、当時は明治時代に建設された新港突堤を中心に運用されていたが、いずれも施設が古く、特に世界海運界のコンテナ化が進むなかで、従来の狭い埠頭ではコンテナヤードとしての利用は困難であった。そのため、新たに建設する埠頭は、バース数の多く大規模なものを早急に建設する必要が生じた。加えて、背後の市街地では開発がしつくされ[* 1]、港湾に付随する貿易関連などの諸施設用地などの取得はきわめて困難で、新たにこれらの用地も確保、造成する必要があった。


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