ヘルメット
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その他

登山(クライミング)、アメリカンフットボールアイスホッケースキーブレイクダンスローラースケートスケートボード乗馬パラグライダーハンググライダー水上オートバイモーターボートホバークラフトスノーモービル全地形対応車などをはじめとしたスポーツ用のヘルメットがある。

江戸時代以前の武士がかぶっていたや、他にも剣道なぎなたに用いられる面も広い意味でヘルメットだといえる。で傷付けられることから頭部を保護する目的と、装飾をもって威容をあらわす目的がある。


軍用ヘルメット


概要

軍用のヘルメットは、第一に砲弾の破片や銃弾から頭部を保護するものである。もちろん衝撃から身を守るためという要素もある。小銃弾に対する防御は困難であるため第一次世界大戦前はあまり使用されなかったが、第一次世界大戦中に榴弾手榴弾の破片から兵士の頭部を保護する必要性から各国軍隊で採用された。以来ベトナム戦争の頃まで材料として鋼鉄が使われたが、近年はケブラーなどの繊維を数十枚重ね、フェノール樹脂を含浸させて成形したものが主流である。

第一世界大戦当時は各国ごとに形状にバリエーションが見られた。しかし第二次世界大戦後、冷戦により東西両陣営国の軍隊がそれぞれ、アメリカ軍ソ連軍の軍制を取り入れたり、武器供与などを受けるようになると、西側陣営はアメリカ軍の、東側陣営はソ連軍の軍装の強い影響を受け、ヘルメットも統一されていく。

アメリカ陸軍は、当初イギリス陸軍と同じ「浅鉢形」デザインであったが、1942年に独自デザインのヘルメットに変更する。このデザインは第二次世界大戦後、西側諸国の主流デザインとなる(参考:陸上自衛隊66式鉄帽)。しかし、20世紀末に、耳まで保護する旧ドイツ軍様式がより優れている事に気づき、以後同デザインを使用するようになった。アメリカ軍が制式採用した事で、この“フリッツヘルメット[2]は各国軍(参考:陸上自衛隊88式鉄帽)や特殊部隊で採用され始め、共産圏である中国人民解放軍でも採用された。[3]また、ロシア軍でもフリッツヘルメットに似た耳まで覆う形状のヘルメットが採用された。

第二次世界大戦の頃は木の枝や草を挿して擬装するためのネットを使っていたが、その後迷彩服の使用が普通になると、本体の上から迷彩服と同じ柄の迷彩カバーをかぶせることが多くなった。迷彩カバーにも木の枝葉を挿す為のボタンホール状の穴つきのものがある。なお、記録映像や写真などで、歩兵がヘルメットの顎紐をしていない場合があるが、これは別にだらしないわけではなく、弾丸が当たった衝撃や、近くで起こった爆風の風圧で、掛けている顎紐に首を引っ張られてダメージを負うのを防ぐためである。紐を掛けていなければヘルメットが飛ぶだけで済む。


日本軍・自衛隊のヘルメット

日本軍陸軍および海軍)のヘルメットの帽体はクロームモリブデン鋼を用いた当時としては硬質で比較的高性能なものであった。

日本では鉄帽あるいは鉄兜などと呼ばれていた。日本陸軍では当初は兵器に分類して“鉄兜”と称していたが、その後被服の分類に移された際、“鉄帽”と改称されたと言われている。自衛隊では材質が鋼鉄から樹脂に変わった現在でも正式には“鉄帽”(「88式鉄帽」)と呼んでいる。


空挺部隊・特殊部隊用ヘルメット

パラシュート降下を行う空挺部隊では、降下の際パラコードが引っかかって不開傘事故を起こすことを防ぐため周縁のつばの無いものを使う。いずれにしてもヘルメットは重く、敏捷な動きを制限したり屋内の戦闘では邪魔になったりするので、野戦に従事しない特殊部隊では正規戦用のヘルメットを使わないことがある。そういう時はホッケー用ヘルメットに似た、より頭部にフィットするものをかぶる場合がある(登山用ヘルメットを流用する部隊もある)。


航空機乗員用ヘルメット

軍用機乗員もヘルメットを着装する。材質はFRP。こちらは歩兵用と違い、基本的には操縦室内で頭部を周囲にぶつけたときに保護する目的である。 また、たいていは、強い日光や紫外線から目を保護する為の濃色シールドが内蔵されている(レバーを使って下ろしたり上げたり出来る)他、無線用の支持アーム付きマイク(ヘリ用)や酸素マスク(戦闘機用)が付けられる作りになっている。


戦車乗員用ヘルメット

戦車装甲車乗員も機動時や被弾時に車体に頭をぶつける事があるのでヘルメットを着ける。純粋な衝撃吸収用は少数派で多くの場合は車外戦闘も考慮してある。ロシアや旧ソビエト連邦から技術供与を受けた国々やドイツ連邦軍では独特の緩衝パッド 付きヘルメットを使用する。


警察用ヘルメット

軍用と用途が似ているが、耐弾性を備えるものは重いためもっぱら特殊部隊などが使用する。暴徒鎮圧用の物もよく見られ機動隊等が装備する。顔面を保護するバイザーなどが取り付けられていることが多い。また一部の国の警察では警帽としてヘルメットを採用している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki