プリンタ
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ラインプリンター

左右に高速移動するピンを数十個配置し、インパクトにより、同時に多くの文字を印刷する方式。 1行文字数分の印字ヘッドを並列に備え、一回の印字動作で1行分を同時に印字できるインパクトプリンターの事を指す。

印字ヘッドを高速で循環させて適切な字母が、適切な行位置を通過する際にハンマーで叩くことで印字する。 ピン全体(ハンマバンクと称される)が左右に移動する事により文字が形成されていく。そのため、毎分数100行の印字が可能である。複写を要する物で、大量に印刷を行う際などに使用される。

字母の数に制限があり、開発当初は事実上ASCII文字とかな文字程度しか印字出来なかった。(尤も、現在では改良され漢字印刷に耐える機種もある。詳しくは下記「日本語ラインプリンター」を参照。)

印字時に「ガシャガシャ」とハンマー音がする機種が多い。また、この騒音が比較的大きい。これを防ぐため、設計上、装置全体が箱で囲まれたような構造になっていたり、防音カバーを備えているのが一般的。


日本語ラインプリンター

ラインプリンタと比較し、漢字が印字できることから漢字ラインプリンタ(KLP)とも呼ばれる。[3]


ページプリンター

1ページ単位をまとめて印刷するプリンター。一般にレーザープリンターと呼ばれている乾式コピー技術を用いる。

連続帳票を用いることが出来ず、単票のみ印刷可能なプリンターは皆ページプリンター方式と呼ばれている。高速で静かな動作音であるが、装置やメンテナンス費用はやや高価。カラーページプリンターもある。

印字速度は、プリンター内部でのイメージ展開の性能に依存する割合が大きい。文字中心であれば短時間で出力されるが、イメージ画像を出力する場合は多くの時間がかかる。値段の高いものではイメージ展開を行うマイコンチップを高性能化して、高速で出力できるようになっている。その他、定着機構の性能も印字速度に影響する。

一般に、高速に印字しようとすると用紙の定着器通過時間が短くなるため、定着器をより高い温度に維持する必要があり、きめ細かな制御が必要となる。


フィルムプリンター

連続したネガフィルム又はポジフィルムに直接、レーザー光を当てて印字する物。レーザー光で感光した後は現像作業が必要になる。主に新聞社で使用されている。 また、輪転機用の版の作成にも使用される。


制御方式
ESC/P (Epson Standard Code for Printer)
1985年頃にセイコーエプソンの開発した制御方式。仕様が公開されたため、他社のプリンタにも採用され、またAXDOS/Vではプリンタの標準方式となっている。レーザー(ページ)プリンター用として ESC/Page がある。セイコーエプソン製プリンタの「ESC/Pスーパー」では、201PLのエミュレーションモードもある。
LIPS
キヤノンの開発した、レーザプリンタの制御方式。最新バージョンはLIPS Vである。
PostScript
アドビシステムズの開発したレーザープリンタの制御方式。マッキントッシュLinuxの標準方式であるが、アドビシステムズとのライセンス料の関係からか、この方式のプリンタは非常に高価(数十万〜100万円以上)である。そのため、リコーなどによる互換方式も広く使われている。
Windows Printing System (WPS)
マイクロソフトが開発した制御方式で、印刷イメージ展開などの主な処理をWindowsの機能を用いてパソコン側で行うことで、プリンタの製造コストを下げようとしたもの。Windows 95の全盛期であった1996年1997年頃に発売された低価格のレーザプリンタに多く採用されたが、マイクロソフトとのライセンスの関係などで短命に終わり、また後継OSのWindows 2000XPVistaではドライバの提供などのサポートが中止された。
HP-GL (Hewlett Packard Graphics Language)
ヒューレット・パッカード社が開発したプロッタの制御言語(方式)。
201PL
日本電気(NEC)PC-9800シリーズ用純正プリンタ「PC-PR201」「PC-PR101」シリーズ用の制御方式。セイコーエプソンの「ESC/Pスーパー」や、1990年代までに製造された各社レーザプリンタの多くがこの201PL互換モードを持っている。NECの純正プリンタには、「PC-PR」シリーズとは別に「NMシリーズ」もあった。ちなみに、PC-9800シリーズでは動作しないWindows XPでも、標準で「PC-PR201」「PC-PR101」「NM」シリーズ用のドライバが収録されているため、USB変換やプリントサーバで認識できれば利用可能である。 ⇒[1]他の方式はコマンドを組み合わせる事により相互に互いをエミュレートできるのに対して、201PLは印刷文字幅に応じてヘッド移動速度が変化するという特性があり(さらに印刷中に文字幅が変わるとライトマージンが変更前、レフトマージンが変更後という非常に扱いづらい境界値にヘッドが移動する)、201PLではいったん最大解像度で予めレンダリングした物を出力するか、文字幅に応じて分割して出力しなければならない。この制約が存在する事が逆に201PL方式の延命をもたらし、他のシリアルプリンタ方式が衰退した現在でも実装されている。


接続方式

ユニバーサル・シリアル・バス (USB)、セントロニクス仕様(IEEE 1284 - パラレルポート)、RS-232C (RS-422)、GP-IBIEEE 1394などがある。従来はパラレルポートや、マッキントッシュではRS-422が主に使われていたが、現在はUSB接続が多い。

ただし業務用(オフィス環境)では、内蔵プリントサーバ機能によるネットワーク接続(TCP/IPなど)が主流となっており、共有プリンタ以外でのローカル接続(PCとプリンタを1:1で直結させる方法)はあまり見られない。

また単純なネットワーク接続(TCP/IP接続)では無く、共有プリンタ形式での接続も多く用いられる。これを行うことにより、プリンターを接続したサーバPCに各種OSのドライバを一括して保持させることが可能になる。クライアントとなる他のPCはサーバPCが保持しているドライバをインストールでき、個々のPCにドライバCDを渡す必要が無くなる。つまり、ドライバ管理が非常に容易になるという利点がある。


主なメーカー

カシオ計算機(CASIO)

コニカミノルタ(Konica Minolta)

セイコーエプソン(EPSON)

キヤノン(CANON)

京セラ ミタ


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen