ファイル共有ソフト(ファイルきょうゆうソフト)とは、インターネットを通じてファイルを多数のユーザ間で共有することを目的としたソフトウェアである。ファイル交換ソフトとも呼ばれる。
目次
1 概要
1.1 クライアント・サーバ・モデル
1.2 ハイブリッドP2Pモデル
1.3 ピュアP2Pモデル
2 著作権問題
3 ファイル共有ソフトの歴史
3.1 Napster
3.2 Gnutella
3.3 BitTorrent
3.4 WinMX
3.5 Winny
3.6 Cabos
4 セキュリティ上の考察
4.1 暗号化
4.2 ウィルス感染
5 主なファイル共有ソフト
6 ファイル共有(交換)システムを一部機能として組み込んでいるソフト
7 関連項目
8 出典
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ファイル共有ソフトは、ソフトが定めた専用のプロトコルで通信を行うことで専用のネットワークを構成し、そのネットワークに接続された不特定多数のコンピュータとの間で共有されているファイルのやりとりを行う仕組みを持つソフトウェア。 ファイルを保持するコンピュータと要求するコンピュータとの間に転送経路を確保するために、検索機能・マッチング機能を備えることが多い。 効率的な共有を実現させるために、ほとんどのファイル共有ソフトはPeer to Peerモデルを用いて通信させる。
2001年以後、高速大容量通信(ブロードバンドインターネット接続)が世界的に発展するとともに、ファイル共有ソフトも大幅に増加した。
日本において当初は一対一でファイルをやり取りすることが多かったためファイル交換ソフトと呼ばれていたが、Winny以降は複数対複数でのやり取りが一般的になったためファイル共有ソフトと呼ばれるようになった。
基本的に、サーバがファイルを一極集中管理し、サーバとクライアントとの間で転送を行う。 全ての転送はサーバを経由することになる。
負担がサーバに集中するため、全体でのファイル流通能力はサーバの能力に依存し最も不利である。 一方で、容易に管理が可能で、ファイルの変更や管理が即座に反映されたり、ダウンロードが要求後すぐに始まるなど、リアルタイム性では最も有利である。全ての検索・転送をサーバが把握できるため匿名性は無い。
HTTPやFTPなどを利用したファイル共有がこれに当たる。 今ではファイル共有ソフトの方式としては余り利用されていないが、手軽さやリアルタイム性の良さから小容量のファイルの交換に関しては今も多く活用されている方式である。
基本的に、ファイルの転送はノード同士の間で行うが、ファイルの検索とノードのマッチングはサーバが行う。
一極集中管理が向いている検索をクライアント・サーバ・モデルで、分散管理が向いている転送をP2Pモデルで行うので、最も合理的で効率が良い。 容易に管理も可能で、ファイルの検索に関してはリアルタイム性は良いが、ファイルのダウンロードに関してはノードの状態に依存しリアルタイム性は不利となる。全ての検索・転送をサーバが把握できるため匿名性は無い。
ファイル共有ソフトの先駆けであるNapsterの他、日本で有名なWinMX、海外で最も普及しているBitTorrentが挙げられる。
基本的に、全ての通信をノード間で行う。
サーバに依存しないため、ネットワークの耐障害性が非常に高い。 全体を把握するサーバが無いため、実装次第では匿名性を確保可能である。 ファイルの転送に関しては効率が良いが、ファイルの検索がネックとなる。
手軽に共有できる点から著作権があるデータを共有させるといった問題も発生している。
最初にファイル共有ソフトが著作権問題に問われたソフトウェアにNapsterがある。1999年12月にRIAAがNapsterを提訴し[1]、Napsterは非商用目的で共有するのは合法であると主張したが、米連邦地裁からサービス停止命令が出され[2]、Napsterもこれに反論し続けたが、2001年7月にシステム障害を理由として、ファイル共有ソフトとしてのNapsterはサービスを終了した[3]。
WinnyやShareなどのファイル共有ソフトは、ファイルを暗号化し、データを送受信してファイルを共有する。