一般にはシュートアウトなしのテキサスエクスプレスのナインボールが最も多くプレイされているが、レベルに応じてプレイヤー同士でルールを取り決めてゲームを行うのが普通である。日本の住宅事情から、自宅にはテーブルを持たず、ビリヤード専門店に通うのが愛好者の間で一般的である。店ごとに決められた時間あたりの料金を支払ってプレーする。客のほぼ全員が現金を賭ける麻雀ほどではないが、ギャンブルを行う者が多い。
公式戦
公式戦は、ビリヤードに関連する団体が主催して行う試合である。想定される参加者の所属する地域に関しては、全国レベルのものから、参加者の所属する地域をある程度限定するもの、地域対抗の形式のものなど各種ある。参加者に対してハンディキャップは設定されないことが多い。公式戦にはアマチュアのみ参加できるものと、アマチュアとプロの両方が参加できるオープン戦があり、オープン戦には国内オープン戦と国際オープン戦がある。オープン戦の場合アマチュアの参加が限定されることもある。[17]
ハウストーナメント
各地のビリヤード場が主催して行う試合である。想定される参加者の所属する地域は、ほとんどがその店舗の近隣を想定されているが、そのように規定されている場合は少ない。公式戦と異なり、異なる技量の参加者同士が拮抗したゲームが行えるよう、参加者の技量「クラス(級)」に対してハンディキャップを設定する、あるいは参加者の技量を参加条件として限定している場合が多い。
アマチュア・プレイヤーの技量は「クラス」(「級」とも言われる)に分けられる。
各個人が「持ち点」と呼ばれる点数を持ち、その持ち点によってハンディが決定する。
ビギナー、C、B、A、SAなどの等級に分けられている場合が多いが、各等級の明確な定義は定められていない。またプロがアマチュアのハウストーナメントなどにゲストとして参加する場合、別にクラスが設けられることが多い。ほとんどの場合クラスは自己申告に基づいて運営されており、参加者の実際の技量を絶対的に示す基準になりえておらず、「異なる技量の参加者が拮抗したゲームを行う」という本来の機能を果たしていないと指摘する意見もある。
ビリヤードのプレイは数値に表せるものではないため、万人に通用する明確な基準を作成するのは非常に困難である。
またクラスをあまり細かく分けすぎるとハンディの振り方が煩雑になり、大雑把過ぎると異なった実力の2人が同クラスとなり不公平感が生まれるなど、調整が非常に困難な部分である。なお一度クラスを申告した場合、その後同じ試合のより下位のクラスとして出場することは認められないことが多く、そのため明らかに上のクラスの実力があっても下のクラスから昇格しようとしない人間も多い。また女性は男性よりも有利なクラスが設けられていることもあり(体力・体格・腕力面よりもプレイ人口比率面からの優遇と考えられる)、公平に見て実力の劣る男性が、上級者である女性にハンデを振らなければならないという場合が生じることもある。なおここでいう「同じ試合」とは、例えばあるお店で開催される月例会(マンスリーハウストーナメント)において、一度A級として出場した場合翌月以降もA級での出場となる、という意味でありそれ以外の試合に出場する場合はこの限りではない。(ただしあまり推奨されないし、認められないことも多い)
ナインボールにおいては獲得すべきセット数に差をつけることでハンディを決定する。(例:A級3セット、B級2セット、C級1セットのハンディの場合、A級プレイヤーが3セット取るまでにC級プレイヤーが1セット取れば、C級プレイヤーの勝利となる)
ローテーションにおいては獲得すべき点数に差をつけることでハンディが決定する。(例:A級180点、B級120点、C級60点とし、その得点を先に獲得した者の勝利となる)
主に関西でプレイされることの多いジャパンナイン(あるいは5-9)という特殊なナインボールゲームのルールにおいては、セット数などによる勝敗という概念がないため、加点となる的玉の個数、またはその点数、あるいは点数の入り方などによって調整する。
その他競技によってさまざまなハンディの振り方がある。
ビリヤードは穴に入れる関係上、ある程度の高さの台が必要になる。この手間を省く為に台を傾け、キューを右下に固定したものがフランスで作られ、愛用した貴族の名をとって「バガテル」と呼ばれる様になった。バガテルはアメリカに渡り、さらに独自の進化をとげて、フリッパーピンボールとなった(バガテル以降の詳細は「ピンボール」参照)。
またバガテルはアメリカから日本に入るとスマートボールとなり、これがさらに発展してパチンコとなった。
映画
ハスラー(The Huster)(1961年 アメリカ)
ジェームズ・コバーンの新ハスラー(The Baltimore Bullet)(1980年 アメリカ)
道頓堀川(1982年 日本)
ハスラーザ・ファイナル(Io chiara e Lo scuro)(1983年 イタリア)
ナンバーワン(Number One)(1984年 オーストラリア)
ビリー・ザ・ハスラー(Billy The kid And The Green Baize Vampire)(1985年 イギリス)
ハスラー2(The Clolor Of Money)(1986年 アメリカ)
ハードショット(Hard Knuckle)(1987年 イギリス)
キス・ショット(天使のキス・ショット)(Kiss Shot)(1989年 アメリカ)
スティックメン(STICKMEN)(2000年 ニュージーランド)
ナイン(2000年 日本)
プールホールジャンキー(Poolhall Junkies)(Warner 2003年 アメリカ)
孔雀 女ハスラー捜査官(2007年 日本)
スポーツ漫画#ビリヤード漫画も参照のこと。
ブレイクショット(前川たけし)
Hot Shot(大野純二)
POOL SHOOTER(鈴木信也)
キング・オブ・ザ・ハスラー(谷津太郎)[18]
ハスラー・ザ・キッド(小笠原十余志原作/黒咲一人作画)
ザ・ハスラー(一の瀬正)
撞球水滸伝(中野喜雄)
獣のように(かわぐちかいじ)
[w]ウォン(たがみよしひさ)
GAME-ゲーム-(小塚敦子)
ハスラー・レプリカン(よこみぞ邦彦)
ちょっとナインボール(羽田周平原作/堀田あきお作画)