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ハワイ島
Hawai'i愛称: (ビッグ・アイランド)
ハワイ島の画像 NASA撮影
地理
場所.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯19度34分 西経155度30分 / 北緯19.567度 西経155.500度 / 19.567; -155.500
面積順位ハワイ諸島で最大の大きさ
最高峰マウナ・ケア
行政
人口統計
人口148,677(2000年時点)
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ハワイ島(ハワイとう、英語: Island of Hawai‘i、Hawai?i Island)は、ハワイ諸島を形成する、太平洋上の島の一つ。ハワイ諸島のみで構成されるアメリカ合衆国ハワイ州に属する。ハワイ諸島で最大の島であることから、「ビッグアイランド」("The Big Island" )の愛称でも呼ばれる。面積は10,432.5 km2で青森県や岐阜県とほぼ同じで、沖縄本島の約8倍である。
なお、島の名は日本語では「ハワイ(島)」で通っているが、丁寧に発音した英語では [h??wa?.i:] 「ハワイイー」であり、最後の ?i も明確に発音されて、ハワイ州ではハワイ語発音に近く「ハヴァイイ」という人も多い。 人口は148,677人(2000年国勢調査)と、ハワイ州の島としてはオアフ島に次ぐ。また、同島東岸の都市・ヒロは、日系移民によって開発された都市である。ヒロは、歴史的に津波によって数度壊滅的被害を受けた経験から、太平洋津波博物館が設置されており、津波に関する研究が行われている[1]。 ハワイ島内の南西にある町キャプテン・クックは、ヨーロッパ人として始めてハワイを「発見した」キャプテン・クックことジェームズ・クックがハワイの原住民に殺害された場所であり[2]、ケアラケクア湾にはその記念碑がある。 また、ハワイ王朝を統一したカメハメハ大王の出身地も島内にあり、ホノルルのイオラニ宮殿前にあるのと同様の銅像が、同島東岸の都市ヒロと、同島北端のハヴィ(カメハメハ大王の出生地)に各1体ずつある。 ハワイ島は、ホットスポット上にあることから活発な火山活動が起きてきた。島は5つの楯状火山で構成されていて、互いに噴火期間が重なり合いながら、順番に噴火した。5つの火山は活動順に、コハラ(死火山)、マウナ・ケア(休火山)、フアラーライ(休火山)、マウナ・ロア(活火山)、キラウエア(活火山)である。これらのうちマウナ・ロアの一部とキラウエアがハワイ火山国立公園に含まれる。マウナ・ロアの南麓と西麓に露出する古い熔岩からの地質学的証拠の解釈により、ニノレ
概要
地質と地理ハワイ島を構成する5つの楯状火山
最大寸法で、ハワイ島は差し渡しが150 km、10,432.5 km2の陸地面積を持ち[4]、全ハワイ諸島を合わせた面積の62%を占める。島中央部にはマウナ・ケア(海抜4,205 m)とマウナ・ロア(海抜4,169 m)の2つの4000 m級火山がある。ギネスブックの認定によると、海洋底の基部から測った高さでは、マウナ・ケアが10,203 mで世界で最も高い山である。マウナケア山頂付近は、天候が安定し、空気が澄んでいることもあり、世界各国の研究機関が天文台を設置、日本の国立天文台が設置したすばる望遠鏡もここにある。また、山頂では常夏の島でありながら冬場には積雪も見られる。ヒロ絵葉書明治時代
マウナ・ロアとキラウエアは活火山であるため、ハワイ島は今でも成長し続けている。1983年1月から2002年9月までの間に、キラウエア火山からの熔岩流が海岸を海側に延ばしたことによって220 haの陸地が加えられた。現代にもいくつかの町がキラウエアの溶岩流によって破壊された。1960年にカポホ(英語版)、1990年にカラパナ(英語版)とカイムー(英語版)が破壊された。カラパナ地域には深いL字型の巨大な淡水プールがあって島では「女王の浴槽(英語版)」と呼ばれていたが、1987年に熔岩によって流されてしまった。海へと流れるキラウエアの赤い熔岩から立ち上る蒸気(2008年4月撮影)
ハワイはハワイ弧状列島の最南端に位置し、アメリカ合衆国で最南端地点のカ・ラエ岬を含む。さらに南に行くと、最も近い着陸可能な島はライン諸島である。北にはマウイ島があり、アレヌイハラ海峡を挟んでハレアカラ(東マウイ火山)を見ることができる。
ハワイ島の南東岸から29 kmのところにはロイヒ海山と呼ばれる海底火山がある。ロイヒは太平洋の海面下975 mで活発な噴火を続けている。ロイヒは継続して火山活動を続け、ついに山頂が海水準を突き破り、その後に海面上でもキラウエアとつながり、ハワイ島にさらなる陸地領域を付加すると考えられている。このイベントは現在のところ数万年後の未来に起こると予言されている。
ヒリナ地滑り(英語版)(グレート・クラックとも呼ばれる)は長さ13 km、幅18 m、深さ18 mの深い裂け目であり、ハワイ島のカウ地区にある。グレート・クラックはたくさんある一連の裂け目の一つであり、噴火によって形成された割れ目であって、実際には南西割れ目帯の延長である。しばしばこれらの割れ目は火山噴火の地点となり、ときには割れ目が深く大きく破砕されて島の塊を海に落下させることもある。
グレート・クラックがハワイ島の南麓が島の残りの部分から離れるように動いた結果と考える人もいる。推測に富む話では、ある日、もしかしたらすぐに、島の大きな塊が崩れ海洋へと落下し、巨大な津波と地震を引き起こす。これは実際にはおよそ1万年ごとに起こり、可能性の範疇の話ではない。他の人たちはグレート・クラックは島を分離させる断層ではなく、マグマが割れ目帯へ向かって押し進んでいるために地殻がわずかに離れるように動いた結果として、おそらく数万年前に造られたと考えている。