食文化としてドバトは中国では普通に食用にされる。また、フランスでもハトは食材として一般的である。イギリスでも18世紀頃までは自然繁殖した物を捕らえて調理したものが一般的に食卓に上っていたといわれ、現在でも食文化中にそのなごりがみられる。中近東では古くより、乾燥した風土でも放し飼いでよく増える性質があるため、ハトのための養殖場(塔のような建造物)もあり、貴重な動物性蛋白源として、一般的に利用されている。
日本では一般的には鳩を食用とすることは稀であるが、食用に肥育したハトの胸肉は、高級食材として出回っている。また、キジバト(山鳩)は狩猟鳥であり、食用にされる。
ハトは歩行時に首を前後に振りながら歩くことで知られている。この動作はハト科以外の多くの鳥でも見られるが、ハト(特にドバト)は、警戒心が非常に弱く、歩いている状態で身近に見かける機会が多いため、多くの人々から「首を振る鳥」として認知されている。
この首振り歩行は、暗闇や、ベルトコンベア上を逆向きに歩かせたときは行われず、胴体が前進しているときでも頭部だけはなるべく長時間にわたって空間内で静止するよう首を前後させているため、視覚情報(あるいは聴覚、平衡感覚なども)を安定して得られるように行われているものと考えられている。また、首振りのタイミングは、体重を片脚で支えている間も重心が安定する位置に来るようになっている。それゆえに「安定して歩行するため」という説もあるが、ハトも高速での歩行時では首振りを行わないため、やや疑わしい。
各国での呼びエトリッヒ・タウべ
ピヂョン(pigeon)/ダヴ(dove)
英語でハトの意味。本来は前者は主に飼いバトを、後者は野生バトに用いる。だが、現在はアメリカなどでは前者が好まれ、後者は詩語に使われることが多い。フランス語でハトのことをピジョンと言い、つづりは英語と同じだが、英語が「ピ」にアクセントをつけるのに対し、フランス語は「ジョ」にアクセントをつける。pigeon の ge は英語では「チ」の濁音、フランス語では「シ」の濁音になる。
タウベ(Taube)
ドイツ語でハトの意味。第一次世界大戦に偵察機として多く使われた軽飛行機の「エトリッヒ・タウベ」(またはルンプラー・タウベ)の名は翼の形がハトににていることからつけられた。「タ」にアクセントをつける。
パロマ(paloma)
スペイン語でハトの意味。「ロ」にアクセントをつける。
ピッチョーネ(piccione)
イタリア語でハトの意味。「チョ」にアクセントをつける。
チンポコ(chim bo cau)
ベトナム語でハトの意味。現地発音で言うと「チンボカウ」。
関連項目ウィキメディア・コモンズには、 ⇒鳩 に関連するマルチメディアがあります。ウィキクォートに ⇒鳩に関する引用句集があります。
鳥の一般名の記事
一般名の記事では、種の記事と違った側面(文化的、人との関わりなど)の記述がなされる。
鷲(わし)
鷹(たか)
雁(がん)
鳩(はと)
鴉(からす)
カテゴリ: ハト目 | シンボル
更新日時:2008年8月8日(金)13:47
取得日時:2008/09/01 06:13