ヌマエビ科
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おもな種類
オニヌマエビ Atyopsis spinipes (Newport, 1847)
体長2-5cmほど。額角が短く、体は太くずんぐりしている。前の2対の歩脚に長いが生えてのように変化しており、流下物を捕えて食べる習性を持つ。南西諸島から熱帯太平洋インド洋に広く分布し、近縁種が多い。
ヤマトヌマエビ Caridina multidentata Stimpson, 1860
体長3-4cmほど。額角が短く、複眼が黒くて大きい。体側には赤い斑点が4列の線状に並んでいるが、オスでは点線に、メスでは破線になる。動きは活発で、網ですくうと跳ねずに歩きだす。西日本からフィジーマダガスカルまで分布し、川の上流から中流にかけて生息する。観賞用としても人気がある。
トゲナシヌマエビ C. typus H. Milne Edwards, 1837
体長2-3cmほど。額角が短く、体型も他のヌマエビ類よりずんぐりしている。体色は一様に褐色がかって地味な個体が多いが、黒や青緑色の個体、背中に白っぽい縦線が走る個体もいる。網ですくうとヤマトヌマエビと同じように歩きだす。西日本から東南アジア、フィジーまで分布する。
ミゾレヌマエビ C. leucosticta Stimpson, 1860
体長2-3cmほど。トゲナシヌマエビとは逆に額角が長くまっすぐ伸び、体型もスマートだが、ヌマエビやツノナガヌマエビとの区別がつけにくい。メスの成体は灰褐色を帯び、体じゅうに小さな白点がたくさんあるのでこの和名がある。遡上する習性はあまり強くなく、下流域に多く生息する。西日本から南西諸島に分布する。
ツノナガヌマエビ C. longirostris H. Milne Edwards, 1837
体長2-3cmほど。和名通り額角が長く、上へ反るが、ヌマエビやミゾレヌマエビと区別がつけにくい。南西諸島、台湾、中国、ニューカレドニア、マダガスカルまで分布する。
ヒメヌマエビ C. serratirostris De Man, 1892
体長1-2cmほど。小型だが赤、茶、紫など体色が変異に富む。背中に白っぽい縦線が走る個体と、数本の白い横しまがある個体とがいる。色鮮やかな種類だが小型であまり活発ではなく、物かげに隠れる性質が強い。ミゾレヌマエビと同じく下流域に多い。西日本から東南アジア、オーストラリア北部、マダガスカルまで分布する。
オパエウラ Halocaridina rubra Holthuis, 1963
体長1.2-1.5cmほど。赤い個体から白い個体まで幅がある。成体は淡水から海水まで広く適応するが、繁殖には汽水と隠れ場所が必要。ハワイ諸島の anchialine pool 「陸封潮溜まり」と呼ばれる汽水域にのみ分布する固有種。ハワイアンレッドシュリンプ、スカーレットシュリンプ、ピクシーシュリンプ等、多くの名前で呼ばれている。
ミナミヌマエビ Neocaridina denticulata denticulata De Haan, 1849
体長1-2.5cmほど。上から見ると背中に白っぽい線があり、線をはさむように「ハ」の字型のもようがたくさんある。成体は褐色や緑黒色など体色が変異に富む。発生に塩分を必要とせず、一生を川で過ごす。西日本に分布するが、朝鮮半島や中国に多くの別亜種がいる。
ヌマエビ Paratya compressa compressa De Haan, 1844
体長は2-3cmほど。額角とは別に、目の上に小さなとげ(眼上棘)がある。両側回遊をおこなう「小卵型」と、淡水域で一生を過ごす「大卵型」とがいる。西日本に分布するが、亜種のヌカエビ P. c. improvisa Kemp, 1917 は東日本に分布する。

オニヌマエビの一種 Atyopsis moluccensis。長い毛がある2対の歩脚を振りかざす

ヒメヌマエビのメス。背中に白い縦線がある個体。抱卵している

ヒメヌマエビのメス。背中に数本の横しまがある個体


参考文献

保育社「原色日本大型甲殻類図鑑」(I) 三宅貞祥 ISBN 4-586-30062-0
ウィキメディア・コモンズには、 ⇒ヌマエビ科に関連するカテゴリがあります。 カテゴリ: 生物分類表使用 | エビ | ペット

更新日時:2008年6月6日(金)12:34
取得日時:2008/09/25 11:48


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki