木更津送信所ニッポン放送 木更津送信所(2008年8月撮影)
送信アンテナ 120m支線式トラス鉄柱 サブ60m支線式トラス鉄柱 (施工電気興業)
旧送信機(1994年春まで) BN-7252V(NEC) MB-136C(NEC)いずれも真空管式
現送信機(1994年3月本格運用)MBT-9050A 50kWディジタル振幅変調方式(完全固体化)(NEC)×2台で100KW、設置工事NEC、鹿島建設 MBT9100A(NEC)民間の大電力中波局の完全固体化としては文化放送の方が1年早かった(1993年3月運営)。但し文化放送はPWM(Pulse Width Modulation パルス帯域変調)方式であり、ディジタル振幅変調方式はニッポン放送が初めてである。PWM変調方式に比べて高電力変調増幅器が要らないため効率が良く消費電力も少なく発熱が少ない、変調時の歪みが少なく高品質の電波が出る、使用部品も少なくメンテナンスも楽など利点が多い。
STL 送受信装置(日立国際電気)出力10W、1.8mグリッドパラボラアンテナ。バックアップ回線としてKDDI(開設時はTTNet)の光ファイバーとコーデック(英国APT社)を使用。
プリエンファシス OPTIMOD-AM4300(orban) OPTIMOD-AM9100B(orban) OPTIMOD-AM9400(orban;導入予定)
AMステレオエキサイタ AX-10(ブロードキャスト・エレクトロニクス)
送信局舎 鉄筋コンクリート 送信機室は2台のエアコン(総合10万kcal)で常時25度に保たれている
非常時用発電機 350kVA(三菱)
備考
1971年、100kW増力に伴い足立区から木更津市に移った。足立では1310kHz(kc)で50kWであったが、ここで増力すると強電界の影響を受ける世帯が多く、さらに世田谷、多摩、神奈川方面の難聴地域の対策にもならないため聴取率に響くことなどから木更津への移転を決めた。
このプロジェクトは名技術者高橋琢二の元に行われた。周波数は当初1310kHzの予定であったが、FEN(現AFN)810kHzのビート混信の懸念から郵政省(当時)から1240kHzに変更するよう指示があった。1240kHzへの変更には「モスクワ放送(1251kHz・1000kW)を妨害するため」などの諸説があるが、大電力局のため国際調整で1240kHzしかなかったというのが実情であろう。1978年に中波周波数が10kHz刻みから9kHz刻みに変更され、現在の1242kHzになった。
木更津送信所の電波は強力で、静岡県東部・中部(ニッポン放送の放送エリア西端)でも比較的良好に受信可能(備考の項も参照)。また木更津送信所から直線距離で100km程度の場所では非常に受信状態が良くなることが、雑誌「ラジオパラダイス」での実験により確認されている。なお日中でも受信可能な限界は西は愛知県の知多半島辺りまでである。(大阪でも受信可能地区あり)電離層の反射具合が大きい冬場の場合、四国東部(特に徳島県の海沿い)だと10:00?15:00を除いた時間で聴取可能。また、グアムでは夜間に受信状態さえ良ければ、RFラジオ日本と共に聴取可能であった。早朝は韓国の一部でも受信可能。
ただ、送信所の位置関係(他の関東広域圏を放送対象地域とする中波放送はNHK等を含め埼玉県内から送信)から北関東でも聴取困難な地域がある他、都内においても新宿駅を過ぎた辺りからの中央線沿線や、練馬区以西の一部を中心に新宿新都心の超高層ビル群の影響で他局よりも受信感度が落ちる地域がある。受信エリア外で比較的良好に受信可能な地域は、秋田県の大潟村付近などが確認されている。受信エリア外では電波が電離層を反射して届く夜間のみの受信に限られるが、ほぼ全国的に聴取でき、ニッポン放送だけ放送されている番組を聴取する人が多い。地元局東北放送の周波数が近い宮城県がその好例である。近畿広域圏では毎日放送の混信が入る可能性がある。なお西日本の一部地域では同一周波数の韓国MBC原州局と混信する地域もある(皮肉にも親会社であるフジテレビとMBCは提携関係にある)。
足立送信所は非常用に残されており、木更津送信所のトラブル時に出力1kWで送信される。毎年5月中旬に、定期検査のデータ採取のため、月曜未明の放送休止中に試験電波を流して電界強度測定を実施している。なお、試験電波を受信して受信報告書を送ると「足立予備送信所1KW 受信確認」の印鑑が押されたベリカードが送られる。
1986年9月、ナイター中継中に電力会社側での地絡事故により木更津送信所が停止、急遽被害を受けていない足立予備送信所から送信された。また2006年8月14日には木更津送信所付近で停電があり、その際もこちらから送信された。
新聞番組表
産経新聞の関連放送局ということで、産経新聞(関東向け=朝刊のみ)のラジオ番組表では、番組タイトル部分をゴシック体で表記している。親会社フジテレビの番組欄は、黄色く網かけされている(休刊日前に2日分掲載するときなど、ときどき網かけしないこともある。また、テレビ欄にフジテレビの番宣広告が掲載された場合は当該番組のみ網かけされる)。
また、多くの地方新聞では夜間?早朝に電波が全国で届きやすいことも配慮し朝刊のラジオ番組欄に文化放送、TBSラジオとともに深夜?翌朝の番組のみ掲載することが多いが、鳥取県の地方新聞である日本海新聞では関東のラジオ局で唯一当局を取り上げ、それを早朝からの全日分掲載しているが現地では通常昼間は電波は届かない。
設立?2002年
1953年(昭和28)12月23日 - 日本放送株式会社として予備免許取得。
1954年(昭和29)
1月21日 - 日本放送株式会社を株式会社ニッポン放送に改称。