ナショナリズム
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ルナン

エルネスト・ルナンは、講演『国民とは何か?(Qu'est-ce qu'une nation?)』で、フィヒテに代表されるような民族・言語の共通性などに立脚する「ネイション」概念を否定した。彼によれば、「ネイション」とは民族・言語・宗教・地勢などによって定められるのではなく精神的な原理に立脚するものであり、彼の代表的な言葉を借りれば「日々の国民投票」によって形成されるものとされる。


20世紀後半


アンダーソン

ベネディクト・アンダーソンの主著『想像の共同体』は「新しい古典」とも言われ、ナショナリズム論に関する必読書の一つとなっている。書名にもなっている「想像の共同体」とはネイション自体を指す。ネイションは言語、文化、遺伝的近親性(人種)などを共通項として形成されるとされるが、ネイション内にも文化的差違は存在するし、全成員が血で結ばれているネイションはほとんど存在しないなど、いずれも決定的な要因ではない。むしろ実際に血が繋がっているかということなどは問題ではなく、これらの要素を共有していると想像し、成員が「共同幻想」を共有することによってネイションは成立しているとされる。すなわちネイションとは「心に描かれた想像の政治的共同体である」。アンダーソンは前近代の小さく同質性の高い共同体が「想像の共同体」であるネイションに拡張された要因を出版資本主義の発展に求め、ネイションの公用語たる世俗語による新聞が「想像の共同体」形成に大きく寄与したとする。この様にネイションの形成過程の考察に関して事実上の標準に近い位置にあるアンダーソンであるが、最近ではグローバリゼーションに対応したナショナリズムである「遠隔地(遠距離)ナショナリズム」という概念を提示している[7]


スミス

アントニー・D・スミスは前近代に見られたネイションに似た民族集団を「エトニ」と名付け、近代の産物であるネイションとは区別した。ネイションはあるエトニが他の周辺エトニを包摂していくことによって成立したとされ、近代以前からの古いエトニの伝統を引き継ぎつつも、近代に成立した新しい存在であるとされる。またスミスはエトニを貴族的な水平エトニと平民的な垂直エトニに分け、両者の性質の違いから個々のエトニの動員力や連続性、拡張性を説明している。スミスは近代主義を批判しているが、必ずしもアンダーソンと主張が対立する訳ではない。むしろ、中核エトニが周辺エトニを包摂していく過程に関してはアンダーソンの想像の共同体を援用すらしている[8]。アンダーソンも前近代における共同体の存在は否定しておらず、血縁などによるなど狭い範囲の共同体が近代になり、より広い共同体の一部となったとしていることから、スミスとアンダーソンの主張は、近代主義とその批判というよりも、相互に補完しあうものとなっている。アンダーソンが「遠隔地ナショナリズム」と呼ぶ現象についても、スミスは「代償ナショナリズム」として言及している。


脚注^ ゲルナー、2000年、p.1
^ 姜、2001年、p.5あるいはホブズボーム、2001年、p.10など
^ 対応する訳語については、その性質上、海外研究者の研究において言及されることはまずない。E.H.カー『ナショナリズムの発展(新版)』(みすず書房、2006年)あるいはB.アンダーソン『増補 想像の共同体』(NTT出版、1997年)の「訳者あとがき」などを参照のこと。
^ 橋川、1968年、p.16
^ アンダーソンは出版資本主義を近代に特徴的な要素として挙げ、ゲルナーは国家による教育制度を指摘する。
^ スミス、1999年およびアンダーソン、1997年参照。
^ 遠隔地ナショナリズムについてはアンダーソンの"New World Disorder"および『比較の亡霊』参照。なお『比較の亡霊』では「遠距離ナショナリズム」の訳語が用いられているが、ここでは1992年の"New World Disorder"以来使われてきた「遠隔地ナショナリズム」を訳語として使う。
^ スミス、1999年、p.199


参考文献

ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体−ナショナリズムの起源と流行』白石隆・白石さや訳、NTT出版、1997年(増補版)

ベネディクト・アンダーソン『比較の亡霊』糟谷啓介他訳、作品社、2005年

マウリツィオ・ヴィローリ『パトリオティズムとナショナリズム-自由を守る祖国愛』佐藤瑠威、佐藤真喜子訳、日本経済評論社、2007年

エドワード・H・カー『ナショナリズムの発展』大窪愿二訳、みすず書房、2006年(新版)

アンソニー・ギデンズ『社会学 第四版』松尾精文他訳、而立書房、2006年

姜尚中『ナショナリズム』岩波書店、2001年

アーネスト・ゲルナー『民族とナショナリズム』加藤節監訳、岩波書店、2000年

アンソニー・D・スミス『ナショナリズムの生命力』晶文社、1998年

アンソニー・D・スミス『ネイションとエスニシティ−歴史社会学的考察』巣山靖司他訳、名古屋大学出版会、1999年

橋川文三『ナショナリズム-その神話と論理』紀伊国屋書店、1968年

エリック・J・ホブズボーム『ナショナリズムの歴史と現在』浜林正夫他訳、大月書店、2001年

Anderson,Benedict. The New World Disorder. The New Left Review No.193,V/VI. 1992

Scott,John. Marshall,Gordon.ed. Dictionary of Sociology(Third Edition). Oxford UP:Oxford. 2005


関連項目

左翼ナショナリズム

国民国家

産業社会

ゲマインシャフト

ゲゼルシャフト

ポピュリズム

自由主義

排外主義


外部リンク

(百科事典)「Nationalism」 - スタンフォード哲学百科事典にある「ナショナリズム」についての項目。(英語)

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