詳細はナイジェリアの政治を参照
大統領を国家元首とする連邦共和制国家であり、大統領は行政府の長として実権を有する。大統領は民選で任期4年。三選禁止。
議会は、二院制。上院は、全109議席。各州3議席、連邦首都地域から1議席。代表議院(下院)は、346議席。任期はいずれも4年で、両院同日選挙。
サハラ砂漠以南のブラックアフリカでは南アフリカ共和国に並ぶ軍事大国であり、現在では平和維持軍等に期待が寄せられている。
詳細はナイジェリアの州を参照
ナイジェリアは連邦制を採用しており、36の州 (state) と連邦首都地区(Federal Capital Territory) によって構成される。
アビア州 (Abia)
アダマワ州 (Adamawa)
アクワ・イボン州(Akwa Ibom)
アナンブラ州(Anambra)
バウチ州 (Bauchi)
バイエルサ州 (Bayelsa)
ベヌエ州 (Benue)
ボルノ州(Borno)
クロスリバー州 (Cross River)
デルタ州 (Delta)
エボニ州(Ebonyi)
エド州(Edo)
エキティ州 (Ekiti)
エヌーグ州 (Enugu)
ゴンベ州 (Gombe)
イモ州(Imo)
ジガワ州 (Jigawa)
カドナ州 (Kaduna)
カノ州 (Kano)
カツィナ州 (Katsina)
ケビ州 (Kebbi)
コギ州 (Kogi)
クワラ州(Kwara)
ラゴス州 (Lagos)
ナサラワ州 (Nassarawa)
ナイジャ州 (Niger)
オグン州 (Ogun)
オンド州 (Ondo)
オシュン州 (Osun)
オヨ州 (Oyo)
プラトー州 (Plateau)
リヴァーズ州 (Rivers)
ソコト州 (Sokoto)
タラバ州 (Taraba)
ヨベ州 (Yobe)
ザムファラ州 (Zamfara)
詳細はナイジェリアの経済を参照
ブラックアフリカで最初にOPECに加盟を果たし、経済規模はアフリカ有数である。
世界有数の産油国であり、肥沃な土壌ではトロピカルフルーツや野菜の生産が盛んだったが、総歳入の71%を石油に頼る過度の石油依存により、カカオを除く在来の農業は衰退。さらに政治の腐敗、放漫財政とオイルブーム後の巨額の累積債務のため、経済は低迷を続けている。
国内の市場そのものは大きいのだが、国民の大多数が貧困に苦しんでいるため、購買力が低く市場を生かしきれない。最大都市ラゴスはアフリカ最大級の大都市だが、集まる人口に既存の都市機能が追いつかず、渋滞によりバス・タクシーなど交通機能は麻痺寸前になっている。地方との交通網は、1980年代以前は、かつての宗主国であるイギリスが敷設した鉄道網が機能していたが、インフラの維持に手が回らず荒廃、多くは自動車やトラック輸送に転換されている。こうした傾向は、ラゴスを始めとした都市の渋滞に拍車をかけることから、政府は鉄道の近代化プロジェクトに着手。中国からの借款や韓国企業への油田権益の供与などにより資金を融通。中国企業との協力で、ラゴス州レッキー半島にレッキー自由貿易区を設置、現在建設を行っている。2006年からは、ラゴスやポートハーコートから各都市への鉄道網の再整備に乗り出している。
英語による学校教育の水準は高く、また電子機器やプログラミングなどに関する教育も盛んであるが、高度な教育を受けた学卒者たちの多く(4分の1以上)は失業状態にある。そのため、多くの若者が不法移民輸送や麻薬密輸ほか、インターネットカフェから世界中にスパムを配信するインターネット詐欺(いわゆる「ナイジェリアの手紙」詐欺)など犯罪にかかわる状態があるという。その他、暴力犯罪でもヨハネスブルグ、ナイロビ等とならび評判が悪い。オバサンジョ政権は、詐欺・経済犯罪や暴力組織の壊滅にむけ、世界各国の捜査機関と協力しながら努力している。
詳細はナイジェリアの国民を参照
ナイジェリアはアフリカ最大の人口を擁する国家であり、アフリカの総人口の1/5?1/4がナイジェリアに居住する。250以上の民族/部族が居住する。北部のハウサ族およびフラニ族が全人口の29%、南西部のヨルバ族が21%、南東部のイボ族が18%。以下、イジョ 10%、カヌリ 4%、イビビオ 3.5%、チヴ 2.5%など。民族紛争が相次いできたため現在では州が細分化されている。少数民族には苦難が続いている。
ナイジェリアでは方言を含め521の言語が確認されているが、現存するのは510であると考えられている。議会や官庁で使用される公用語は旧支配者の言語である英語であり、多数派であるハウサ語、イボ語、ヨルバ語の使用のみが認められている。初等教育では各部族の母語によって授業が行われるが、高等教育においては英語のみを使用。言語の面でも少数民族の権利が侵される事態となっている。
主に北部ではイスラーム教が、南部ではキリスト教が信仰され、その他土着のアニミズム宗教も勢力を保っており、内訳はイスラム教が5割、キリスト教が4割、土地固有の伝統信仰が1割となっている。北部はムスリム地区である。
主な高等教育機関としてはナイジェリア大学(1955年)、イバダン大学(1948年)、ラゴス大学(1962年)などが挙げられる。