ドミトリ・メンデレーエフ
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経歴

メンデレーエフは西シベリアトボリスクに母マリア・ドミトリーヴナ・コルニレフと父イワン・パブロヴィッチ・メンデレーエフの14人の子供の末っ子として生まれた。14歳、当時中学校の校長をしていた父を亡くした。1849年に貧しい家族とともにサンクト・ペテルブルグに移り住み、1850年には大学へと進学した。卒業後の1855年結核と診断され黒海近くのクリミア・ペニンシュラへ中学(高校?)の化学の教師として赴任した。しかし翌1856年に病気から快復すると再びサンクト・ペテルブルグへと戻った。

1859年から1861年の間気体密度についてパリで研究を行う。また、ドイツハイデルベルクグスタフ・キルヒホッフと共に分光器についての研究を行った。1863年再びロシアに戻り、サンクト・ペテルブルグの化学技術大学で化学の教授となった。また同年、Feozva Nikitchna Lascheva と結婚した。

1865年ジョン・ニューランズがオクターブの法則を発表した。メンデレーエフも同様の考えを持っており、1869年3月9日にロシア化学学会で The Dependence Between the Properties of the Atomic Weights of the Elements と題した発表を行った。そこで、メンデレーエフの最初の英語版の周期表。(1891年のロシア語の第5版をベースにしている。)メンデレーエフメダル
元素原子量の順に並べると明らかにその性質ごとの周期性を表す。

科学的特性の類似する元素はほぼ同じ原子量であるか(例:白金イリジウムオスミウム)、原子量が規則的に増加するか(例:カリウムルビジウムセシウム)である。

元素グループ内での原子量順に並べた元素の配列はいわゆる原子価だけでなく、ある範囲まで、独特の化学的特性と一致する。

広範囲に存在している元素の原子量は小さい。

分子の大きさが化合物の性質を決定するように、原子量の大きさが元素の性質を決定する。

未知の元素の発見が期待される。たとえば、共に原子量が65から75の間であり、科学的特性がアルミニウムに類似する元素およびケイ素に類似する元素が存在するであろう(後年、該当するガリウムゲルマニウムが発見される)。

元素の原子量は原子番号順で前後する元素の原子量に関する知識により修正できることがある。たとえば、テルルの原子量は123から126の間にあり、128にはなりえない。

元素の特徴的な特性はその原子量から予言できる。

ことを指摘した。

メンデレーエフが周期表を発表した数ヵ月後、メイヤーが事実上同一の表を発表した。このため、周期表はメンデレーエフとメイヤーの共同成果であると考える者もいるが、未発見の元素の予測の質がよかったため、メンデレーエフ単独の功績とみなされている。

1893年、メンデレーエフは ⇒度量衡局の所長となった。ここでのメンデレーエフの仕事はウォッカの製造技術の標準化であった。メンデレーエフは、エチルアルコール分子1に対して水分子2の割合で混合するのが最適であると結論づけたが、これは体積比にして38%アルコールと62%の水に相当する。これにより、1894年に新法が制定され、すべてのウオッカは40%(体積比)のアルコールを含むものと規定された。この比率は現在においても多くのウオッカで用いられている。

メンデレーエフの研究は、1906年ノーベル化学賞にノミネートされるも、たった一票の差でアンリ・モアッサンに敗れる。翌年に死去。


その他

功績を顕彰するため、元素名(メンデレビウム)と月のクレーターの名前、モスクワの地下鉄9号線のメンデレーエフスカヤ(Менделеевская)駅は彼の名を記念した駅である(「メンデレーエフの駅」という意味)。豪華な装飾で知られるモスクワ地下鉄だが、この駅の装飾は分子模型をかたどったユニークなものである。


関連項目

現在の周期表

エレメンタッチ

化学元素発見の年表


外部リンクウィキメディア・コモンズには、ドミトリ・メンデレーエフに関連する ⇒カテゴリと ⇒マルチメディアがあります。

Gordin, M. D. "D. I. Mendeleev: Reflecting on His Death in 1907" Angew. Chem., Int. Ed., 2007. DOI: ⇒10.1002/anie.200601976
カテゴリ: ロシアの物理学者 | ロシアの化学者 | 19世紀の自然科学者 | 1834年生 | 1907年没

更新日時:2008年8月11日(月)16:37
取得日時:2008/08/19 16:19


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki