世界で最もトンネルが多い国は中国で、約8,600個所、総延長約 4,375 km となっている(2004年)。うち、鉄道トンネルは6,876個所、総延長約 3,670 km で世界一、道路トンネルは1,972個所、総延長約 835 km となっている。
日本では「山の中に女が入ると、女神である山の神の嫉妬に遭い事故が起こる」という迷信が長らく信じられてきた。そのためトンネルや坑道などへの立ち入りは長らく女人禁制であった。また、実際トンネル工事は危険が伴うこともあり、労働基準法第64条の2項において女性のトンネル建設への従事など坑内労働を禁じている。この規定は男女雇用機会均等法などの流れの中でも見直されないままであったが、2005年になって、ようやく国によるこの規制の見直しについての検討が始まった[3]。しかし、縁起を重んじる工事現場からの反発も予想される。
また、度々トンネルは怪談や都市伝説の舞台になる。その中で、工事中あるいは開通後の事故で死んだ人の亡霊が現れる、といったたぐいである。有名なところでは、石北本線常紋トンネルにおいてはいわゆる「タコ部屋労働」が原因であるとして、また肥薩線第二山の神トンネルにおいてはそこで発生した乗客轢死事故が原因であるとして亡霊話がしばしば語られる。
なお、トンネル建設工事に従事する労働者の労働者災害補償保険保険料率は業種別で最高となる 11.8 % が適用される。これは同じ土木工事である道路新設事業 2.1 % の5倍以上の料率であり、トンネル建設工事の危険性が高いことを示している。
なお、トンネルの貫通の際に採取された石を貫通石(かんつうせき)といい、安産のお守りとして用いられる。最近では各高速道路会社などが販売することもある。
主な鉄道トンネル一覧(国内)トンネル事業者線区全長備考
新登川トンネルJR北海道石勝線5,825m
新狩勝トンネルJR北海道根室本線5,790m
青函トンネルJR北海道海峡線53,850m
津軽トンネルJR北海道海峡線5,880m
八甲田トンネルJR東日本東北新幹線26,455m建設中(ただし貫通済み)
岩手一戸トンネルJR東日本東北新幹線25,808m
福島トンネルJR東日本東北新幹線11,705m
蔵王トンネルJR東日本東北新幹線11,215m
清水トンネルJR東日本上越線(上り)9,702m
新清水トンネルJR東日本上越線(下り)13,500m
大清水トンネルJR東日本上越新幹線22,221m
榛名トンネルJR東日本上越新幹線15,350m
中山トンネルJR東日本上越新幹線14,857m
魚沼トンネルJR東日本上越新幹線8,625m
飯山トンネルJR東日本北陸新幹線22,225m建設中
六十里越トンネルJR東日本只見線6,359m