1デッキの枚数は20から108枚。ヨーロッパでは32枚や36枚というものが多く、ほとんどの日本人がトランプと言えば52枚を思い浮かべると同様にロシアでは36枚が常識であるという。特殊な例では、フィリピンで112枚というものが存在する。
標準的なトランプのカードの大きさには、ブリッジサイズとポーカーサイズの二種類がある。
ブリッジサイズ
約89mm×約58mm。横幅が短いので、コントラクトブリッジのような、手に持つ枚数が多いゲームに適している。日本では一般的なサイズである。
ポーカーサイズ
約88mm×約63mm。横幅が広いので、ポーカーのような、手に持つ枚数が少ないゲームに適している。
ただし、この使い分けは慣習的なものであり、ブリッジサイズのトランプでポーカーをプレイしても、なんの問題もない。
トランプ以外のカードゲームやトレーディングカードでも、これらのサイズを踏襲しているものが多い。
主なトランプ製造メーカー
アメリカ
U.Sプレイング・カード社 - ビー、バイスクル、タリホー
日本
任天堂
エンゼル商事
大日本トランプ
日本カルタ - ウインドミル
天田印刷加工 - ジブリ関連などのキャラクター製品
イギリス
ワディントン・プレイングカード・カンパニー
スペイン
エラクリオ・フルニエ社
オーストリア
ピアトニク社
ベルギー
Cartamundi(カルタムンディ)社
かつてのトランプ製造メーカー
日本
エーストランプ(東洋トランプ)
平凡トランプ
ユニバーサルトランプ
起源は諸説あり、はっきりとはわかっていないが、現在中国説が最も有力であり、また、全て東方に発生したものが欧州に移入されたとする点では一致している。これら東方に発生したものを西アジア方面から復員した十字軍やサラセン人などの手によって欧州に伝えられた可能性が高い。
古代エジプト起源説
1816年にイギリスのサミュエル・ウェラー・シンガーが自著「プレイングカードの歴史」にて紹介した古代エジプトの神秘哲学がタロットというトランプに表象されていることから非常に古くからエジプトにトランプがあったとする説。しかし近年の研究で、現存する最古のタロットカードよりも古いトランプの現物や記録が存在することなどから、タロットの方がプレイングカードから派生したと考えられ、この説に関しては現在は否定的な意見が多く、最近ではタロットと古代エジプトの関係も否定されている。
インド起源説
チェスとともに6世紀ごろのインドで発祥したとする説。ジプシーが7世紀ごろにインドから欧州に伝来したとされるが、信憑性は薄いとされている。
中国起源説
12世紀以前の中国に「葉子」というトランプの一種があったことから、これが13世紀に欧州に伝わったとする説。
起源が定まっていないことから欧州への伝来についても諸説あるが少なくとも14世紀には欧州各地に記録が見られることから相当数広まっていたと考えられる。欧州に最初にトランプが出現したのは14世紀前半のイタリアとされているが、スペイン説も有力。当時のアラブのカードは、スートは貨幣、刀剣、カップ、ポロ競技用バットであったが、このうちバットはポロ競技になじみの薄い欧州において、イタリアでは儀式用の杖、スペインでは棍棒に変化する。またフランスでの流行の火付け役となったジャック・クールの功績を称え、カップの図柄はクール(ハート)と名を変え、図柄もハートに変化し、現在に至っている。
14世紀も後半になると、フランスではスートがダイヤ、スペード、ハート、クラブに変わり、絵札の騎士が女王と差し替えられた。