トイレ
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飛行機のトイレボーイング747のトイレ

飛行機のトイレは、古くは汚物を空中散布したり、現代の簡易トイレのような汚物貯蔵タンクを備えたりしていた。現代では、水洗トイレと同様のシステムを用い水を再循環利用するタイプが採用されていたが、水を節約するために飛行機内の与圧と外部との気圧差を利用して汚物を吸引するタイプに置き換わりつつある。 またこの形式のトイレのことを真空吸引式トイレとよばれる.


列車のトイレ

詳細は列車便所を参照

列車内のトイレでは、新幹線や一部の路線を除き、長い間汚物を線路上に落下させる「垂れ流し式」(便器の穴から線路が見える)であったが、沿線への飛散問題から1990年頃から、貯留式への改造や古い車両の廃止、新車への取り替えが進められ、2000年以降は垂れ流し式はほとんど姿を消した。しかし、これと引き換えに、一部の地域(特にJR東海JR西日本JR四国の地域)では車両基地での汚物処理体制の問題から、車内のトイレ設置自体がなくなってしまう路線が発生し、大きな問題となっている。


バスのトイレ夜行高速バス車内の便所の例

バス車内のトイレは、導入時機が遅かったことから、当初より貯留式が採用されている。

日本においては、1964年に名神ハイウェイバスに使用される国鉄バス車両のうちの1台に設置されたのが始まりである。その翌年に増備された車両においても採用されたほか、1969年に東名ハイウェイバスを運行する国鉄バス車両(国鉄専用型式)において全面的に採用された。その後、長らく国鉄バスの東名・名神ハイウェイバスおよび「ドリーム号」の車両のみの設置であったが、1978年に琉球バスが長距離路線車の車内に設置され(後に撤去)、1983年に夜行高速バス「ムーンライト号」の車内へ設置され、その後夜行高速バスでは標準的に設置されることになった。また、昼行高速バスにおいても、中・長距離路線で導入される例が増えている。 この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。


携帯トイレ防災用の簡易トイレ(組み立て式)

詳細はポータブルトイレを参照

近年は携帯トイレというものも商品化している。仕組みは単純で特殊な加工を施した袋に排泄物凝固用の薬剤を混ぜ、ゴミとして廃棄する。主な用途は自動車利用中における渋滞などのトイレ対策であり、大抵は小用に用いる。登山、アウトドア用や緊急時用のものもあり、これらは小便のほか大便にも利用できる。近年では一部の登山家によって自主的にこの携帯トイレを利用する運動が行われているが、全体から見るとまだまだ普及していないのが現状である。アウトドア用では便器付の大がかりなものやトイレ用のテントも商品化している。


災害用トイレ

近年、防災用品としての必要性へ認識が高まっている。避難所などでトイレ使用に支障があると、被災者は水分摂取を控える傾向がある。これはエコノミークラス症候群の要因となり、災害そのものを上回る被害を生じかねない。すなわち、飲み水を確保するだけでは不十分で、その排泄先も確保しなければ人命の救助は完成しない。

設備としてはイベント会場で見られる仮設トイレや、携帯トイレを備蓄する例もあるが、汚物槽を備えず、下水道のマンホールの蓋を開けてその上に設置する、便器と周囲の覆いだけの専用タイプもある。

下水道管路に汚物を直接排除する場合、正常に流下させる事を考えておかないと、管路の閉塞によって利用不能となりかねない。 この対策として、避難所が設置される学校のプール水を活用し、汚物を効果的に流下させる設備を用意する例がある。 ⇒[1]


バイオトイレ

詳細はバイオトイレを参照

近年ではバイオトイレと呼ばれる新たな仕組みのトイレが注目されている。 仕組みは単純で、便槽の中におがくずを詰め込んであり、攪拌することで排泄された糞尿をオガクズの中に住み込んでいる好気性のバクテリアが分解し、最終的には土と水のみが生成されるものである。


清掃方法

便所(トイレ)掃除は不快な義務と見なされる傾向があり、罰として強いられるケースも多い。その一方、妊婦が行うと丈夫な、あるいは可愛い子が生まれるといった伝承もある。


用具類

便器の内部は一般的に柄付きたわしトイレブラシ)が用いられる。便器のフチ裏や細かい所はスポンジタワシや古歯ブラシを用いても良い。便器内に洗剤を掛けて磨き上げた後に水で十分に流す。小便器ではトラップや目皿を外して手入れするのが望ましい。

洗剤にはトイレ用洗剤やクレンザー等が用いられる。トイレ用洗剤には中性、酸性、アルカリ性塩素系のものが有る。安全な中性タイプは一般家庭で広く普及している。酸性タイプのものは塩酸が含まれているものが主流で尿石を溶かす作用があり、塩素系には漂白作用があり強力な業務用のほか、一般家庭でも用いられる。

便器の外側や便座は雑巾で水拭きするが、汚れが落ちず、洗剤や消毒剤を使うときは使用方法に注意すること。掃除用のウェットティッシュも普及している。床は一般家庭の住宅では雑巾掛けが主流だが、公共施設などのトイレではデッキブラシで磨き水洗いし、モップ掛けすることが多く、電動フロアポリッシャーを使用することもある。

その他洗剤にはクレンザー石鹸、食器洗剤や住居用洗剤や重曹などが使われることもある。


注意事項

塩素系と酸性の洗剤を混ぜると有毒な塩素ガスが発生することと、浄化槽を使用している場合は生物にダメージを与える恐れがあるため、使用量に注意すること。塩素系や酸性の洗剤を用いたり、柄付きたわし以外のもので便器内を磨くときは長袖の衣服、保護眼鏡、ゴム手袋、マスクなど保護具を着用し、換気を十分に行うのが望ましい。

水垢や尿石などの頑固な汚れは紙やすり(耐水ペーパー)等で削ると容易に除去できる。但し、使い方や便器の色、材質によっては傷になるため、後日かえって汚れが付きやすくなってしまう。清掃業では、衛生陶器表面の釉薬層を傷つけ、色沢を損なうので、紙やすり(耐水ペーパー)、クレンザーを使うことはない。

また、温水洗浄便座や暖房便座は洗剤の成分によっては破損する恐れがある。また、故障や感電の原因になる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki