テルル
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性質

金属テルルと無定形テルルがあり、金属テルルは銀白色の結晶半金属)で、六方晶構造である。にんにく臭がある。

金属テルルの比重は、6.24、融点摂氏450℃、沸点は摂氏1390℃(融点、沸点とも異なる実験値あり)。酸化力のあるには溶ける。ハロゲン元素とは激しく反応する。酸化数は、-2, +2, +4, +6価をとる。また、化学的性質はセレン硫黄に似ている。燃やすと二酸化テルルになる。天然に元素鉱物として単体で存在することがある(自然テルル、native tellurium)。

また、テルル単体及びその化合物には毒性があることが知られている。また、これらが体内に取り込まれると、代謝にされることによってジメチルテルリドになり、呼気がニンニクに似た悪臭(テルル呼気)を帯びるようになる。


歴史

ミュラー (E.J.Muller) が1782年に単体分離。語源は、ラテン語地球を意味するTellusから。また、周期表上でテルルのひとつ上に位置するセレンはギリシャ神話の月の女神の名である。


テルルの化合物


酸化物とオキソ酸

テルル石 (TeO)

二酸化テルル (TeO2)

三酸化テルル (TeO3)

亜テルル酸 (H2TeO3)

テルル酸 (H6TeO6)


ハロゲン化物

六フッ化テルル (TeF6)

四塩化テルル (TeCl4)

四臭化テルル (TeBr4)

四ヨウ化テルル (TeI4)


その他

テルル化水素 (H2Te)

硫化テルル (TeS2)

テルリド (R2Te)


用途

ガラスなどの着色剤として利用される。

ビスマスとの合金は、熱電変換素子として実用化されている。

用途が狭く、偏在性が高く、需要量・埋蔵量ともに少ないが、先端工業に欠かせない存在であり、レアメタルの一種である。


埋蔵量・生産・消費

鉱業便覧[1]によると、テルルの埋蔵量(資源量)は3万8000トンである。上位からアメリカ合衆国(6000トン)、ペルー(1600トン)、カナダ(1500トン)[2]。いずれもズリなどを含まないテルルの純分量である。2000年時点の年間生産量は322トン。上位からカナダ(80トン)、ベルギー(60トン)、アメリカ合衆国50トン、ペルー(39トン)、日本(36トン)であり、上位5カ国で生産量の82.3%をまかなう[3]。1998年時点の年間消費量は145トン、そのうち日本が48トンを消費している[4]。テルルの2000年時点の総輸入量は2万247kg、このうちベルギーが1万1197トンを占める[5]


埋蔵地域

日本が全世界の埋蔵量の64%[要出典]を占める。
^ 経済産業調査会、『鉱業便覧 平成14年版』、2003年、ISBN 4806516597
^ 『鉱業便覧』、p.222
^ 『鉱業便覧』、p.226
^ 『鉱業便覧』、p.230
^ 『鉱業便覧』、p.243


関連項目

土壌汚染

鉱物

熱電変換素子

鉱物鉱物の一覧


1元素周期表18
1H21314151617He
2LiBeBCNOFNe
3NaMg3456789101112AlSiPSClAr


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki