チャド
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歴史

詳細はチャドの歴史を参照

1910年 - フランス領に併合

1920年 - フランス領赤道アフリカの構成地域の1つに

1960年8月11日 - フランスより完全独立

1975年4月13日 - 軍事クーデター、フランソワ・トンバルバイ初代大統領が暗殺

1978年8月 - 停戦協定が合意、暫定国民政府が成立

1982年6月 - イッセン・ハブレが大統領に就任

1990年12月 - イドリス・デビが首都を攻めて、イッセン・ハブレを追放


政治チャドの大統領, イドリス・デビ(Idriss Deby)

チャドは共和制をとる立憲国家である。現行憲法1996年3月31日の国民投票により承認されたもの。

国家元首である大統領は、国民の直接選挙により選出され、任期は5年。再選制限は無い。首相は大統領により任命される。内閣に相当する国家評議会の委員は、首相の推薦に基づき大統領が任命する。

議会は憲法上は二院制で、上院と国民議会(下院)で構成される。しかし実際は上院は未設置で、国民議会のみで運営されているのが実情。国民議会議員は国民の直接選挙で選出され、任期は4年。

主要政党には現大統領イドリス・デビ率いる愛国救済運動があり、1990年以来の長期政権を維持している。野党勢力は脆弱だが、比較的有力なものに民主進歩連合、共和国連邦運動がある。

最高司法機関は最高裁判所である。

台湾承認国だったが(1962年 - 1972年、1997年 - 2006年)、2006年8月に中国と復交した。
そのため、台湾とは現在断交している。

世界各国の汚職を監視している非政府組織 (NGO) の一つTransparency International(本部ベルリン)は、2005年10月に汚職指数 (CPI: Corruption Perceptions Index) を発表した。対象地域は159の国と地域。発表によると、他の4か国と並んでチャドが最下位であった。

2004年頃から隣国スーダンのダルフール紛争が激化した影響により、国内の反政府勢力も活発化。2006年4月には、反政府軍から首都ンジャメナが攻撃を受ける事態となった。イドリス・デビ大統領は攻撃を撃退し、翌5月の総選挙で勝利し再び国内の体制固めを行ったものの、2008年1月にはウムハジェル、アティが反政府勢力の影響下となり、翌2月には再び首都ンジャメナが攻撃に晒される状況となっている。


地方行政区分

詳細はチャドの行政区画を参照

()内は主要都市または補足説明



北部 ボルク州、エネディ州、ティベスティ州

東部 ウアダイ州(バタ州の東)、ビルティン州(ウアダイ州の北)

南部 モエン・シェリ?州(ゲラ州の南)、ロゴン・オリエンタル州、ロゴン・オクシデンタル州(両州はタンジレ州の南)、タンジレ州(シャリ・バギルミ州の南)、マヨ・ケッピ州(タンジレ州の西)

中部 バタ州(ゲラ州の北)、ゲラ州(モンゴ)

南東部 サラマト州(ゲラ州の東)

西部 カネム州(ラク州の北)、ラク州(チャド湖の北)、シャリ・バギルミ州(チャド湖の南東)

の16州に分かれている。


地理

チャドは完全な内陸国である。北部のリビア国境付近に東西南北とも約600kmにわたって広がるティベスティ高原は山岳地帯ともなっており、同国最高峰(サハラ砂漠最高峰でもある)のエミクーシ山 (3415m) やトゥーシドジ山 (3265m) が位置する。エミクーシ山は死火山だと考えられている。東部のスーダン国境沿いには高原が広がり標高1000m程度に達する。

国土のニジェール寄りの中央部には200km四方の窪地があり、サハラ砂漠中央部では唯一標高200m以下になっている。これ以外の地方では標高300?400m程度の土地が広がる。

国土の北半分はサハラ砂漠、南半分はサバナ地帯となっている。最南部の中央アフリカ共和国との国境沿いや首都ンジャメナ周辺、ンジャメナから300km東に離れた地域には耕作地帯が広がる。

チャドの水系はほぼすべてチャド湖に属する。南の中央アフリカ共和国から流れ込むシャリ川、カメルーン国境を北上するロゴーヌ川、降雨時に一時的に水が流れるガザール・ワジが主要河川である。


気候

国土全域が北回帰線よりも南に位置する。ケッペンの気候区分によると、北部は砂漠気候 (BW)、南部はステップ気候 (BS) である。最南部のみサバナ気候 (Aw)となっている。つまり、北部ほど乾燥しており、南部に移動するにしたがって降水量が増えていく。 首都ンジャメナ(北緯12度10分、東経14度59分)はステップ気候と砂漠気候の境目に位置する。年間降水量は677mmは乾燥気候としては多い。1月の平均気温は22.8度、7月は27.6度(いずれもセルシウス度)である。


都市

ンジャメナ(Ndjamena) - 首都、最大の都市

ムンドゥ(Moundou) - 第2の都市。人口28万2,000人(1993年)。最南部に位置し、農業が盛ん。

ボンゴル(Bongor) - 第3の都市。人口19万7,000人(1993年)。カメルーン国境に位置し、ロゴーヌ川を下るとンジャメナに到達する。

アティ(Ati)


経済

チャド湖に流れ込む河川地域を中心にひろがる農業に依存。主な農業生産物は綿花であり、輸出の70%程度を占めている。南部を中心にウシラクダによる牧畜も行われており、それらから取れる肉、皮も輸出されている。


2003年に、南部のドバ油田からカメルーンのクリビ港までのパイプライン1,070kmが完成。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki