チベット民族
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分布

この民族は、ブータン、ネパール、インド、中国の4か国に分布する。ブータンはこの民族自身が樹立した唯一の国連加盟国で、他の3か国においては「少数民族」として分布しているが、伝統的な分布地域の大部分において、人口の多数派を占めている。この民族の分布地域の面積・人口とも、大部分が中国の統治下におかれている。この民族の唯一の独立国家ブータンは、歴史的にはチベットの辺境地方に位置し、政治・文化の中心ヤルンツァンポ河流域は、現在、中国が設置した行政単位「西蔵」地方の中枢を占める。人口は、四カ国で約600万人、ブータンで約60万人、中国の2000年の国勢調査・第五次人口普査でチベット族(蔵族)として識別された数5,416,021人、亡命チベット人約15万人など。中国人の宗教弾圧により1/5の人口を失った。[要出典]


ブータンにおける分布

ブータンの国土は、標高3500 - 7000mの山地が占める北部と、中央部、インド平原に連なる南部からなるが、チベット系の人々は、主として中央部に居住し、南部地方ではネパール系住民が多数を占める。

ブータンの国民も参照。


中国における分布

チベット自治区(西蔵自治区)の全域。

青海省の全域。東北部を除く省内全域に、チベット民族(チベット族=蔵族)の民族区域自治単位として、以下の諸州が設けられている(一部は他の民族と合同)。

ゴロク・チベット族自治州

海北チベット族自治州

海西モンゴル族チベット族自治州

海南チベット族自治州

黄南チベット族自治州

玉樹チベット族自治州


四川省では、同省の西半部を占める以下の各民族自治州民族自治県とその近辺

ガパ・チベット族羌族自治州

カンゼ・チベット族自治州

涼山イ族自治州ムリ・チベット族自治県


甘粛省では以下の民族自治州、民族自治県とその近辺

甘南チベット族自治州

武威市天祝チベット族自治県


雲南省では、同省西北部に位置する以下の民族自治州とその近辺

デチェン・チベット族自治州


ネパールにおける分布

ドルポ地方

ムスタン


インドにおける分布

ジャンムー・カシミール州ラダック地方

シッキム州

ヒマーチャル・プラデーシュ州北部

アルナーチャル・プラデーシュ州


歴史


国家の成立

六世紀末から七世紀半ばにかけ、吐蕃王朝チベット高原を統合、842年に王朝は崩壊したが、高原の住人たちは、王国の末裔としての意識、王国が国家事業として翻訳にとりくんだ仏典に依拠した仏教信仰などを紐帯として、一国の民としての連帯感を保ち続けた。

その後、チベット仏教の拡大と共に、ダライ・ラマを指導者に戴く政教一致国家に変貌していく[要出典]。


中国による侵略と大虐殺

中華人民共和国成立後、毛沢東ダライ・ラマ14世北京で会談したが、無神論を強要した。1951年中国人民解放軍がチベットのうち、まだガンデンポタンのもとで中国の支配から自立していた西蔵に侵攻。チベット民族を大虐殺した[要出典]後、十七ヶ条協定を締結、自国領として組み入れた。中国は「農奴の状態にあったチベット族を解放した」と自賛している。その後は、多数の漢民族をチベットに移住させ、文化・経済を支配。そして、チベット人との強引な混血による民族浄化を推し進めている。西蔵自治区の区都ラサは、既に漢族が多数派の状態にあると、チベット亡命政府は主張している(中国政府統計によるとラサ人口の八割が蔵族)。2006年7月1日青蔵鉄道が開通した。

中国人による支配を嫌ったチベット族は、ヒマラヤを越えて北インド・ムスリに脱出し、ダラムサラチベット亡命政府を樹立すると共に、チベット人学校を設立し、民族文化の継承に努めている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki