ダマスカスは、都市の歴史のさまざまな時代に遡る歴史的地区の宝庫である。この都市は過去の占領者ごとに増築されたため、現在の都市の8フィート地下に埋まっているダマスカスのすべての遺構を発掘するのはほとんど不可能である。ダマスカスの城砦は旧市街の北西隅に位置する。
使徒行伝第9章第11節にある聖パウロの改宗に登場する、直線と呼ばれる街路またの名をVia Rectaは、ローマ時代のダマスカスのメインストリートの一つであり、1500メートル以上の長さがあった。
この道は今日ではバーブ・シャルキー通りと覆いのある市場、スーク・ミドハト・パシャとなっている。バーブ・シャルキー通りは小さな商店に満ち、キリスト教徒の区画Bab Touma(聖トマスの門)に通じている。スーク・ミドハト・パシャもまた、ダマスカスの主要な市場であり、スークを刷新したオスマン時代のシリア州知事ミドハト・パシャにちなんで名づけられた。バーブ・シャルキー通りの端には、アナニアスの家の地下貯蔵庫であった地下教会がある。また、ダマスカスにはスーク・ミドハト・パシャと平行にもう一つ屋根つきのスークがあり、こちらは建設当時のオスマン帝国のスルタン・アブデュルハミト2世の名にちなみスーク・ハミディーエと呼ばれている。
ウマイヤード・モスク、またの名をダマスカスの大モスクは、世界で最も大きいモスクの一つであり、イスラム教が始まって以来最も長く祈りが捧げられ続けている場所の一つでもある。モスク内の寺院には洗礼者ヨハネの頭が納められていると言われている。
ダマスカスの城壁と城門Bab Kisanの門、現在は聖パウロを記念した教会
ダマスカスの旧市街は、北と東、および南の一部を塁壁に囲まれている。現存している門は七つある。最も古いものはローマ時代にまで遡る。城砦の北から時計回りに:
Bab al-Faraj (救いの門)
Bab al-Faradis (果樹園の門)
Bab al-Salam (平和の門)以上三つは旧市街の北側にある。
Bab Touma (トマスの門)北東の隅にあり、同じ名前のキリスト教徒の区画へ通じている。
Bab Sharqi (東門)東の壁にあり、ローマ時代の設計が残っている唯一のもの。
Bab Kisan、南東にあり、聖パウロがここから籠に入って塁壁から吊り下げられてダマスカスから脱出したという伝説が残っている。現在は閉鎖されており、この故事を記念する教会がその場所に建てられた。
al-Bab al-Saghir (小さい門)南側にある。
加えて、Bab a-Faraj、Bab al-Faraidis、スーク・ミドハト・パシャへの入り口にあるBab al-Jabiya、およびスーク・al-Hamidiyyaの入り口近くにあるBab al-Baridは、かつてはスークへの入り口の区域を指していた、ダマシーンという名で呼ばれている。城壁の外にある二つの区域もまた、「門 (bab)」の名を持っている。Bab MousallaとBab Sreijaであるが、どちらも城壁の外の南西にある。
ダマスカス国際空港で中東やアジア、欧州各国と結ばれている。同空港はシリア・アラブ航空のハブ空港でもある。
関連項目ウィキメディア・コモンズには、 ⇒ダマスカス に関連するカテゴリがあります。
古代都市ダマスカス(ダマスカスは世界遺産となっている。)
⇒w:Rulers of Damascus シリア歴代の支配者一覧
外部リンク
⇒ダマスカスのインタラクティブ地図(英文)
⇒ダマスカスの簡単な地図画像(英文)
⇒ダマスカスの古代街道史(英文)
⇒Oldamascus.comダマスカスに捧げられたサイト(英文)
⇒ダマスカスの写真を多く掲載(英文)
⇒http://www.saudiaramcoworld.com/issue/198202/restoration.of.damascus.htm 大規模な復旧計画に関する記事(英文)]
⇒Tell Ramad
⇒ダマスクス、ウマイヤのモスク (日本語)
カテゴリ: シリアの都市 | アジアの首都 | 古代オリエント
更新日時:2008年8月13日(水)04:34
取得日時:2008/08/19 09:21