今日、日本のメーカーからは四輪部門に三菱自動車工業と日産自動車(日産は2006年より選手のサポート以外の活動を自粛)が、トラック部門(カミオン)では日野自動車といったラリー関連に強いメーカーが参戦している。三菱自動車は2001年以降2007年まで現在総合優勝7連覇を果たしている。
二輪部門では現在日本メーカーのワークス参戦はないが、過去ヤマハ車は9回(メーカー別最多)、ホンダ車は5回の優勝を手にしている。
プロトタイプ(実際に市販されていない競技専用車両)も参加可能であったため、日産・テラノのシャシーに日産・パルサーGTi-R風のボディーを被せたものや三菱・パジェロを国産初の四輪駆動車PX33風に改造した車両もあった。
四輪市販車無改造部門にはトヨタ自動車がランドクルーザー100にて参戦、市販車無改造部門ディーゼルクラスで1.2.3フィニッシュをしている。国産車で参戦実績があるのは前出のパジェロとランドクルーザー、レンジャーの他、トヨタ・ハイラックスサーフ(主に海外チーム)、三菱・チャレンジャー、日産・サファリ、日産・テラノ、いすゞ・ビッグホーン、いすゞ・ミュー、スズキ・エスクード等のクロスカントリー四輪駆動車だけではなく、初期の大会では、構造上砂漠で不利なトヨタ・スターレット、トヨタ・カリーナといった二輪駆動の乗用車で参戦した強者もいた(その後のレギュレーション改定にて、オフロード車である事が義務付けられた)。
市販車無改造部門とは乗員の安全を確保する装置(多点式シートベルト、補強材、補助前照灯など)、長距離を無給油で走行するため燃料タンクの増設、競技の安全を確保する装置(追い越し時の警告装置など)を装着する以外の改造が認められていない部門で、車台・駆動系・エンジン系は市販車と全く同じである。
カミオン部門では日野自動車が中型トラックのレンジャーで同社のワークスチームまたは菅原義正選手のプライベートチームから参戦して17年連続完走、1997年には部門1-2-3フィニッシュを達成している。
日本国内における大会のテレビ放送は、かつてはテレビ朝日がダイジェストを大会中毎日のように放送し、一部のニュース番組のスポーツコーナー内でも取り上げられた。総集編はテレビ東京系列や一部の衛星放送などで放映される。国内ではプロ野球やサッカー人気に加え同じモータースポーツであるF1とは異なり放送頻度が低く、認知度が低いのが現状である。
サーキット系レース以上に地域や企業のイベントで競技車両を展示したり、自動車メーカーの販売促進の一環として全国のメーカー系販売会社やショールームを選手が回って報告会を行うなどの取り組みが見られる。特に後者は三菱自動車が熱心で、篠塚建次郎選手が参戦して以来ほぼ毎年続けられ、現在は増岡浩選手の報告会が毎年2月〜3月に開催されるのが恒例となっている。開催日が平日でも他府県から報告会を見に来るファンが多い。
篠塚選手が三菱自動車を退職する2002年まで篠塚・増岡両選手の報告会が開催された期間があり、2人揃って行動した年と別行動の年があった。別行動の場合は参戦車種の関係で篠塚選手がパジェロを扱うギャラン店系販売会社、増岡選手がRVRやチャレンジャーを扱っていたカープラザ系販売会社を担当した。
出場した主な日本人
四輪(カミオン含む)
増岡浩 - 三菱自動車、2002年・2003年に総合優勝
篠塚建次郎 - 三菱自動車→日産自動車→フリー(トーヨータイヤ開発ドライバー)、1997年に総合優勝
池町佳生 - 二輪部門→四輪部門、日産自動車→トヨタ車体→フリーランス
三橋淳 - 二輪部門→四輪部門、日産自動車→トヨタ車体
片山右京 - フリーランス
菅原義正 - 二輪部門→四輪部門→カミオン部門、本田技研工業→三菱自動車→日野自動車。2005年からは息子の菅原照仁と共に親子で参戦。
菅原照仁 - カミオン部門、日野自動車
夏木陽介 - 俳優。1985年と1986年にドライバーとして、1987年〜1993年にチーム監督として参戦。
片山敬済 - 元二輪ロードレース世界選手権レーサー(1977年度350ccクラス年間チャンピオン)。1990年に三菱パジェロ改のPX33で完走。1991年に日産パルサーベースのオリジナルマシンで出場するもリタイヤ。
根本純 - 自動車ジャーナリスト。1981年・1982年・1985年・1988年 - 1996年に参戦。
立松和平 - 作家。ナビゲーターとして2回出場し、1990年はリタイア、1991年に完走。
佐々木隆 - 元モトクロス国際A級ライダー。1989年は二輪で出場するもリタイア、1990年は完走、クラス3位。その他海外ラリー出場・入賞経験多数。
二輪
木下博信 - 埼玉県草加市の現在の市長。同市議会議員時代の2001年に参戦し、完走した。
博田巌 - 高知県出身。ラリーレイド・モンゴルなどでの優勝経験あり。パリ・ダカール・ラリーでは上位入賞を果たす。
山田秀靖 - モータースポーツ・ジャーナリスト及びカメラマン。パリ・ダカール・ラリーでは初期の頃から取材活動を続けている。日本に紹介されるこのラリーの画像の殆どは氏の撮影によるものである。パリ・ダカール・ラリーでは完走経験有り。