ダイビングナイフ
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フロート


マーカー・ブイ(marker buoy)

水上の船舶から水中のダイバーを発見することは非常に困難であり、船舶が航行する水域で潜水する場合には、事故(船体と衝突する、スクリューに巻き込まれる、水流で巻き上げられる)防止のために潜水中を示す標識を水上に設置する必要がある。国によっては(北欧等)、船舶の航行の有無にかかわらず潜水標識の設置を法律で義務付けている場合もある。


水中ライト

水中で使用できるよう防水構造になっているライト。 水中では光の減衰率が大きい為、陸上で用いるライトよりも強力なライトが必要となる。 光源の種類は様々で、強力な物だとHIDが、手軽な物としてはキセノン球がある。 前者は撮影用ライトなどに使われる。また、LEDは光が届かないのでペリカン社のセイバーライト2000を使うべきである。


水中ノート・スレート

撮影器具や水中ライトなどの精密・電気(電子)機器は、水に対して弱い性質のものであるため防水構造とする必要がある。防水は主にOリングなどのガスケットを用いて行われるが、機器が複雑・精密になればなるほど少量の浸水も許容されない(本質的な許容量のみならず、浸水により破損した際の経済的ダメージも大きい)ため、より高度な防水構造を備えざるを得ず、機器自体の価格も相俟って非常に高価なものになる傾向がある。


テクニカルダイビングで用いる器材ダブルタンクと器材

テクニカルダイビングにおいては、大深度や洞窟内における特別なアクセサリーと万が一の安全を考慮し予備器材を装備する。次のような器材が使用される。


タンク・レギュレーター

マニフォルド・ダブルタンク緊急時に直接水面まで浮上できる範囲の活動であるオープンウォーターダイビングの場合とは異なり、テクニカルダイビングにおける呼吸装置の故障は即致命的となる。したがって、空気などのガス供給源を2系統使用し、さらにマニフォルド (manifold) と呼ばれる管でこれらを相互に接続することにより、いずれかの器材に故障が発生してもシステムからその器材を切り離すことで呼吸が継続できるできるようになっている。

デコボトル(ステージボトル)大深度での潜水の場合、酸素中毒を防ぐため呼吸ガスの酸素濃度を一定水準以下に抑える必要があるが、一方減圧のためには呼吸ガスの酸素濃度はできるだけ高いことが望ましい。この矛盾を回避するため、テクニカルダイビングでは酸素濃度の異なる2種以上の呼吸ガスを携行し、大深度では低酸素濃度(ボトム・ミックス)、浅深度では高酸素濃度(デコ・ミックス、トラベル・ミックス)のものに計画的に切り替え呼吸する。

ケイブ用サイドマウントタンク水中洞窟への潜水では、タンクが邪魔になり隘所を通過できない場合がある。このような場合、身体の横にタンクを装着することで通過が可能になる場合もある。また一旦タンクを身体から外し、隘所通過後に再装着することもあり、そのような場合背中にタンクを装着するよりも身体の横に装着したほうが手順が容易になる。このような理由で身体の横にタンクを装着することをサイドマウントと言う。

ロングホースタンクを一旦身体から外して隘所を通過する場合、ホースが短いとレギュレーターを口元に残すことが困難になりかねない。このような場合を考えテクニカルダイビングにおけるレギュレーターの片方には2mといった長尺のホースを使用する。オクトパスによる呼吸が必要になった場合、リクリエーショナルダイビングでは2人のダイバーが横に並んで遊泳するのが前提であるが、これでは隘所を通過することは困難であり、このような箇所では縦に並んで遊泳するためにもロングホースが必要とされる。

DINバルブ日本や米国では、タンクとレギュレーターの1stステージの接続部は、ヨーク式ないしクランプ式またはインターナショナルと呼ばれる、ガス通過部をそれとは別個のネジで固定する形式のものが多い。この方式は扱いが簡便と言う利点があるが、強い衝撃で外れやすく(この場合、タンク内の呼吸ガスは急速に失われる)またタンク圧が225気圧までに制限されるという欠点がある。そのため、信頼性を重視し、またタンク圧を300気圧にまですることがあるテクニカルダイビングでは、接続部自体がネジになっており、内蔵型2重Oリングでガス漏れのトラブルが少ないDIN(Deutsches Institut fur Normung:ドイツ標準化協会)式の接続部が使用される。


BC

テクニカルダイビングにおいてはOWダイビングで用いられる布製のBCに代わって、バックプレート、ブラダ、ハーネスが用いられる。

バックプレートとハーネス

バックプレートは背中に合わせて付けられる台形型の板で、ハーネスの帯などを通したり、タンクやブラダを取り付けるボルトの取り付けるための穴が開けてある。素材はアルミニウム、ステンレス、プラスティックなどの樹脂である。

ハーネスは馬具という意味であるが、ここでは一本の帯をバックプレートに通し、体に取り回して装着し、その帯にライト等必要となる物を取り付けるシステムを指す。



ブラダ(エアセル、浮力袋)

ブラダは空気などを入れて膨らませることで浮力を調整するもので、バックプレートに取り付けて使用するものである。OWで用いられるジャケット式BCとは異なり浮力体と取り付け部(バックプレートとハーネス)が独立しているので、装備に応じて適正な浮力の物を選ぶことが出来る。シングルパック、ダブルパック、ダブルセルなどの浮力体のかず、U型、O型など形の違いがあるが、各方式の善し悪しについては議論がある。


リブリーザー閉鎖式リブリーザー

呼吸排気から二酸化炭素を取り除き、酸素を補って再利用する循環式呼吸装置のことである。 広義には医療用の吸入全身麻酔器等もこの装置に含まれるが、一般的には、潜水用、災害救助用等の、一式を身体に装着して用いる装置を指す。 ソーダ石灰等のアルカリ剤を用いて二酸化炭素を除去した呼吸排気を、一旦カウンターラング(呼吸嚢)という袋に貯蔵し、ここに酸素、あるいは酸素濃度の高い混合気体を添加して、酸素分圧を呼吸に適した範囲に調整した後再利用する。酸素分圧の調整方式としては、酸素分圧センサーと電気弁を連動させ不足分の純酸素だけを供給する閉鎖式 (CCR:Closed Circuit Rebreather) と、常時一定量(呼吸によって消費される酸素量の何倍かの酸素を含む)混合気体を供給し、余剰のガスは外部に放出する半閉鎖式 (SCR:Semi-Closed Rebreather) があり、現在では40種類以上販売されている。 日本国内では90年代初期にEAN32を使用したフィーノ(レクリェーショナルダイバー向け、日産系)が販売された。「軽量」「排気ガスが少ない」といったリブリーザーの二次的な価値を宣伝文句にしていたが1996年に撤退。

CCRはSCRより長時間の連続使用が可能である上、酸素分圧が一定に保たれるため高圧下(大深度)での使用にも適しており、さらには排気による音の発生がないため神経質な生物の観察などにも適するが、装置が高価であるのみならず、保守が煩雑で費用も高額(酸素分圧センサーは高価な上寿命が短い)という欠点がある。特に産業・軍事以外の用途では、費用面から適正な酸素分圧センサーの保守がなされていないのが実情で、故障や動作不良により多数の死亡事故が発生している。このような背景から、洞窟や沈船などで本格的な探検調査をする際にはむしろSCRを使用し、その限界内で潜水計画を立てるべきという意見もある。

特殊なCCRとして、純酸素を呼吸する軍事潜水用のCCRがある。この装置では常に呼吸ガスの酸素濃度を100%に維持すれば良く、酸素分圧センサーは必要ないので構造的にはSCR並みに簡略化できる。ただし酸素中毒の関係で概ね5m以深には潜水することができず、その用途は上陸作戦等に限られる。


保護スーツピーバルブ

大深度では水上の気温の高い時期でも水温は低いことが多いこと、大深度ではウエットスーツは圧縮され保温能力が下がること、また減圧を行うなどで長時間の潜水となる場合が多いことのため、テクニカルダイビングでは、ウエットスーツを着用することは少なく、保温性に優れたドライスーツを着用することが多い。また、二次的用途として、浮力調整装置のバックアップとしてドライスーツを機能させることもある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki