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生誕Zomahoun Idossou Rufin
(1964-06-15) 1964年6月15日(55歳)
ダホメ・ダサ=ズメ
国籍 ベナン
出身校上智大学大学院総合人間科学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学
職業外交官、タレント、NPO法人運営者
活動期間1998年 -
影響を受けたもの北野武
活動拠点 日本
受賞 ベナン国民栄誉賞
公式サイト ⇒http://www.zomahoun.com/
ゾマホン・イドゥス・ルフィン(Zomahoun Idossou Rufin、1964年6月15日 - )は、西アフリカ・ベナン共和国出身の外交官(駐日本国ベナン共和国特命全権大使)[1]、タレント。
1998年、TBS系列のバラエティ番組『ここがヘンだよ日本人』にレギュラー出演して一躍その名を知られるようになり、特命全権大使になるまではオフィス北野に所属し、タレント活動をしていた。21世紀になってからはNPO法人の設立および運営、ベナン共和国第4代大統領ヤイ・ボニのアジア・オセアニア関連大統領特別顧問、駐日特命全権大使を兼務していた[2][3]。2016年、ベナンの大統領がパトリス・タロンに交代したことに伴って年内いっぱいで駐日大使を退任した[4]。
幼少時にカトリックの洗礼を受けているカトリック信者(クリスチャン)でもあり、本名のルフィンは洗礼名である。目次 1964年6月15日に西アフリカのダホメ共和国(現:ベナン共和国)ダサズメ・イガンガン村で生まれた。公務員の父の下、10人兄弟の末っ子として生まれる。しかしベナンは乳幼児死亡率が高い国家で一家も裕福であるとは言えず、ゾマホンの兄と姉に当たる兄弟は、2人を残して皆ゾマホンが生まれる前に死んでしまったという[5][6]。 ゾマホンの父は厳格で、幼少時のゾマホンにとっては非常に怖い存在であり、常に敬語を使って会話をしていたという。15歳の時にその父が過労による病気で急死し、ゾマホンは父方の叔父の家のあるコトヌー市に移り、叔父の家に住まいながら中学校に通う。当時のベナンにおける義務教育は有料であったが、父が教育に熱心で貧しい生活ながらも力を入れて子ども達を小学校に通わせたため、ゾマホンは勉強好きになる。成績は非常に優秀で、1986年に当時ベナン唯一の国立大学であった国立ベナン大学(現国立アボメ・カラビ大学 ゾマホンが日本に興味を持つようになったきっかけは、中学時代に授業で「日本人は、アジアで最も野蛮で恐ろしい民族だ。1938年に、南京で大勢の中国人を虐殺した(南京事件)」[7]と、非常に野蛮な国だと教えられたことであった。しかし、高校生の頃に日本がベナンとは比べものにならない程の先進国であることを知り、やがて日本へ行ってみたいという気持ちにつながっていった[5]。 ベナン大学在学中は中国語を学び[5]、漢字に興味を持ったことから、1987年に中華人民共和国の北京語言学院(現 北京語言大学)に国費留学した。学業の傍ら、アフリカ諸国の特命全権大使の専属通訳や、大使たちの車の清掃などのアルバイトをして得たお金を、母国の親族に送金していた。大学では、中国文化と中国語を専攻し、孫文や孔子の思想を学んだ。 中国でのクラスメートは日本人が多く、彼らとの交流を通じて日本に行きたいという思いをさらに強めた[5]。 修士課程修了後、北京語言学院のクラスメートの親に保証人になってもらい、1994年に自費留学生として来日[5][6]。東京都江戸川区・小岩にある学旺日本語学校(現・東京日英学院)に通いながら、ビデオカメラの把手部品の製造工場での仕事、語学講師、引越し屋の手伝い等数多くのアルバイトをこなした。午前中は日本語学校に通い、その他の時間はアルバイトに充てたため、睡眠時間は通常でも1日3?4時間、少ない時は1?2時間という生活を送る。生活費を切り詰めるため食事は1日1食で、公園などの水のみで生活した時期もあったという。このような生活がたたり胃潰瘍になったこともある。 また、留学の際に保証人となった高橋政昭の経営の工場で、作業中に激しい眠気が襲い、左手の人指し指を切断してしまう[5]。病院での入院費その他の諸費用は、全て高橋が負担した。そのためゾマホンは著作の中で高橋を「私にとっての神様です」と敬しており、また、最初のページに「故・高橋政昭・氏に捧ぐ」と書いている。また、ゾマホンが「日本とベナンの間の掛け橋になりたい」という夢を掲げるようになったのも、高橋の影響であるという。1997年2月、上智大学大学院博士前期課程(修士課程)に入学した。修士論文のテーマは、「母国ベナンにおける初等教育普及問題点?日本と中国を比較して?」[6]であった。
1 来歴
1.1 幼少期
1.2 日本への興味、中華人民共和国への留学
1.3 来日
1.4 テレビタレントとして
2 人物
3 ゾマホンの道徳論及び考え
3.1 日本観
3.2 国家・アフリカ
3.3 その他
4 略歴
5 教育普及・医療・福祉・環境への取り組み
6 著作
7 シングル曲
8 出演
8.1 バラエティ
8.2 ドラマ
8.3 映画
8.4 その他
9 脚注
10 外部リンク
来歴
幼少期
日本への興味、中華人民共和国への留学
来日