ソクラテスは自説を著作として残さなかったため今日ではその生涯・思想共に、他の著作家の作品を通して窺い知ることができるのみである。これは「ソクラテス問題」として知られる一連の問題を発生させている。
同時代の作家の内、劇作家・詩人のアリストパネスは戯曲『雲』においてギリシャのソフィストたちを揶揄し、その筆頭としてソクラテスを挙げている。ここではソクラテスの言動は揶揄のために誇張されていると考えられる[1]。
ソクラテスの弟子の一人とされるクセノポンは『ソクラテスの思い出』などソクラテスに関する文章を記しており、今日まで比較的よく保存されている。但し、クセノポンの描くソクラテスは通俗的で哲学者としての力量を捉えきれていないとの理解が一般的である。
同じくソクラテスの弟子であるプラトンの記した一連の対話篇には、ソクラテスが頻繁に登場する。しかしながら、特にメノン以降のソクラテスはプラトンの思想を表現するための人物として利用されている感がある(ただし前期対話篇についてはその限りではない)。
他の弟子による文章の一部やプラトンの弟子にあたるアリストテレスによる記述をはじめ後世の著作家による記述も残っている。
脚注^ 同時にそれが全くのでっちあげであれば揶揄としての効果を持たないことから、何らかの真実を含んでいるとも考えられる
関連項目
ソクラテス以前の哲学者
参考文献
ディオゲネス・ラエルティオス著・加来彰俊訳 『ギリシア哲学者列伝(上)』 岩波書店、1984年10月。ISBN 400336631X
田中美知太郎 『ソクラテス』 岩波書店、1957年1月。ISBN 4004120195
ウィキクォートに ⇒ソクラテスに関する引用句集があります。ウィキメディア・コモンズには、 ⇒ソクラテス に関連するマルチメディアがあります。
カテゴリ: 古代ギリシアの哲学者 | 紀元前460年代生 | 紀元前399年没
更新日時:2008年8月13日(水)16:06
取得日時:2008/08/18 00:52
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