外来語はその発音やつづりの特徴から以下のパターンが挙げられる。 1.つづりをスペイン語風に読む。
jersey /xe??sei/「ジャージー」
2.発音を優先し、つづりを書き換える。
f?tbol(←football)「フットボール」
3.原語のつづりをかえず原音に近い発音をする。わかりやすい特徴を挙げれば、j を y のように、h を j のように発音する。新しい外来語に多い。
jazz 「ジャズ」」/??aθ/,/'?as/
judo 「柔道」/??u?o/,/'?u?o/
hardware 「ハードウェア」 /xa??wea?/(d は原音では弱く、スペイン語化したうえで d を発音すると har・dwe・arのように分節されてしまうため消滅)
外来語の発音については、地域や世代、個人によって多少差がある。「1.」は古い外来語でよく見られるほか、固有名詞(商品名を含む)でよく見られ、たとえば Colgate(コルゲート)は「コルガーテ」と発音する。メキシコでは商品名のスペイン語化に関する法律もある。とくに人名や地名を原音に近い発音をする場合、原音の確認を要する場合が多いので、スペイン語風に発音しても間違いではない。また、お隣のポルトガル語はスペイン語とよく似ている一方、つづりの発音の違いやアクセントの規則の違い、独特の音韻変化などがあるため、しばしばアクセント記号が付加され、スペイン語式に読み換えられる。たとえばリオデジャネイロ(Rio de Janeiro; ポルトガル語の発音は「ヒウ・ヂ・ジャネイル」に近い)は R?o de Janeiro と表記し、「リオ・デ・ハネイロ」と発音する。また、サンパウロ(S?o Paulo)については、スペイン語に直訳されてSan Pablo(サンパブロ)と呼ばれるのが普通である。語頭の「s+子音」は/s/の前に/e/を付加して発音することが多い(付加しない人もいる)。例えばSpain(Espa?aの英語名)は/es'pein/または/'spein/と発音する。
大文字小文字文字名称
Aaa: ア
Bbbe: ベ
be grande: ベ・グランデ(大きい「ベ」の意味、v と区別する)
be alta: ベ・アルタ(高い「ベ」の意味)
be larga:べ・ラルガ(長い「ベ」の意味)
Ccce: セ
Chchche: チェ*
Ddde: デ
Eee: エ
Ffefe: エフェ
Ggge: ヘ
Hhhache: アチェ(単語中では発音しない)
Iii: イ
i latina: イ・ラティナ(ラテン語の「イ」の意味)
Jjjota: ホタ
Kkka: カ
Llele: エレ
Llllelle: エジェ、エリェ*
doble ele: ドブレ・エレ
Mmeme: エメ
Nnene: エネ
??e?e: エニェ
Ooo: オ
Pppe: ペ
Qqcu: ク
Rrere: エレ(歯茎はじき音 [?])
RRrrerre: エルレ* (歯茎ふるえ音 [r])
doble erre: ドブレ・エレ
erre doble: エレ・ドブレ
Ssese: エセ
Ttte: テ
Uuu: ウ
Vvve: ベ(b と同音)
uve: ウベ
ve baja: ベ・バハ(低い「ベ」の意味、b と区別する)
ve corta: ベ・コルタ(短い「ベ」の意味)
Wwdoble u: ドブレ・ウ
doble ve: ドブレ・ベ
ve doble: ベ・ドブレ
uve doble: ウベ・ドブレ
Xxequis: エキス
Yyye: イェ
i griega: イ・グリエガ(ギリシア語の「イ」の意味)
Zzzeta, ceta: セタ
zeda, ceda: セダ
*ch, ll, rr: 1994年以降、これらの文字を独立した一字として扱うことはやめた。また現在では、Real Academia Espa?ola (王立スペイン語アカデミー)の発行する辞書でも独立した文字としては、扱っていない。
表・話・編・歴スペイン語アルファベット
ABCDEFGHIJKLMN?OPQRSTUVWXYZ??????
abcdefghijklmn?opqrstuvwxyz??????
文法の特徴
名詞は男性名詞と女性名詞に分かれるが、-oや-eなどで終われば男性、-a, -ci?n や-dadなどで終われば女性という規則があるため比較的判別が容易である。
名詞の複数形は(e)sをつけて作るが、これはフランス語やポルトガル語同様西ロマンス語の特徴であり、語尾の母音を変化させる東ロマンス語(イタリア語やルーマニア語)とは異なる。
定冠詞は男女・複数の別ごとに存在する(男性単数el、女性単数la、男性複数los、女性複数las、中性lo)。ただ、女性名詞でもアクセントの落ちるaまたはhaで始まる単数名詞の場合はelを使う(el agua)。deの後に定冠詞elが来る場合には一つのdelという単語になる。
形容詞は基本的に名詞に対して後置される(例:un coche moderno)が、若干の形容詞あるいは話者の主観を述べる場合は前置されることもある。また、かかる名詞の性数に応じて変化する。(moderno, moderna, modernos, modernas)
フランス語のenやイタリア語のne, あるいはフランス語の y やイタリア語の ci に相当する代名詞は存在しない。
2人称は親称 t?(複数形vosotros/as)と敬称 usted(複数形ustedes)の2つ。中南米では古いスペイン語で使われていたvosが相手に対する蔑称として用いられることがある。vosはもともとは相手に対する尊称であったが現在は親称・蔑称の意味に成り代わっている。日本語の「貴様」のようなもの。ただし、一部では親称として用いられることもあり、特にアルゼンチンでは全国でvosのみが使われるといってもかまわない。2人称複数である vosotros/as は、vos と otros(「他」の複数形)が接合したもので、スペインでしか使われず、中南米では親称としてもustedesが一般的に使用される。usted は vuestra merced(直訳すれば「あなたの厚意」)が2人称尊称として(主に騎士が主君に対して)用いられ、短縮されたもので、動詞の活用は3人称である。T? と usted の用法はスペインと中南米では違いがあり、スペインでは改まった場面でなければ初対面でも t? を使うことがよくあり、また、部下が上司に対して t? を使うこともよくある。しかし、中南米では、 t? を使うのは親しい人や目下の人に限られる。但し、キューバではスペイン同様 t? をよく使う。
1人称複数の nosotros/as は古スペイン語では nos で男女の区別もなかった。