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スクイズ

体内の空隙などが水圧によって押しつぶされたり引っ張られたりする現象をスクイズ(スクイーズ)という。中耳腔のスクイズによって鼓膜が破れるおそれがある。鼓膜の損傷を防ぐには耳抜きという動作を行う。副鼻腔虫歯マスクドライスーツも、スクイズを起こして痛みを感じることがある。潜行するにつれて、マスク内の空気が陰圧になることで、マスクが顔に押し付けられたり、ひっぱられたりして痛みを感じる現象をマスクスクイズと呼ぶ。マスクスクイズを防ぐためには、鼻からマスク内に空気を送り込むマスクブローを行う必要がある。潜水前に飲んだ炭酸飲料の気泡により、胃腸に不快感をおよぼすこともある。


減圧症減圧症イメージ画像

水中で高圧の環境に長時間暴露されることにより、体内の各組織には窒素などの気体が取り込まれる。浮上により周囲の圧力が低下してくると、組織に取り込まれた気体は徐々に放出されるが、このときの圧力低下が急速であると、体外への気体の排出が間に合わなくなり、体内に気泡が形成される。この気泡が血管を閉塞して発症する疾患が減圧症である。

減圧症を発症しないためには、十分に遅い速度で浮上する必要があり、通常、潜水の分野で減圧と言えば、この目的で行う遅い浮上を示す。実際的には、浮上速度を長時間にわたってコントロールすることは非常に難しいため、一定深度で一定時間停止する、減圧停止と呼ばれる手順が用いられる。

潜水計画時において、減圧表(ダイビング・テーブル)と呼ばれる表から減圧停止を行わなくてはならない深度・時間を読み取る。最近は事前の計画をせずに、ダイビングコンピューター(自動化した減圧表)を装着し、その指示に従って潜水する場合が多い。

万が一、減圧症になってしまった場合の治療方法としては、現在、チャンバーという高圧機械の中に入る方法が主である。 チャンバーを持つ病院数は多くはないが、例としては東京医科歯科大学の高気圧治療部が挙げられる。


窒素酔い

窒素麻酔作用によるアルコール酔いに似た症状のこと。窒素中毒( ⇒en:Nitrogen_narcosis)ともいう。個人差もあるが、概ね30mを超える程度まで潜ると症状が発現しはじめ、さらに深くまで潜水を続けると、感覚や思考が麻痺し、口からマウスピースを外したりするような危険な行動をとったりもする。浅いところへ浮上すれば、速やかに醒める。低水温、暗い海、視界不良、激しい運動は窒素酔いを増長する傾向にある。呼吸ガス中の窒素分圧が高いことが原因なので、ヘリウムのような、麻酔作用の小さい低分子量のガスを主体とした呼吸ガスを用いることで回避できる。詳しくはテクニカルダイビングの項参照。


酸素中毒

酸素分圧が一定範囲以上のガスを呼吸しつづけると、突然の痙攣、意識消失などを伴う酸素中毒を発症する可能性がある。水中で酸素中毒を発症した場合致命的であることから、特殊な目的のため綿密な計画の下に行う場合以外は、決してスクーバダイビングの呼吸ガスとして純酸素を用いてはならない。時折、スクーバダイバーの携行する呼吸用ガスタンクを酸素ボンベと称する場合があるが、これはほとんどの場合誤った用語である。


事故の種類

ガス中毒

エアー切れ
これを防ぐため、通常はタンク内の空気が50気圧未満にならないようにダイビングを終える。

急浮上

溺水

低体温(ハイポサーミア)

ノーパニック症候群

漂流

ダイバーの不注意による何らかの生物からの危害


関連項目

洞窟潜水

テクニカルダイビング

ダイビング器材

潜水士

潜水(関連映画)

月刊ダイバー


外部リンク

日本潜水学会

日本潜水協会

潜水医学

CaveteK Club(日本事務局)
カテゴリ: ウォータースポーツ | 海洋学

更新日時:2008年7月19日(土)23:44
取得日時:2008/08/19 13:26


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki