北朝鮮が核開発疑惑により国際社会から孤立し始めた1994年、カーターはアメリカ大統領経験者として初めて訪朝し、当時の金日成国家主席と会談した。この席でカーターは韓国大統領金泳三との南北首脳会談実施の提案をし、金日成の同意を得る。しかし、直後に金日成が急死し実現には至らなかった。このとき会談が実現していれば、朝鮮半島の南北関係、および北朝鮮と国際社会との関係は、今日のそれらとは異なるものになっていたかもしれないと言われている。
またカーターは、2002年5月にキューバを訪れフィデル・カストロに会った。1959年の革命以来初めてキューバを訪問したアメリカ大統領職経験者となった。
大統領任期中は、「人権外交」を標榜しながら大した果実を得られず、またイラン革命やソ連のアフガニスタン侵攻を許したが、大統領職を退いてから上述のような世界を驚かせる外交手腕を見せた事から「数十年間にわたり、国際紛争の平和的解決への努力を続け、民主主義と人権を拡大させたとともに、経済・社会開発にも尽力した」ことを評価され2002年にノーベル賞平和賞を受賞するなど、その手腕は国際的にも高く評価された。
しかしその反面「史上最強の"元"大統領」、「最初から"元大統領"ならよかったのに」と、賞賛と半ば皮肉をこめて国内外のマスコミに呼ばれていた。
潜水艦の乗組員として勤務した経験のあるただ1人の大統領として、海軍は潜水艦にカーターの名を命名した。ジミー・カーター(USS Jimmy Carter, SSN-23)は、命名時にまだ生存している人名を付けられた少数のアメリカ海軍艦船のうちの一隻として、1998年4月27日に命名された。
トピック
1979年6月、来日時に夫人と共に六本木の焼き鳥店へ来店している。表面上は「ふらりと」、「お忍びで」訪れているように報道されたが、実際には大使館側の予約であること、その場に居た客も「仕込み」のサクラであることが判っている。
カーターは1990年、梵鐘が縁で広島県甲奴郡甲奴町(現・三次市)に訪問、以後も交流が続いている。1994年には同町にジミー・カーター・シビックセンターが落成、カーターも再訪した。詳しくは ⇒1を参照。
2007年2月11日に授賞式が行われた「第49回グラミー賞」で、オーディオブック「Our Endangered Values:America's Moral Crisis」が最優秀朗読アルバム賞を受賞した。
任期中に「バイ・ドール法」という俗称の国家予算による研究成果を民間に権利帰属することを認める法律が策定されるなど,現在の産学連携状況の基礎を作り上げる元となった法律が成立した時期でもあった。
2007年10月10日にCNNのSituation Roomに出演し現政権や大統領選挙候補予定者を批判した。またイラクに駐在しているアメリカ軍の早期撤退をするべきだと述べた。イランに対する政策では何よりも対話が必要だと強調した。
関連項目
ズビグネフ・ブレジンスキー
モハンマド・レザー・パフラヴィー
ルーホッラー・ホメイニー(アヤトラ・ホメイニ)
レオニード・ブレジネフ
南部バプテスト連盟
外部リンクウィキメディア・コモンズには、 ⇒ジミー・カーター に関連するマルチメディアがあります。
⇒Carter Center
⇒Jimmy Carter Library and Museum
⇒Jimmy and Rosalynn Carter Partnership Foundation
⇒http://www.achievement.org/autodoc/page/car0int-1 Jimmy Carter Interview at Acheivement.org
⇒http://www.achievement.org/autodoc/page/car0pro-1 Jimmy Carter Profile at Acheivement.org
⇒http://www.achievement.org/autodoc/page/car0bio-1 Jimmy Carter Biography at Acheivement.org
⇒http://www.achievement.org/autodoc/page/car0gal-1 Jimmy Carter Photo Gallery at Acheivement.org
⇒Biography, via whitehouse.gov
⇒Biography via ourgeorgiahistory.com
⇒Biography, via geocities.com
⇒Navy Years, via submarinehistory.com
⇒Inaugural Address of Jimmy Carter via re-quest.net
State of the Union Addresses: ⇒1978, ⇒1979, ⇒1980, ⇒1981 (written message) at UCSB's American Presidency Project
⇒Audio recordings of Carter's speeches, via Michigan State University
⇒Nobel lecture, Oslo, Norway (10 December 2002)
⇒Nobel Prize for Carter
⇒About the malaise speech, via PBS
⇒The malaise speech text, via PBS
⇒The 1980 October Surprise