サバイバルナイフ
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ブッチャーナイフブッチャーナイフ

精肉業者が用いるナイフで、性質的には「叩き切る」という側面において(なた)やに近く、汎用の刃物ではない。食用の獣肉を切り分けるという目的に特化した独特の構造・形状を持ち一般では利用されないが、かつて一般の家庭でもニワトリなどの家禽程度であれば屠殺が行われていた時代・地域によっては、農村部を中心に、似たような用途・形状の刃物が用意されていた。


電工ナイフ日本の電工ナイフ。右から折り畳みタイプ、鞘付きタイプ、その鞘。鞘の突起をスライドするとロックが掛かりナイフが脱落しない。左端は加工中の電線。

主に電気工事士電線の被覆剥き等の線材加工などに使うナイフ。腰に着けた工具ベルト(安全帯・胴綱)へ安全・コンパクトに収納できることから、旧来からのものは折りたたみ式であるが、高所作業の多い電気工事の現場では刃を出し入れしなければならない作業効率の悪さから、最近では折りたたみ機構を廃しベルトに吊るプラスチック製のとセットになった電工ナイフがよく使用される。

突く作業がないことから先端が尖っておらず、に似た形状をしていて刃も厚めである。多くの電工ナイフはこのような形状だが、普通のナイフのような形のものもある。力を加えて正確な作業をするため切先を使うことは少なく、刃の中央から手元寄りを主に使う。硬度の高さと手入れの容易さを求められることからの製品が多く、通常の砥石で砥ぐことが出来る。刃付けは両刃で角度はやや鈍く、過度の切れ味より芯線を傷つけない程度の切れ味が良いとも言われるが、研ぐ電気工事士本人の錬度や好みが出る。

一般的な電工ナイフは「電工」と言っても絶縁性のある造りではなく、むやみに充電部(電気の流れている場所)に触れて工事するのは危険である。充電部への加工が必要な場合は専用の絶縁電工ナイフを使用するが、専ら特殊用途である。 柄の部分はまたはプラスチック製であるものが多く、また高所や狭い場所で取り落として作業に支障をきたしたりしないよう、鞘に脱落防止用のロック機構があったり、柄の部分に長い紐をつけて扱えるよう紐穴が設けられた製品が主である。

映像・音響用ケーブルなど被覆が柔らかく芯線も柔軟な場合では、使用する線材によってカッターナイフなどで代用される場合がある。芯線が柔軟な場合には、電工ナイフで芯線に傷をつけてしまうこともある。ただし電源用ケーブルなど配電用のものでは被覆が硬くカッターナイフでは力不足(カッターナイフでは刃が薄いため、力を入れると撓ったり折れてしまい扱いづらい)であるため、電気工事士はこの電工ナイフを使用しており、資格試験においても同ナイフの扱いが試験問題の中に見られる。 実技試験においては電工ナイフではなく工作用カッターナイフを使用してもよい。また、2003年度(平成15年度)よりワイヤーストリッパー(皮むき機)の使用ができるようになった。


ダイバーズナイフダイバー用ナイフ

ダイバーズナイフ(ダイビングナイフ、水中ナイフとも)はスキン・ダイビング程度ではあまり必要ではないが、スキューバダイビングの場合には必須とされる。中で使用するため、刃にはびにくいステンレスが用いられ、中性浮力に近づけるため柄には中空で刃以上の大きさを持つ樹脂が用いられたり、コミュニケーション手段に水中でエアタンク(空気ボンベ)や石を叩いて音が出しやすいように柄の端に金属が剥き出しになっていたり、手袋をはめた手でも脱着しやすいように工夫されている。着脱に際して胴回りのスキューバ機材を傷つけると命に関わる為、装着位置は実用ナイフには珍しく、主に脛である(シースにもそのためのベルトが付いている)。

特に海中では、海草に絡まったり、などに引っ掛かったりして、生命の危険に晒される事が多く、また素手で触ると危険な生物も多いため、これらのナイフは、ダイバーの生命を守る道具として利用される。なお、水中で物を切る場合は、空気中で物を切るよりも摩擦が少なくて、刃先が滑る事が多いため、わざと目の荒い砥石で研いで、刃先を細かい鋸刃のように加工する。

その他、数多いダイビングの楽しみの中に、を与えるフィッティングがあるが、水中で魚の餌を切り分ける際にも、これらダイバーズナイフは利用される。

なお、潜水士は、業務中はナイフの携帯を法律で義務付けられている、唯一の職種である。


登山ナイフいわゆる「登山ナイフ」

用途の面から見ると登山ナイフという分類はなく、本来は「アウトドアナイフ」という非常に広範囲で曖昧な分類が存在する。「登山ナイフ」という区分は、ナイフメーカーもナイフ愛好家も当の登山家さえ使わない言葉である。この言葉は、ナイフに興味のない人が、大型で日常では用途の見出しがたいナイフを指す時に使われる[要出典]。[7]この分類名の由来は、日本でアウトドアライフ全般を「登山」と括ってしまったことによる。さらに登山(アウトドア)にサバイバルやハンティングのイメージまで加わったことで登山ナイフという呼び方が出来た[要出典]。

たしかにかつての登山・アウトドアでは焚き火の薪取りや藪こぎなどで大型のナイフ・ナタを使用する場面があった。しかしその場合も「シースナイフやナタを登山に使っていた」のであり、登山ナイフと言う分類ではなかった。さらに近年では登山道の整備、携帯コンロの進歩、環境問題などから、ナイフを使って藪こぎや薪取りをする機会はほとんど無くなった。現在一般的な登山では小型の多機能ナイフなどを、ナイフとしてではなく缶切りやハサミ目的で携帯する程度である[要出典]。現在登山・アウトドア活動で「登山ナイフ」と形容されるタイプのナイフを携行する者はほとんどおらず、「刃渡り10cm以上のナイフを持ってくる者は化石か素人か危険人物」と言われるほどである[要出典]。

登山ナイフという分類が存在しないにも拘らず、事件報道警察発表で登山ナイフと呼ばれると登山・アウトドアのイメージが不当に悪くなってしまう。そのため登山・アウトドア関係者は前出の多機能折りたたみナイフを「登山ナイフ」と呼び、事件で使われた大型のシースナイフ等を登山ナイフと呼ばないよう呼びかけている[要出典]。


ユーティリティ、フィールド&ストリーム

「登山ナイフ」と呼ばれるものの用途イメージに今日最も近いものに対する、ナイフメーカー側の呼称。ユーティリティは「万能」、フィールド&ストリームは「野原と河原」の意である。主に握り易く滑りにくいハンドル(握り)をもち、多少手荒に扱っても折れたり曲がらない堅牢性を備える。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki