サウジアラビア
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外交アブドゥッラー皇太子(当時)とアメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領

独立後、冷戦時を経てアメリカやイギリスなどの西側諸国との関係が深く、特に中東では珍しい親米。一方でイスラム教国の盟主的な存在であることから、ユダヤ人国家であるイスラエルを承認していない。しかし両国ともにアメリカやイギリスとの関係が深いことから表面的には対立を避けていることもあり、お互いに無視しているような状態である。

また、歴史的な関係が深く、ともに王室が存在しているスペインとは王室同士の交流が頻繁にあるなど友好関係が深い。

なお、イスラム国家に対する対立の歴史がない日本とも、特に1960年代高度経済成長以降日本がエネルギー外交を進めることもあり、石油の輸出入などの貿易を含め敵対的でない関係にある。

しかし、日本皇室は、人権について大きな問題があるため(表向きは日本と違いすぎる気候と政情の不安)その接近に関して宮内庁側が極めて慎重である。反面、内閣等の経済的理由からの強い要望で2回の皇太子訪問がなされた。


司法

サウジアラビアでは宗教が法律となり、コーランに基づくイスラム法(シャーリア法)により統治が行われている。しかし、実際は部族的慣習がそのまま社会的慣習となっているケースが多く、数々の矛盾を孕んでいるため、他のイスラム圏では見られない独特の環境を生み出している。 原則的に女性と男性は完全に区別されている。女性による自動車の運転の禁止(イスラムでは禁じられていない)や公共の場所でのアバヤ(ベール)、ヒジャーブ(スカーフ)、二カーブ(顔のベール)の着用は一般にサウジアラビアの習慣について語る際にしばし用いられる特徴的なことであろう。 結婚、就職、旅行など全ての行為について、父または、その男兄弟、夫などの「男性保護者」の許可が必要であり、女性個人の自由な選択の余地は殆ど無い。 例えば強姦された女性は鞭打ち200回、禁固6月の刑に処せられた。これに抗議した女性の弁護士は資格を剥奪され国外退去となった。裁判はアラビア語のみで行われ、被告がアラビア語を理解できなくても通訳無しで一方的に進められる。また、証人はイスラム教徒の男性がアラビア語で証言しなければ証拠能力を認めない。このため、外国人労働者には極めて不利な裁判になっている。また幼児は割礼を強要される。また、名誉殺人なども存在しているとされる。

そのほか人に対して、飲酒やポルノ類の持込などに対しては重刑が課せられる。イスラム思想に則り法整備をしており、麻薬強姦殺人においては斬首刑窃盗においては手首切断や、飲酒においては鞭打ち刑などの身体刑を行っており、また裁判についても被告が理解できない言語で公判が進められたりと公平でない上、判決を容認しない場合は、弁護士などは資格を剥奪される。西欧各国のメディアより非難されている。

2007年にはスリランカから出稼ぎに来ていた19歳のメイドが赤ん坊にミルクを与えた際に気管に詰まり、メイドが救命措置を取ったが死亡してしまい、その罪により斬首刑が宣告された。[1]

イスラーム法に従い、10歳前後での早婚も公に認められている。[2][3]


人権

サウジアラビアにおいては、前近代的なイスラーム法に基づく人権侵害が数多く報告されており、国際社会からの批判を浴びている。これはサウジアラビアでは宗教が法律と融合しイスラム教を擁護する法としてのイスラム法が規定され、それに基づいて行政が執行されているためである。このため近年は、欧米諸国からのみならず、他のアラブ諸国からも人権擁護の声が寄せられる。

具体例として、女性や同性愛者などの性的自由の著しい抑圧、人体の切断や公開の斬首刑などの残虐な刑罰、イスラーム教ワッハーブ派以外のすべての信仰を「邪教」と断じ、禁止していることなどが挙げられる。また、雇用主による、外国人就労者に対するパスポートの取り上げ(スポンサー制度)も横行しており、国際労働機関(ILO)から再三に渡り改善勧告を受けている。


言語

言語は公用語がアラビア語で、同時に日常生活でも使われている。


宗教メッカ

宗教はイスラム教ワッハーブ派が国教である。このため、国民が他の宗教を信仰することは禁じられており、サウジアラビア国籍の取得の際にも、イスラム教ワッハーブ派への改宗が義務付けられている。ただし、シーア派の聖人廟の影響で、東部には国民全体の10〜15%程度のシーア派住民がいる。シーア派住民は多数派であるワッハーブ派から様々な圧迫・差別を受けてきたといわれる。

西部にはイスラム教の聖地であるメッカがあり、世界各地から巡礼者が訪れることもあり、イスラム世界においての影響力が大きい。


教育

イスラム教を国教とする祭政一致国家のため宗教教育が重視されるが、自然科学や実技については不十分とされる。初等教育の段階でクルアーン(コーラン)の朗誦、講義を受ける。高等教育ではコンピューターや金融など第3次産業に関わるカリキュラムが組まれる。

宗教教育では「イスラム以外の教えは誤りで地獄に落ちる」と規定して[4]ジハードをイスラムの重要な要素(またサウジアラビア建国とつながり深いため)として教えているため、同時多発テロイラク戦争などで多数のテロリストを「輸出」することになった。そのため「ジハードは国王の勅命によってなされるもの」との定義がサウジアラビアの王立イスラム法学会の学者による決定が「国民会議」で出され国王に受け入れられた。


文化


スポーツ

近隣の中東諸国同様サッカーが盛んであり、実際に中東、アジア内の強豪の1国として知られている。アジアカップの上位争いの常連であるだけでなく、FIFAワールドカップの常連としても知られている。


大衆文化

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen