エピソード
マスコットの発表当初は「何なのか分からない」と定着しなかったが、着ぐるみを帯同しての小学校、イベントへのこまめなPR活動と、グッズの出張販売により徐々にキャラクターが浸透。知名度が高まった。
そのコバトングッズ販売の目的に「彩の国まごころ国体」の運営資金を得ることがあった。「彩の国まごころ国体」開催準備の時期とは、景気後退のまっただ中にあり、会場建設規模を縮小するなど県の支出の抑制が図られており、その一環としてグッズ販売による収入を国体運営費用の一部とすることとされたのである。グッズ販売の売上げは最終的に1億円に達し、収益金の一部(500万円)は秋季大会開会式当日の夕刻に発生した新潟県中越地震の義援金に充てられた。
2004年、彩の国まごころ国体実施に当たって西武ライオンズの松坂大輔選手が広報インタビューに応じた際、コバトンのぬいぐるみが2体寄贈された。そのうちの1体は西武のポストシーズンに帯同して全試合ベンチ入り、西武のパ・リーグ優勝と、日本一の胴上げにも参加(日本一の胴上げの写真には、胴上げのどさくさに紛れてコバトンのぬいぐるみを高々と掲げる星野智樹の姿が映っている)しており、全国へコバトンの存在を知らしめることとなった。
その他、この年コバトンが国体のPRに訪れた県内のサッカー球団は、浦和レッズはJ1セカンドステージを制覇し大宮アルディージャはJ1昇格を達成、L・リーグのさいたまレイナスも逆転優勝を果たした。これらの事実により、コバトンは「勝利を運んでくるマスコット」「勝利の鳥」ともされた。他の球団・クラブを応援している応援団・サポーターからは「この鳥がいたから優勝できなかったのか」とヤッカミまで受けてしまうほどのものとなり、また埼玉県内でのイベントではコバトン自らがうっかり幸運を射止めたケースもあるようである。
秩父市の和同開珎を模した商品券にコバトンが描かれている。
2005年発売されたぬいぐるみのSには2種あり、形状が微妙に異なっていた。
2005年から、2006年3月の埼玉県広報誌「彩の国だより」では、コバトンとじゃんけんをするコーナーが存在した。
県が作ったポスター「2005年11月14日県民の日」に、コバトンと、子供たちがわくわくな顔をしていた。
県内の学校給食では、牛乳のパッケージにコバトンを模したものや、コバトンパンなどが存在する。
県のPR書類にはコバトンが多く存在し、クールビズ、ウォームビズ、2006年埼玉スタジアムで行われたバスケットボール世界選手権の県内PRにも一役かっていた。
2008年に埼玉県で開催される全国高校総体(インターハイ)のマスコットとしてもコバトンが採用され、JR浦和駅西口の駅前広場には2004年の国体開催当時を彷彿とさせる各種競技をしているコバトンのイラストが描かれた広告版が設置されている。なお、埼玉県内のコカコーラの自動販売機にはシールが貼られている。
前述の通り、コバトンの使用は広く認められているが、埼玉県が作成する「コバトン デザインガイドマニュアル」があり、コバトンを使用する時はこのマニュアルに掲載されているデザインを使用することになる。マニュアルとはいっても民間に広く開放されており、規制についても行政にしてはかなり緩やかなものである。また県のマスコットになった後も毎年のように新デザインが追加されている。
コバトンのぬいぐるみ(着ぐるみ)では、夏祭りなどを盛り上げるため、コバトン専用の「はっぴ」や、コバトン専用の「女の子バージョン」の衣服などが存在する。コバトンはかなりの“衣装持ち”である。
この他コバトンの緑色バージョンである「ミドコバ」君も存在する(後述)。
前述の通り、スポーツ選手などといった有名人が県庁を訪れた際にもコバトンが話題に昇ることが多く、最近では2007年5月25日、マンシングウェアオープン KSBカップ優勝報告のため埼玉県庁を訪れたアマチュア(現プロ)ゴルフ選手の石川遼(松伏町出身)に、上田知事がコバトンのぬいぐるみをプレゼントした。
2008年1月下旬、西武30000系電車が日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)から納車された際、コバトンのぬいぐるみが埼玉西武ライオンズのマスコットのレオと共に最後部の車両の運転台に飾られ、鉄道ファンを驚かせた。
2008年4月10日、第80回選抜高等学校野球大会準優勝報告の為聖望学園野球部員と監督が埼玉県庁を訪れ、主将に知事からコバトンの特製ぬいぐるみが贈られた。