地質学や天文学におけるケイ酸塩は岩石の種別の一種であり、ケイ酸塩鉱物を主成分とするものを示し、火成岩、変成岩、堆積岩の多くがこれに含まれる。地球のマントルや地殻は主にケイ酸塩によって構成されており、他の地球型惑星についても同様である。
地球では、地殻の形成、および部分的な融解、結晶化、分画、変成作用、風化、続成作用などの過程によって多種多様なケイ酸塩鉱物が生成してきた。地表付近においては生物もケイ酸塩の生成に寄与している。プランクトンの一種である珪藻はケイ酸塩からなる被殻を作り出す。深海の沈降物は主に珪藻の被殻からなっている。
鉱物学ではケイ酸塩鉱物はそのアニオン部分の構造によって以下のようなグループに分類される。各グループにどんな鉱物が属するかは鉱物の一覧に詳しい。
ネソケイ酸塩鉱物(四面体単体) ? [SiO4]4?、カンラン石類、柘榴石類など。
ソロケイ酸塩鉱物(四面体2量体) ? [Si2O7]6?、ベスブ石、緑簾石類など。
サイクロケイ酸塩鉱物(環状) ? [SinO3n]2n?、緑柱石、電気石類など。
イノケイ酸塩鉱物(単鎖状) ? [SinO3n]2n?、輝石類など。
イノケイ酸塩鉱物(2本鎖状) ? [Si4nO11n]6n?、角閃石類など。
フィロケイ酸塩鉱物(層状) ? [Si2nO5n]2n?、雲母類や粘土鉱物など。
テクトケイ酸塩鉱物(3次元網目状) ? [AlxSiyO2(x+y)]x?、石英、長石類、沸石類など。
テクトケイ酸塩鉱物はアルミニウムなど価数の小さい原子でケイ素が置き換えられ、全体として負電荷を帯びる場合にのみカチオン種を含む。このような置換は他のケイ酸塩でも起こる。
いくつかの希少な鉱物では、結晶構造中に複数種のアニオンが共存していたり、上に挙げた種別の中間の構造を持つ複雑なアニオンを含んでいる。
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^ Cotton,F.A. ;Wilkinson,G. ;中原勝厳(Nakahara,Masayoshi)(訳)「コットン・ウィルキンソン無機化学-第4版」培風館(1987/09)
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ケイ酸
鉱物、鉱物の一覧
カテゴリ: 無機化合物 | ケイ素の化合物 | 鉱物学
更新日時:2008年8月7日(木)16:51
取得日時:2008/08/30 00:14