日本初のクイズ番組は、1946年12月3日にNHKラジオで放送を開始した『話の泉』であった。内容は現代のクイズ番組というよりは、むしろ蘊蓄を語り合う物知り番組的なものであった。これ以前、つまり戦前・戦中にはNHKラジオ(当時の唯一の放送局)はクイズ番組はなく、「クイズ」という言葉自体が日本にはなかったようである。
民放でのクイズ番組第一号はCBC「ストップ・ザ・ミュージック」(ラジオ番組)であった。
その後多くのラジオのクイズ番組が登場したが、テレビの普及とともにラジオのワイド番組の1コーナーとなるなど、縮小していった。その後のクイズ文化の主な担い手がテレビであることはいうまでもない。
日本のテレビのクイズ番組の第一号は、1953年2月20日スタートのNHK『ジェスチャー』である。
その後、民放テレビが開始され、娯楽性を強調したクイズ番組が次々と登場することになる。
視聴者参加型クイズ番組の最盛期は1980年代頃であった。その時期は数多くのクイズ番組が放送され、ゴールデンタイムでは毎晩どこかの局で必ずといっていいほど放送され、『アメリカ横断ウルトラクイズ』に至っては年に一度の大型特番として君臨し、全国の大学や社会人サークルに「クイズ研究会」ができるきっかけとなった。しかし1985年秋に『アップダウンクイズ』『クイズ天国と地獄』が終了したのを皮切りに、翌1986年3月には『クイズタイムショック』『三枝の国盗りゲーム』『世界一周双六ゲーム』も相次いで終了、視聴者参加型クイズ番組の全盛期は終わりを告げた。そして1990年代前半には「クイズ王ブーム」が起こったが、問題のレベルが高くなりすぎたために視聴者離れを起こし、1992年に『アメリカ横断ウルトラクイズ』がレギュラー開催を終了し、1995年以降はタレント参加型のものがほとんどとなっている。
生まれては消えていくクイズ番組が大半の中、2000年代まで生き残ったクイズ番組は『パネルクイズ アタック25』と『日立 世界・ふしぎ発見!』の二つだけであり両者共通しているのはルールの一部変更はあったもののスタイルがほぼ変わらなかったことである。
2000年以降、高額賞金を売り物にした番組も増える気配を見せたものの、『クイズ$ミリオネア』以外は定着せず、むしろ賞金・賞品のないクイズ番組が増えている傾向にある。
一方、タレント参加型のクイズ番組は1980年代の『象印クイズ ヒントでピント』『クイズダービー』『世界まるごとHOWマッチ!!』などのブームを機に1990年代に黄金期を迎え、特に日本テレビ系列の『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』『マジカル頭脳パワー!!』『どちら様も!!笑ってヨロシク』、フジテレビ系列の『なるほど!ザ・ワールド』『平成教育委員会』『クイズ!年の差なんて』が脅威的な視聴率を記録するが、マンネリ化や行き過ぎたゲーム化路線で次第に視聴者から飽きられ、一部の番組では名司会者の引退や逝去といった不運も重なり、1999年の『マジカル頭脳パワー!!』終了以降、氷河期が始まる。その後は『日立 世界・ふしぎ発見!』『クイズ$ミリオネア』『クイズ赤恥青恥』などが支え続けるが、クイズ番組は減少の一途をたどる。
そんな中2003年に『クイズ!ヘキサゴン』が始まりクイズブーム復活の兆しが見え、2004年『脳内エステ IQサプリ』や深夜番組『サルヂエ』の好調により、タレント参加型クイズはブームが再燃した。2005年10月からゴールデンタイムに多くのクイズ番組が誕生。特にフジテレビは2006年10月から2007年3月までは火曜日と金曜日を除く、19:00台は全てクイズ番組で構成されていた。一時期、クイズブームは下火になっていたが、2007年から『ネプリーグ』(フジテレビ)、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!(プレッシャーSTUDY)』(テレビ朝日)など知識系クイズ番組に加え、視聴率の低下に苦しんでいたヘキサゴンはルールを一新し『クイズヘキサゴンII』と生まれ変わり、「おバカタレント」の予想もつかない珍回答で視聴者を魅了するという新しいクイズ番組が誕生した。
また、BSデジタル放送がスタートした2002年12月1日には放送を開始した午前11時から3時間後の午後2時に、『NEWSアカデミー」』(BS-i)で双方向のクイズ番組がスタートした。これらは番組に視聴者がリモコンを使って早押しクイズなどに参加できるシステムを多彩な演出やプログラムによるゲーム参加で楽しめるようにしたものがほとんどで、一部のファンが付いているもののマンネリ化も進み、人気番組だった『TIME OVER』などの終了、また個人情報保護法による視聴者情報の管理の変化や視聴者の個人情報に対する意識の変化などにより一時期より衰退している。
2006年頃からニンテンドーDSのゲームでクイズ番組で実際行うクイズ(オリジナルクイズもソフトによってはある)を楽しめるソフトも発売されている。
2008年に入り、テレビ朝日は深夜時代好調だった『クイズ雑学王』、『ガリベン』がゴールデンに参入し好調の『Qさま!!』に加え、4月から『ザ・クイズマン!』をゴールデンに昇格させるなど積極的にクイズ番組を増やしつつある。これに対抗してフジテレビは2007年までに放送している『平成教育予備校』『ネプリーグ』『クイズヘキサゴンII』『脳内エステ IQサプリ』に加え4月から『全国一斉 日本人テスト』『検定ジャポン』を新設し火曜を除く6日間の19時台をすべてクイズ番組化する“ベルトクイズF&F”とし勝負に出るなどクイズブーム再燃となりつつある。 しかしテレビ朝日、フジテレビ以外のテレビ局はクイズ番組には消極的ともいえ、4月以降プライムタイムに放送されているものは、TBSは長年続いている『世界ふしぎ発見』『さんまのSUPERからくりTV』『どうぶつ奇想天外!』(ぴったんこカンカンはグルメ番組色が強い)の3本、NHKは『クイズモンスター』の終了と『アートエンターテインメント 迷宮美術館』の放送時間変更でプライムタイムからのクイズ番組が消滅した。